早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

景 色/ぶらっと街歩き…古都ホイアン編

2017年04月24日 | 景色

16〜17世紀、国際貿易都市として栄えた街ホイアン
様々な国の貿易商が滞在したため
世界各国の建築物が点在し、とてもエキゾチック。 



特にホテルのある周辺は180年前の町並みが残る旧市街で
街全体が世界遺産に登録されています。



黄色い壁にピンクのブーゲンビリアが咲き乱れ 



なんとも香しい… この花なにかしら?



4月の初旬で気温は28℃ほど
しかし 想像を絶する湿度の高さには観光客も閉口です。
ちょっと歩くと汗びっしょり。化粧もすべてダラ〜。
だからシクロを使って狭い旧市街地を回る人も多いみたい。



ホイアンの一番の名所は 来遠橋(通称:日本橋)
1593年に在住の日本人が建てたとされる400年を超える木製の橋です。



早朝に撮ったのでこの通り…
昼間は観光客でごったがえしてます。(笑)



その昔の航海の安全を祈願しているのだそうです…いぬ? 



橋からの眺めに癒されるのは同じアジアに生まれた者だからでしょうか… 



この橋のすぐたもとにある路上の食堂 「マン」



湿度は高くても木陰は気持ちいい… 
ダナンのコムガー(チキンライス)は鶏の脚が1本乗っかってましたが
ここホイアンのコムガーはほぐした鶏肉が乗っかってます。
超美味!



時がゆっくりと流れてるみたい…癒されるわ〜 



街の中は ステキな被写体がいっぱい



みんな暑いのだ! 



「今日も暑いね」「あら、昨日も聞きましたわ」



竹製の自転車…ステキ! 
フランス人たちが群がってました。(笑)



動物達はみんなとってもフレンドリー



細い路地も絵になります。 



こちらも 



どこの家の軒先にも鳥かご
鳥の声を楽しむのがベトナム流 



世界的な観光地なのでショッピングには事欠きません。
なかなかオシャレな店が多いホイアン
ここでは小品の絵を買いました。 
ステキな女性…失礼ながら年齢を聞くと私と同年代でした。
ぐぐっと親近感

fv

30分歩いたらカフェに入って一休み
鎮静させなければ体がもちません。



ここは旧市街に数軒あるチェーン店…ステキなカフェ 



フランス領だった経験があるせいか
数あるアジアの国々の中では特に欧米人が多いベトナム…
こんな光景も絵になりますね。



途中ホテルに帰ってのお昼寝をはさみ
一日に4〜5回ほどカフェに入ります。
ベトナム風の甘いアイスコーヒーにもだんだん慣れてきました。



でもね、ホイアンがもっともっとステキなのは
実はこれからの時間なんですにゃ。



 


景 色/ぶらっと街歩き…ビンフン・ヘリテージ・ホテル編

2017年04月17日 | 景色

ベトナム中部のリゾート地ダナンを後にして
タクシーで40分(500,000ドン=2,400円)
目的地ホイアンへ向かいます。 

途中、何とも言えないステキな風景
満開のホテイアオイの花とのんびり草をはむ水牛



今回の旅の目的は世界遺産の古都ホイアンを訪ねることでしたが
これまたその目的の半分が
この築200年以上の中国式古民家を改造したホテル
「ビンフン・ヘリテージ・ホテル」 に滞在することでした。



その部屋数は6 
逆に部屋が予約できたから今回ベトナム旅行を決行したようなものです。



フレンドリーなスタッフ揃い 
旧市街地の一等地にあって観光に便利
おまけに人気なので予約が取り辛いほどなのに
なんと1泊1万円もしません。



ロビーから中庭の風景 



靴を脱いで木の階段を昇ります。
ホテルで靴をぬぐなんて初めてかも…
回廊にはアンティークな鳥かご



廊下の両側に1部屋ずつ 



回廊の反対側の突き当たりは目抜き通りに面したバルコニー
ここは私の部屋の窓にも面しています。



部屋は206号室 



天蓋付きのベッド…一人じゃもったいないですね。
海外は基本的に1人の値段じゃなくて1部屋の値段
日本みたいにツインやダブルに泊まるとお高い…なんてことはありません。



クラシックな電話機があるけど使えるのだろうか…確認せず(笑)



ワインが置いてあるけど飲んでいいのだろうか…手つけず(笑)



バスルームがステキ





お茶を飲みながらこれからの予定をたてます。 



胸が高鳴るステキな空間…旅はいつもホテルから始まります。 



 


景 色/ぶらっと街歩き…ダナン編

2017年04月10日 | 景色



ベトナム中部最大の都市ダナン

海沿いのリゾートとして最近人気なんだそうです。
成田からの直行便も飛び始めましたね。

でも、今回私が訪れたのは海沿いのリゾートが目的ではありません。
以前から憧れていた地、世界遺産の街ホイアンへの中継地です。
福岡空港からは直行便がないので
福岡→ハノイ(4時間)
ハノイ→ダナン(国内線で1時間ちょい)
ダナン→ホイアン(タクシーで40分)という旅路です。

ベトナム航空は独特のボディカラー



さすがリゾート地ですね。なかなか洒落た空港です。



ベトナムで一番苦労するのはお金 
これでも左から2,400円、960円、480円ほど(笑)



コインはほとんど流通してないので
お札だけでお財布はパンパン!(あー面倒!) 

さて、ダナンの街は、こんな近代的な高層ビルが建ってはいるものの



眼下の世界は パワフルな人々の熱気が伝わって来ます。



歩道はあってないようなもの。 



バイクが所狭しと駐車されているので 
それを巧みによけながら歩かなければなりません。



ベトナムはバイク天国
でも足元に気をつけながら散策すると
そこにはステキな風景が待っています。



小さい出会いも… 



期待通りのベトナムらしい光景にも… 



日本にはない風景も… 



いいもの見つけ!
木にお線香が…



植物の名前が分からないのがちょっともどかしいです。



旅の極意その1 日本の衛生観念は捨てること
なんでもトライ!



道ばたのこんなお店が一番美味しいんです。 
これをパスするなんてもったいない!



おいしいコムガー(チキンライス)が200円ちょっと! 
もも肉1本そのまま乗ってるのがダナン式
めちゃくちゃおいしい



これぞプロ! 



こちらは「ブン」 
日本ではフォーの方が知られてますが
現地では同じ米粉でもちょっと発酵させたブンの方が一般的



サービスで様々なハーブの盛り合わせをドンと置いてくれました。
隣のおじさんを観察すると手でちぎりながらブンの上にトッピングしてます。

旅の極意その2 マナーは盗み見して覚えること。



こんなお店(笑) 



一方、ダナンにはとってもオシャレな店も多いのです。
ここは人気のチョコレートショップ



ジェラートショップもオシャレだしなかなかのクオリティ



居心地のいいカフェ



中庭には植物がいっぱい… オープンエアーなのに蚊がほとんどいないのが不思議です。



レトロなシクロが店のディスプレー



ベトナムはコーヒー王国 
これから何杯も、本当に何杯もいただくことになりました。



ダナンで一番の観光名所は、市内の川にかかる「ロン(龍)橋」
龍の長さは666メートル
「世界最長の鋼鉄製ドラゴン」としてギネスにも載っているのだとか… 
週末には口から火を吹くイベントがあるんですって!…残念無念…



ドラゴンのうろこの感じがすごく出てますね。



刻々と変わる照明でも雰囲気がぐぐっと変化していきます。



この遊び心はうらやましいなあ… 

滞在は1泊だけ。あくまでも中継地ですから…(笑)

 


美 味/春のおすすめダイニング3連発…その3「リーブル・ディマージュ」

2017年04月03日 | 美味



今回はNHKの「プロフェッショナル」風にご紹介します。


2016年4月16日…
未明の大地震でその男の店も被害に遭った。
棚の食器は全て落ちて割れ、建物も半壊の認定を受け
一時は営業すら危ぶまれた。

リーブル・ディマージュ…フランス語で「絵本」を意味する。
熊本の洒落た店が居並ぶ上乃裏通りにあって
お世辞にもステキとか高級とかいう言葉が似合う雰囲気は…一切ない。



この何の変哲もない、通り過ぎてしまいそうな店を取り仕切るのがこの男
和木伸二 

本場フランスや地元のホテルで修行した後、独立。
自分の店に「絵本」という名前をつけるほどメランコリックな男には到底見えない。
が…



しかし、このムサい男が作り出す料理は
地元の女性を中心に多くの常連客に熱く指示される。
ここは様々な意味で異色のフレンチレストランなのである。
本日の素材はなんと、ウナギ…



目の前に出された一皿は今までには経験のない一品
この男の作り出す料理にはセオリーがない。
だが誰もが声を揃えてこう評価する…「彼の料理は神」…(ポ〜ン♫)



もう一皿は羊のロースト
それ以上でもない、それ以下でもない完璧なセニャンに仕上げる。
楽しげにいとも容易に作り出して行く料理の数々…
彼の仕事には無駄がない。



一番人気は日によって素材が替わるリゾット
本日は黒トリュフと
ダイスカットに切られた山芋がアクセント
アルデンテの米とかりっとした山芋の食感のバランスが絶妙だ。



この店のメニューには常識が通じない。
料理の正当な価値から「和木伸二のお楽しみ」分がさっ引いてあるとしか思えないのである。
どうも本日の料理は上記3品と、最初にサバのリエットが一品ついて
「プチ・ディナー3000円」らしい…
まだ見ぬ「スペシャリテ5000円」が恐ろしい。
リーブル・ディマージュは規格外の店なのだ。



「プロフェッショナルとは…」(ポ〜ン♫)


「とんでもない!ボクはそんなんじゃあありませんよ!
         ただ、お客様の笑顔が嬉しいだけですよ。」


スペシャルさんくす 
 和木さんごめんさい。失礼はご容赦を!
 先週、先々週のお店はもちろん最高ですが
 素材も最高ならもちろん価格も最高級。
 でも、あなたの腕にかかると
 どこにでもある素材が上手に手なずけられて
 素朴な一皿が最高の舞台に仕上がるんですよ。
 その「和木マジック」こそが
 幼い頃、私達を幸せにしてくれた絵本の世界と同じように
 幸せな時間を与えてくれるんですね。

 

https://www.facebook.com/リーブルディマージュ-235854033122089/