早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

良 縁/「RED」

2011年08月29日 | 良縁



        映画の醍醐味…

        文学作品や歴史もの、実話も好きですが

        やはり「ありえない~!」の痛快アクションの方が楽しいですね。

        でも、このありえない世界を

        日常の私たちに通じる身近なテーマとだぶらせることができれば

        より共感ができるようです。

 

        この「RED」は頑張る中高年の話です。

        R=Retired(引退した)

        E=Extremely(超)

        D=Dangerous(危険人物)

               

        主人公たちは昔ならした凄腕スパイたち。

        でも、引退した今では年金で生活しているし

        老人ホームに入っている者もいます。

        そんな静かに余生を送る彼らが腰を上げなければならない事態に。

               

        もうひと花咲かせたい…誰もが願うこのテーマに

        愉快な仲間たちがおもしろおかしく

        しかし命をかけて挑みます。

 

        人は死ぬまで人なんだ…

        分かりきったことを改めて感じる映画ですよ。

        リセットしたい人にオススメ。

               







美 味/IMURIの「竈(かまど)の夕べ」

2011年08月25日 | 美味



        以前にもご紹介した福岡のお店IMURI。 

        月に1回「竈の夕べ」というステキなイベントがあります。

        毎回その季節の旬のものを美味しくいただける

        カウンター10席限定の催しです。

 

        今回のテーマは“夏ふぐ”

        定刻になると井上料理長のご挨拶とお料理の説明から始まり

        目の前でプロの技を堪能できます。

               

        
        まずはお通し…皮が厚くて美味。

               

        
        蒸した冬瓜釜に食材を入れてもう一度蒸し上げます。

               

        冬瓜にふぐのダシがしみ込んでなんともやさしい味。

               

        
        こういう炙り方もありかも…

        さっきまで生きてたんだから間違いなく新鮮。

               

        
        お皿のふちの昆布を粉砕した粉や

        プリン型で凍らせたポン酢をつけていただきます。

               

        和洋両料理人のチームワークも見ごたえあります。

               

        こちらは洋の一品。

        アニスのリキュールを使ったソースの素晴らしいこと! 

        厨房が一気にヨーロッパの香りに包まれます。

               

        以上、フリードリンク付きで1万円ぽっきり。

        グルメ納得のお値打ちな夜です。 

 

 

        IMURI  http://www.kanzan.net/imuri/

 







景 色/雀三昧

2011年08月22日 | 景色



        おきてきた…? 

        まだカーテンがあかないねえ…

        おかあさん、おなかすいたよう…

        もうすこしおまち…
               

        わが庭の植え込みの上でエサを待っているスズメ達は

        きっとこんな会話をしているはずです。
        朝も早くからかしましいったらありやしません。近所迷惑!

        毎朝集まってくるのはこの下の写真の約20羽。

               

        いつも決まった顔ぶれ(?)なので一族なんでしょう。

        ばあやが用意するパンくずやお米を待っているのです。

 

        黒くて丸い模様のほっぺた。

        小さくて丸くてかしましくて…私はスズメが大好き。

        そこまでスズメが好きなのは

        私が前世でスズメだったからです。

        この話をすると皆に笑われますが

        いいんです。自分だけの世界で。

 

        それにしちゃあ言葉が通じない。

        もっと近くに寄ってきてくれたら嬉しいんですが

        警戒心が強くてふれあいにまでは進展しません。

        なにも朝ごはんのお礼に葛籠(つづら)を請求するわけでもないのに…。

        きっといつかは…根気よく餌付けするばあやです。








良 縁/ボクらはみんなで生きている「白? 黒?」

2011年08月18日 | 良縁




        今日の頭の体操はQ&A形式ではありません。ただの雑学。 

        動物好きの私も最近知った不可思議な謎・・・。 

 

        その1.真っ白なシロクマ。 

        お肌の色は何色だと思いますか?
               

        その2.白黒ストライプのシマウマ。

        白に黒のストライプ? 黒に白のストライプ?

 

        こちらもお肌の色と関係アリ・・・

 

               

        ナント! 両方とも黒いお肌なんですね~ 驚き!

        シマウマは黒い馬で、白いストライプなんです。

        そういえばシロクマもシマウマも毛のない鼻のあたりは黒い…

        人間の普通の感覚では理解不能。

        (ちなみにパンダは全身ピンクの肌色だとか・・・)




美 味/あぶってかもとしいのふた

2011年08月15日 | 美味



        へんなタイトルでしょう。 

        「あぶってかも」と「シイノフタ」です。
               

        これ福岡で「あぶてかも」といいます。 

        「あぶって噛もう」とか「あぶったら鴨の味」とかが語源だそうですが 

        お隣の熊本から来たばかりの私にも初体験。 

        初めてお魚屋さんで見たときの印象は「カワイイ~ 

        でも、それがスズメダイだと知ってビックリです。 

        だって私の知っているスズメダイと言えば青いこれ・・・()

               

        買って来た時点で一晩塩に漬けてあり、うろこがついています。 

        うろこのまま真っ黒になるまで焼くのが博多流。 

        焼き上がると、皮とうろこが簡単にがっさりとはずれます。 

               

        1匹の大きさが10cm位しかないうえ、 

        ほとんどが頭と内臓と骨…食べられるところはほんの少し。

        猫たちにカツアゲされたらほとんど残りませんでした。

        でも…超美味


               

        これ、熊本で「シイノフタ」といいます。

        正式名称「ヒイラギ」。

        ひれにトゲがある上、体がぺったんこなので

        柊(ヒイラギ)の葉に似ていると名付けられたのでしょう。

        日本中でいろいろな名前で呼ばれているいわゆる“雑魚”で

        淡路島ではネコも見向きもしない…という意味で「ネコクワズ」。

        でも熊本でシイノフタは高級魚です。

 

        大きさはあぶってかもと大差はありません。

        あぶってかもの方には硬いうろこがぎっしりとありますが

        シイノフタの銀色に光る体にうろこはほとんどありません。

        ちょうどタチウオのように光輝いています。
               

                熊本での一番ポピュラーな食べ方は煮付け。

        私は子供の頃からころっと取れる小さなほっぺたの部分と

        運がよければ腹に入っている白子と卵が大好き。

        こちらもウチのネコ達には大ウケです。(なぜにネコクワズ?)  

 

        恵みの海に囲まれた日本。

        資源が少ないって…贅沢な勘違いじゃないでしょうか?