早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

美味/萬年家のふわふわ和菓子

2010年07月26日 | 美味

以前ご紹介した「シュワリ」の姉妹店です。
「萬年家(はねや)」もシュワリ同様
福岡の老舗菓子店石村萬盛堂の経営する高級和菓子のお店です。                           

私はここの「那の香」と「博多へい」が大好き。
どちらもふわふわと優しいお菓子です。

これは卵をふんわりと泡立てて寒天で固めた「那の香」。

外はさっくり、中はしっとり。絶妙なバランスです。
上に乗ったオレンジの皮が良い香り。大好きな一品です。

こちらは「博多へい」…変な名前・・・でも
赤ちゃんの肌のようなふわふわ感は感動モノです。

豊臣秀吉が博多の町の復興のために焼き石や焼け瓦で作った
リサイクル土塀が「博多塀」。今も福岡に残っています。
いろいろなものが重なった様を似せたんでしょうね。
生地の羽二重餅がさながらしっくい部分で
大徳寺納豆や松の実が石や瓦でしょうか・・・
「塀=へい」と「餅=へい」をかけた上品なお菓子です。

萬年家  
http://www.haneya.info/


おまけ・・・
これがホンモノの博多塀。
博多区の「楽水園」(復元)
後学のために見てまいりました。結構派手・・・


景色/山葵(わさび)

2010年07月22日 | 景色


都会っ子()の私は初めて見ました。わさびの葉っぱ。
以前ご紹介したお寿司のやま中さんで
使い終わったわさびから芽がでているのを見つけ
ワガママ言ってもらって来ました。
そのわさびがわが家で葉を茂らせています。
観葉植物や苔玉が好きな私は嬉しくて仕方ありません。

緑色のわさびだけあって
丸いキュートな葉っぱも緑が濃いような気がします。
でも清流で育つわさびに福岡の水道水はかわいそう・・・
浅く張った水の中に炭を入れ
ポリタンクで汲んで来ている熊本の水を使っています。
気は心です。



美味/美味 お取り寄せ:奈良吉野いしいの柿三昧

2010年07月20日 | 美味

私の両親はもうすぐ80歳。
あきれるくらい元気なのは健康フリークのせい?
そして最近のブームは「柿」。
なんでも柿には消臭作用があって食べると体臭が消える・・・と
ホント、毎日のように柿・柿・柿・・・。

まあ、私はそこまでの思い入れはないのですが
ここの柿スイーツは大好物です。
どれもネットでお取り寄せができます。
特にこの時期には冷たいものがおすすめ・・・

冷やし柿・・・軽く干し柿にした吉野柿を凍らせただけですが
半解凍の時が“しゃきっ・とろっ”で美味。

柿こーり・・・柿を吉野葛で包んだ葛柿()
これまた食べ頃は秒単位で見極めが必要。
周りが透明になり始めたらにらめっこ開始です。
・・・絶品!


奈良吉野いしい  http://www.a-kaki.com/


良縁/「A GOOD YEAR」が教えてくれたもの

2010年07月15日 | 良縁

私、休みの日に観るDVDは恋愛モノが好みです。非日常だから()

今日ご紹介する作品は邦題「プロヴァンスの贈りもの」(2006)
数あるDVDコレクションの中でも特にお気に入りの1本です。
「エイリアン」や「ブレードランナー」のリドリー・スコット監督。
「グラディエーター」で意気投合した
ラッセル・クロウを使った恋愛モノ・・・と聞けば・・・???
                              
昨年「エディット・ピアフ」でアカデミー賞主演女優賞を獲得した
マリオン・コティヤール(最高!)を相手役に
「チャーリーとチョコレート工場」や「ネバーランド」の
天才子役フレディ・ハイモアを使い
丁寧な美しい映像と流れるような情感あふれるストーリーで
観るものを引き込ませます。
さすがはR・スコット。

主人公ラッセル・クロウのおじさん役を演じる
名優アルバート・フィニーが少年時代の主人公に語る言葉・・・

勝利から学ぶものは何もない
敗北は人に知恵を与える
大切なのは
負け続けないことだ

商売は“情熱”であり
人生は“タイミング”であることを教えてくれた叔父の意に反し
少年は利益を求めるだけの冷徹なトレーダーに成長します。
そして・・・
                              
観ているだけで
日常生活でささくれ立った心を穏やかに沈静させる上質な映画です。

年末にはR・スコット&R・クロウのコンビで
新作の「ロビン・フッド」が公開されます。
中年ロビン・フッド・かあ ・・・ 楽しみ 

 


美味/さすが東京! あなごの「玉ゐ」(日本橋)

2010年07月12日 | 美味

いや~さすが東京。商売も洗練されてます。
たまたま目に止まったこの店は
日本橋高島屋の裏手という立地もありますが
古い店構えやお昼時の長蛇の列からして
“百年以上歴史がある江戸の老舗”といった風格です。

ところが、実際入って話をうかがうと
まだ開店して4~5年しかたっていない・・・とのこと。
終戦後すぐに酒屋として建てられた建物を使い
看板もわざと年季が入ったように作り上げ
テーブルも古い材木を使って歴史を演出しているのです。
そのこだわりたるや徹底しています。
お世辞にも満足とは言えないちょっと寒いサービスも
なんとなく「老舗風」に感じるのが面白い。

実は江戸前のあなごばかりではないとのことですが
上品ながら結構油も乗って大変美味。
煮あげと焼きあげから選ぶ箱めしがメインで
頼むと最後に茶漬け用の出汁が出てきます。(有料)

ちょっとお高いのがたまにキズですが後悔はなし。
あっぱれ度には拍手です。

日本橋玉ゐ  http://anago-tamai.com/