以前にも書きましたが
ウチは精米所つき(笑)
ことの成り行きは、大家さんから家をお借りする際の条件が
隣接する精米所を維持管理することだったからです。
精米所ではお米の精米はもちろんのこと
小麦の製粉、きなこ、米粉、そして今日ご紹介する「呉汁の素」が作れます。
「呉汁(ごじる)」ってご存知ですか?
我が家では昔から母がよく作ってくれて私の大好物なんですが
九州でも知る人、知らない人が様々で
熊本と宮崎ではかなりの認知度ですが福岡ではさっぱり。
鳥取の方もご存知だったので調べてみるとどうも全国区らしい…
ただ、最近では家庭から姿を消しつつある日本古来の郷土料理みたいです。
原料は大豆
一般的な家庭ではふやかした大豆をすり鉢でつぶして作ります。
結構手間ひまがかかるので熊本では「呉汁の素」なるものが存在するのです。
「呉汁の素」の作り方は…まずは細かく粉砕し、この状態に…
次に機械でぺちゃんこにします。
ウチではこのぺちゃんこの方を「呉汁の素」として販売していますが
私は個人的に粒が残っている方が好みなので上の2種類を半々で使います。
出汁にこれらを入れてひと煮立ち(生の大豆ですから)
好みの具と味噌を溶いた素朴な味…私はいつも豆腐とおあげ
これ以上ないってくらい大豆イソフラボンたっぷりです。(笑)
ネットで調べたら全国的に…とありながらも
あちらこちらで「うちんとこの名物」とあります。
中でも目を惹いたのは埼玉県川島町の「呉汁うどん」
呉汁は川島名物!とある!
まあ、熊本名物と固く信じてこの呉汁うどんに挑戦
残り物の鶏肉と三つ葉を乗せて、ちょうど四国のお土産、讃岐うどんがあった…
ちょっと濃いめの味で作ったこのうどんは『美味しい~!』
大豆が汁を吸って水分がなくなってしまいましたが…
この呉汁…熊本名物で売り込みたいと思っているのですが
各地から「ウチの名物だ!」とクレームが来るかもしれませんね。
早いもの勝ちか?
最新の画像[もっと見る]
- No.595 景 色/香港の風物詩 6年前
- No.595 景 色/香港の風物詩 6年前
- No.594 美 味/香港のおいしいもん 6年前
- No.594 美 味/香港のおいしいもん 6年前
- No.594 美 味/香港のおいしいもん 6年前
- No.594 美 味/香港のおいしいもん 6年前
- No.594 美 味/香港のおいしいもん 6年前
- No.594 美 味/香港のおいしいもん 6年前
- No.594 美 味/香港のおいしいもん 6年前
- No.594 美 味/香港のおいしいもん 6年前
でもこの「呉汁」、名前を聞いたことはあったけど
見たのは初めてでした。
ビジュアルは限りなく「うーむ」な感じですが(笑)
大豆好きにはたまらん感じですね。
もちろん、私は大豆大好きです。
これは食べたいっと、アマゾンで検索したら、出てくるのは「熊本」、それも「阿蘇」
熊本名物でOKじゃないですか?言っちゃったもん勝ですよー。
ビジュアルいまいち?(笑)
私にとってはソウルフードなんですよ。
熊本では鉄板焼き屋さんをはじめレストランで
最後にご飯と呉汁が出る場合が多い。
ほとんどの熊本人が全国区の食べ物に違いないと勘違いしてる。
同じような郷土料理に「太平燕(タイピーエン)」ってのもあるのよ。
へんなとこだ、熊本。