早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

美味/串揚げ「INGいんぐ」(福岡市)

2010年02月25日 | 美味

私が感動して皆様にご紹介するお店は
ただ美味しいだけではありません。
大切なのは「One Only」であること。
福岡市中央区の「ING」もそのひとつでしょう。
まだお若い店長とスタッフで頑張っている串揚げ屋さんです。

20品の季節の串がストップをかけるまで出てくるところは
ほかの串揚げ屋さんと同じですがその中身は想像を絶します。
「すき焼き」「坦々麺」「鴨南蛮そば」・・・

これはあまりの人気で定番になったという「すき焼き」。
直径4~5センチの揚げ物の中に
すき焼きの世界がすべて押し込められています。
生卵のタレまでついて口の中は「プチすき焼きワールド」。

お店を閉めた後、スタッフが試作、試食を繰り返し
オリジナルのメニューを考え出していくのだとか・・・。
もちろん定番のアスパラや蟹の爪なども揃っていますが
行くたびに「こんどは何?」と期待させてくれます。
不況に負けるながんばれ
心からエールを送りたいお店のひとつです。
                          

薬味の皿もオリジナリティーたっぷり。
絵を描く人にはなじみのある絵具皿(梅皿)です。

創作串揚げING  http://www.kushi-ing.com/


良縁/リバレイン アトリウムでの時間

2010年02月22日 | 良縁

熊本からお隣の福岡に引っ越してきて丸2年ちょっと。
週末になると立ち寄る大好きな場所がいくつかあります。
そのうちのひとつがここ・・・
博多リバレリン5Fのアトリウムガーデンです。
                              
ガラス張りのフロアは自然光にあふれ、夏はかなり強烈ですが
秋から春にかけて実に気持ちの良い空間となります。
樹木や草花を配した空中庭園を眺めながら
「カフェ・オットー」でゆっくりと本を読みお茶をいただく・・・
1週間分の頭をリセットして翌週に備える大切な時間です。

メニューのお気に入りは「黒糖黒豆杏仁豆腐」。
杏仁豆腐に柔らかく煮た黒豆と黒糖がよく合います。
                              
この店に限らず、ある日突然店員さんに
「いつもありがとうございます」と言われるのがちょっと好きです。 
寒い時期にはひざ掛けが、夏には扇風機が用意してあります。     
この日の読書は司馬遼太郎の「竜馬が行く」。 
今年は旬なので読み返しています。
できればここで竜馬とお茶してみたかったなあ・・・         
                      

カフェ・オットー  http://www.otto-web.net/otto/index.html

 


美味/新顔野菜 蕾菜(つぼみな)

2010年02月18日 | 美味


ここ2~3年、野菜が面白くて注目しています。
この写真は福岡県産の新種の野菜「蕾菜(つぼみな)」。
一見ふきのとうのようにも見えますが
ブロッコリーやキャベツの仲間です。
味や食感はどちらかといえばグリーンアスパラ。
ささっと茹でてマヨネーズでいただくと美味です。(生でもOK)
                             
この蕾菜を使って早春のスープを作ってみました。

一番目立つ青いのはパープルカリフラワー(福岡産)
生では紫なのに茹でると赤がぬけて青っぽくなります。
(その分スープに色がつきますが・・・)
同じ福岡の直径10センチのジャンボマッシュルーム、
大分産の紅芯大根、阿蘇で作ったソーセージ。
大根・カブ・ブロッコリーはわが社の商品課長んち産(熊本)。
残念ながらヤングコーンだけタイ産でした。
塩と黒胡椒だけで十分美味しい
目にも楽しい九州の春の1品、出来上がり~。

                   
         


景色/博多駅進展中

2010年02月15日 | 景色


2011
年、九州新幹線が全線開通いたします。
新大阪駅から「さくら」で博多までは2時間半弱。
博多駅から熊本まで35分。熊本から鹿児島まで45分。
全国の皆様には阿蘇や桜島がぐっとお近くなります。                           

現在、表玄関の博多は急ピッチで新駅ビルの工事が進んでいます。

皆様、是非九州へ!
私の独断で選んだおすすめ観光ルートはいかがでしょう?

日本であって日本らしくないアジアの玄関口である博多。
食べものも人情もとてもユニークです。
屋台でとんこつラーメンを食べたあと
福岡を拠点にレンタカーで大分は湯布院へ。
美味しいお豆腐を食べながらゆったり温泉三昧はいかが?
そのあと絶景の九重から阿蘇に入り一気に車で登って火口見物。
大自然の驚異に感動したあとは
日本三大名城の熊本城を見て熊本駅から「さくら」で鹿児島へ。
桜島の雄大さにしばし時を忘れたあと
指宿の砂風呂などをゆっくりご堪能いただければ
九州のとりこになること請け合いです。
旅の最後は鹿児島空港。
足湯があるので到着はお早めに。

最後にひとつだけ・・・九州人はがさつですのでご用心。
ただし悪気はありませんのでご容赦下さい。



先週の鹿児島はめっきり春めいてきました。
桜島もご機嫌で噴煙をぷかぷか・・・
  
                       


良縁/一期一会

2010年02月11日 | 良縁

伊万里や唐津が近い福岡では、
毎年3月になると大規模な陶磁器フェアが開催されます。
GWの目玉、佐賀の有田陶器市の前哨戦でしょうね。
2年前、福岡に来たばかりの頃
大好きな土モノに惹かれて足を運び
一人の「作家」とめぐり合いました。

長崎在住の大串幸一氏は陶芸が趣味の普通のサラリーマン。
しかし、会った瞬間からその作風に魅せられてしまいました。
以下は私のコレクションです。

お気に入りの三猿。一見雑そうだけど細かい気配りが。
背丈は4~5センチか・・・

なんでお顔がくっついてるのかなあ? 絶妙なバランスのシーサー。
ご本人にお聞きしても「いや~意識してないです・・・」

小さいくせに迫力のある不動明王。私の守り神です。()
たった10センチくらいなのに存在感たっぷり。

ほとばしるように表現される「生きものたち」からは
まるで命があるかのような躍動感を感じます。

作品から分かるように
大串さんはとても穏やかで素敵な男性です。
有田陶器市では、毎年同じ場所に出店されるので
彼の作品を目当てに訪れるファンも多いようです。

私にとっても大串さんは貴重な存在。
今年もお会いできることを楽しみにしています。