早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

景 色/蓮を見に…

2015年06月29日 | 景色



        朝起きると、昨日までの雨がウソのように晴れ渡り梅雨の中休みです。

        せっかく早く目が覚めたので隣町、山鹿市鹿央町の物産館まで
        古代ハスを見に行ってきました。

        もうすっかり有名になった古代ハス(大賀ハス)は
        遺跡から発見された数粒の種から全国に広がり
        2000年前の姿そのままで優雅に花を咲かせています。 

        こちらはスイレン…メダカが似合う花です。 
        まさかハスとスイレンの見分けがつかない人はいませんよね。

        

        スイレンは一日中開いていますが
        ハスは朝咲いて昼過ぎには閉じてしまいます。
        まだ8時なのにカメラマンがいっぱい
        咲き始めた一輪の花にレンズを合わせて一心に待っています。
        「開き始めましたねえ」「中の蜂の巣が見えてきましたねえ」 

        

        きっとちょうどいいカットを撮るためにお気に入りの位置に陣取り
        早朝から花一輪のために待っているのでしょうね。
        日本は本当に幸せな国です。 

        私はいいもん!
        開いてなくてもハスはこんなに美しいんです。

        

        いろいろな角度から見ているとなかなかではありませんか。
        開いた瞬間でなくてもどのアングルからでも美しいと思うのですが…
        相変わらずあちらでは構えてる構えてる(笑)

        

        葉っぱの上の朝露もいとをかし… 

        

        もちろんこのレンコンみたいな実の部分も 

        

        朝日を浴びる茎の下の方だってとってもステキで気品があります。 

        

        私は感性に響けばなんだってOK 

        お!こんな田舎にまでもう装備されてる…感性に響きました。

        

        地元の木材で立てられたドームの中はレストラン 
        ハスを見に来る観光客に早朝から朝ご飯が用意されます。

        

        五穀米のおかゆに熊本名物だご汁(すいとん)
        地元のお野菜にフルーツととってもヘルシー 600円也

        

        早起きは三文の得。ちょうど私で朝食は売り切れ 
        朝食で三文、ハスで百文…
        いやいや、こんな日曜の朝の過ごし方はまさにプライスレスです。


 


良 縁/KINON cafe & arts(和水町)

2015年06月22日 | 良縁



        車で5分の場所にあるこのカフェとの出会いは

        私にとって何の縁もゆかりもない土地を
        ぐぐっと身近にしてくれました。 

        

        KINONは築250年の古民家を生かしたギャラリーカフェ 
        JIN-ANと同じ年にオープンしました。
        和水町の大切な観光資源である「肥後民家村」の中にあります。
        営業時間がほぼ重なるためなかなか足を運べませんでしたが
        梅雨の晴れ間の気持ちのよいお昼に
        ちょこっとお店を閉めて行ってきました。

        

        さすがは古民家。黒光りした梁が見事です。
        オーナーの上妻さんは 木彫の作家さん
        店内にはたくさんの作品が処狭しと並んでいます。 

        

        これはバターナイフ…面白い形状ですねえ。 

        

        これはオブジェ? 

        

        実際はとっても明るい奥様とお嬢様がお料理を取り仕切ります。
        写真はちょうどお留守のお嬢様の代わりにお手伝いの方々です。 

        

        美味しそうなものが並んでる… ガトーショコラをいただきましょう。

        

        WECKでおしゃれに出てきました。 

        

        隅々までセンスが光る店内 

        

        良い素材を手作りされてます。 

        

        オーナーの作品以外でも、普段手に入らないような形のWECKや
        イタリアのリネンのエプロンなども販売 
        どれも高品質でハイセンス
        (もうWECKのパッキンをネットで買わなくてすみます。)

        

        こちらでは木漏れ陽の下でのワークショップなども頻繁に開催

        その合間に海外での展覧会、語学留学とお忙しいようで
        穏やかで楽しいファミリービジネスをかいま見た思いです。
        自然と人が集う暖かい雰囲気はご一家のお人柄でしょうね。
        これもなにかのご縁
        お知り合いになれたことに感謝です。

        
                
 


良 縁/東京の夜の使い方

2015年06月15日 | 良縁



        40歳を機に富士登山…きつかったあ!

        50歳を機に独立…想像を絶する大変さ!
        そして当面の60歳の目標がフルマラソン完走です。
        こつこつと努力をすれば叶うに違いないと信じて
        雨の日や特別な用がある日以外は
        田舎道をこつこつと走る毎日です。 

        せっかくいい気候なのに東京出張中もなんとかならないものか…
        皇居の周りを走るランナー達をうらやましく眺めていると
        さすが東京! こんな施設が見つかりました。それも新丸ビルの中!

        

        入会金500円
        1回の使用料900円 
        ロッカーとシャワーを自由に使えます。

        

        何よりも助かるのはシューズやウェアをレンタルできること。
        靴下だけ自前の用意があるので
        シューズ200円、ウェア上下各200円、タオル100円を借り

        

        あこがれの初皇居ラン! 
        丸の内のど真ん中を半パンで歩くなんて最初はすごく恥ずかしい…(笑)
        慣れたカンジのランナーの後を追います。

        

        スタートは大手門 

        

        ちゃんと暗黙のルールがあるらしく基本は反時計回りです。 
        至る所にマナーを守るように看板が立っています。

        

        内堀通りは車でしか通った経験がありません。 
        竹橋から近代美術館を横目に首都高の代官町入り口

        

        千鳥ヶ淵をかすめ、先日おじゃました英国大使館、国立劇場、最高裁…
        ここまでは結構な上り坂
        後半の三宅坂付近からはなだらかな下り坂で日比谷の夜景が so
 beautiful!

        

        桜田門を入ります。 

        

        門を2つくぐると皇居前広場…現世に戻った感覚です。

        

        大手門のひとつ手前、和田倉門から丸の内の町中へ
        1周5キロですが正確にはちょっと切れたかな(笑)

        気持ちのよい夜なので外で食事ができる場所を探します。
        ランニングスタイルだしね。

        

        なんて贅沢な時間でしょう…
        (あ、言っときますけど相手はウチの営業部長ですからね)

        

        ビストロ料理が美味しそうです。

        

        メニューにある車エビの岩塩焼き
        汗を流した体に岩塩が美味しいのでついついつまんでしまいます。

        

        ハニーポークの甘みに舌鼓
        旬のホワイトアスパラもとってもフレッシュ…さっすが東京!

        

        ロッカーは夜の11時で閉まります。
        東京に住んでいたらなかなかこんな時間は持てないでしょう。
        逆に数日滞在するだけの私たちだからこそ楽しめる時間…
        仕事のあとの正しい時間の使い方を見つけました。
        とってもハッピー!
        とっても贅沢!
        サンキュー東京!



         


美 味/おでんのまつむら(熊本市) 

2015年06月08日 | 美味



        この日は決算報告の日

        形だけの(笑)役員会、株主総会…そして
        毎年恒例ですがお世話になっている税理士さんとの会食 
        福岡に住んでいたときにはちっとも迷いませんでしたが
        熊本に戻って、さて、大切な方との会食…となるとはたと困ります。 
        そんな時の強い味方が私の妹
        即答でこのお店を教えてくれました。

        おでんのまつむら

        

        熊本で一番元気で個性的な店が集まる上乃裏通りエリアにある
        まだ出来て間もないお店ですが
        すでにその名は熊本のグルメたちに知れ渡っているようです。

        この暑いのにおでん? 
        心配ご無用
        ここは王道のおでんもさることながら一品料理も充実しています。
        おまけに日本酒やワインの品揃えもとっても豊富
        価格はリーズナブルです。

        

        今回は初めてなので5000円のコースでお願いしました。 
        でもね、税理士さんとの話もはずんで
        ついついお料理の内容をメモするのを忘れてしまいました。
        とりあえず写真と覚えているお料理だけ… 

        1品目
        旬のお野菜のすり流しと手前は水前寺のり

        

        2品目
        本当におでん以外も充実しているんです。

        

        3品目
        甘鯛の塩焼き…小振りだけど脂がのって「う~ん」 …脱帽

        

        4品目は名物の半熟玉子 
        こりゃあ美味い! 出汁も美味しい!
        上品な味に感動です。

        

        5品目 おでんだねですね。
        とろけるような柔らかいこんにゃく…こんなのあり?

        

        6品目 
        みなさんにも食べさせてあげたい…蓮根饅頭
        おいしくてのけぞっていたら出汁の残る皿を下げられてしまった!
        「ちょっと待たれよ!」

        

        7品目 
        大根と赤鶏のおでん
        あ、言い忘れてましたが出汁の味はそれぞれ違うんですよ。

        

        8品目 逆巾着みたいな不思議なお餅…

        

        最後は同じく上品なお出汁で炊き上げたご飯… 

        

        そしてデザート 

        

        店主はまだお若そうですが
        実は大阪の「かが万」で修行をされてきたのだとか… 
        関西風の上品な味付けに納得です。
        こんな味、熊本にはないもん!(笑)
        さっそく脳内のお気に入りに登録
        幸せな夜でした。        

 


景 色/a day in TOKYO 2日目

2015年06月01日 | 景色



        さて、翌日は早朝から上野に向かいました。

        お目当ては国立博物館で開催中の「鳥獣戯画展」 

        

        6時間並んだとか、朝入って出たのは夕方だったとか
        恐ろしい話ばかりが耳に入ってくるので
        今日のように「平日」「雨模様」が重なれば少しはマシかと
        開場30分前に来たのに… 

        

        500人ほどの行列にため息をつきながら横を見ると 
        私には何だか判明できない大木が堂々と立っています。

        

        オレンジ色の花が満開のこの木は「ユリノキ」  北アメリカ原産
        明治8年頃日本にやってきた30粒の種の中のひとつだそうです。
        すごいなあ…
        東京国立博物館が「ユリノキの博物館」と言われる所以だそうです。
        ちっとも知らんかった…

        

        外で小一時間、中で小一時間並んで
        やっとかの有名な国宝「鳥獣戯画」を見学できました。
        
        実は、小学生の頃お習字の半紙に墨でこの鳥獣戯画を模写したことがあります。
        それを見た母から「美術の道へ進めば?」と言われ現在に至っているので
        このあまりにも有名な国宝は私の恩人でもあるのですよ。(笑)

        


        さて、私が東京に住んでいた頃の上野公園は
        危なくて汚くて夜は1人では歩けないほどでした。 
        今ではこんなに素敵なスタバもでき

        

        少々あやしいところもありますが (笑)

        

        すっかりファミリーも安心の明るい公園に生まれ変わりました。
        そして上野公園といえば

        

        相変わらずの人気者
        起きて動き回っているパンダを見たのは初めてかも…(いつも寝てるんですもん) 

        かわいそうな動物たちを見ていても仕方ないので
        別の視点から観察すると…植物がすごく大きくなっているのに気がつきました。

        

        動物園より植物園にした方がいいんじゃ? 

        

        植栽エリアを広くして自然な雰囲気を作り出しているせいで
        動物たちの飼育エリアが狭くなったような気がするのは私だけでしょうか… 

        

        やはり動物たちを狭い檻に閉じ込めて眺めるなんて
        今の時代には合ってないような気がします。 

        閑話休題…ちょっとお仕事

        

        夕方からのイベントを目指してやってきました夢の国 

        

        ここでも乗り物には飽きるほど乗ったので 別の視点で…

        おお! ブラシの木が満開です。

        

        やはり夢の国はこれくらいカラフルにするべきですよね。

        

        ひとり座ってポップコーンをかじっていると…
        「ちょっとぉ 一人で食べないでよぉ」
        ややっ! 夢の国はカモまでしゃべれるのか!
        はたまた鳥獣戯画から抜け出したか!
        「はあ? あんた水鳥でしょうが! 」
        まさかのポップコーン…実に美味しそうに手から直接お召し上がりに(笑)

        

        別の場所で香料がんがんのマフィンを食べていると… 

        

        「なによ!ひとかけらも残してないの? 気が利かないわね!」 
        「ひゃあ~すみません、田舎者で!」

        

        30年の月日のおかげで
        夢の国には動物や植物たちが自然に根付いているのだとか …
        鳥たちの食生活もアーバンリゾート化 しゃべれて当然(笑)

        トイレで見つけた不可思議な文章

        

        いい感じに陽が暮れてきました。 

        

        いつまでも変わってほしくないエレクトリカル・パレード 

        

        模様がどんどん変わるこのジーニーのフロートが好きです。

        

        当日の抽選にはずれて正面のイス席では見られませんでしたが
        今回是非とも見たかったイベントがこの「ワンス・アポン・ア・タイム」 
        今流行のプロジェクト・マッピングというやつを
        シンデレラ城をバックに行う夜のショーです。
        特に私が好きな「アナと雪の女王」バージョンは期間限定もの(これに弱い…)

        

        迫力の映像と音響
        ピノキオから始まったディズニーのアニメを
        余すところなくふんだんにちりばめたショーは
        間違いなくディズニーで育った大人に向けたものです。 

        

        あ~ 来て良かった!
        場所の確保に寒い中立ったままで3時間(笑)
        よく考えたら鳥獣戯画より頑張ったかも…

        翌日、すっきりと晴れ渡った一日は超早朝からお仕事三昧
        取引先から「花粉症ですか? 目が赤い…」と言われたのは愛嬌!愛嬌!(汗)