早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

良 縁/PASS THE BATON京都祇園店 

2017年07月31日 | 良縁

蝉時雨の京都は祇園界隈…
浴衣姿のカップルもちらほら見える暑い昼下がり



さ〜て、ここはいったい何屋さんなんでしょうか? 



京都らしさにうらぎりがないこのお店 



時々丸の内店のリポートをしてたから早生者日記の愛読者ならご存知かも… 
セレクトショップのようなしゃれた店内
PASS THE BATONはリサイクルショップなんですよ。



祇園店を訪れるのは初めてです。 
アンティークの域に入った商品をはじめ



アクセサリー 



衣類や小物のファッション関係も充実



器類などもあり、全てのタグに出品者の情報が入っているのを見て初めて
あーこれはリサイクル商品なんだなあ…と分かるくらいに上質なものばかりです。





2階建ての建物にはカフェも併設 
一年中かき氷があって月替わりで蜜が替わるとのこと…
残念ながら3時間待ちのウェイティングリストに諦めざるを得ませんでした。
この月はマサラチャイのかき氷だったのに!



PASS THE BATONの真正面のお店 
ここも有名な「とり新」



数人が待っているだけだったので 遅い昼食にトライ



もうすこし鶏肉が多ければパーフェクトだけどめちゃ美味しい!(笑)



出汁の効いた吸い物にお新香がついて750円は超お値打ち
人形町の某有名店よりは私の口に合いましたけどね。

ちなみに今回PASS THE BATONでゲットしたお宝は小さなアイスのカップ。
1990年に製造中止になったものらしいです。
仁庵で使って行く予定ですよ。


 

 


景 色/祇園祭の暑い暑い24時間

2017年07月24日 | 景色

京都の夏の訪れを誘う祭り「祇園祭」
なんと鎌倉時代から続いているという八坂神社の祭礼です。

去年生まれて初めて見に訪れてすっかりはまってしまい
今年もやって来てしまいました。
7月16日は「宵山」です。

これは宵山当日の昼間の風景…「菊水鉾」です。



蒸し暑い京都なのに人・人・人でますますもって蒸し暑い …
このときばかりは普段登れない山鉾に登れるので大人気です。



うんちくを語る案内のおっちゃん



そして夜になると提灯に明かりが灯ります。
これが前夜祭の「宵山(よいやま)」で主要道路は通行止め
ますます人・人・人なので一方通行を強制されます。



コンコンチキチン コンチキチン
お囃子のメロディーがなんともいい風情です。



翌日は祭りのハイライト「山鉾巡行」
もーたーいへん!
お目当ての鉾を見ようと人の波が押し寄せます。
ちょっとでも隙間のある場所を見つけるために群衆は右往左往…



毎年先頭を飾るのは「長刀鉾」です。
高さ25メートルの鉾はなかなか全身像が撮りにくい…



長刀鉾には毎年町内から選ばれた稚児(ちご)と禿(かむろ)
が乗っています。



この子たちは神様の化身
ここ半月ほどは女性の手を借りずに生活し
身の回りの世話も食事も男性の手で行われます。



長刀鉾の見返りは若冲の鳳凰です。



やはり勇壮な鉾が人気の的ではありますが背の高い鉾は6基ほど…
あとはこのように少し小振りな「舁山(かきやま)」とか「曳山(ひきやま)」とかが続きます。



なんと平山郁夫のシルクロードです!



なんとも不思議な「蟷螂山」



他にも気になる行列が続きます。







鉾の上の方…それぞれに意味があるのですが…(難しいのよ)
この函谷鉾の榊には紙垂(しで)がたくさん付いているのが特徴です。



実に勇壮



お囃子衆もカッコいい!
もちろん女人禁制です。(笑)



大騒ぎの巡行が終わると同時に解体が始まります。
祭り自体はまだ続くのですが鉾の出番はおしまいです。
なんだかなあ…一抹の寂しさが…



祇園祭に欠かせないのはこの「粽(ちまき)」
自宅兼事務所がある和水町は10年前の町村合併までは「菊水町」でした。
ですから同じ名前の菊水鉾に親近感があるんですよね。(笑)



これは食べられるちまきではありません。
疫病退散のお守りとして茅の輪を腰に付けたのが始まりだそうで
家の入り口に掛けておくと
商売繁盛まで招くのだそうですよ。 



良 縁/くるめもうで 

2017年07月17日 | 良縁

九州一の大都市福岡県で3番目の人口30万を抱える久留米市
私が住む熊本の県北からは
九州自動車道を使うと25分ほどの道のりで
ちょうど博多や天神までの真ん中あたりではないかと思われます。

その久留米にはなぜだかすごいボタニカルショップが多い…
ちなみに…ボタニカルショップとは(私的には)花屋さんではなく
観葉植物や花苗を扱うお店のことです。 

まずは平田ナーセリー本店
平田ナーセリーは九州一円に店舗を展開する代表的なボタニカルショップです。
さすがは本店…入り口からカッコいい!



つい最近リニューアルオープンしたばかりらしく 
全体的に「温室」をイメージした作り…ってか温室そのものです。



基本的に花苗も置いてはあるのですが
私が好きなのはビザール・プランツ(珍奇植物)のコーナー 



そこはもうワンダーランド!



一番南のはしっこのエリアなのでホンマモンの温室です。 



桁違いに高価な「珍奇」植物が居並ぶ中から 
自分に合ったリーズナブルな子を探し出すのもまた一興



演出用の小道具も揃っています。



さて、 平田ナーセリーから車で10分
九州一の大河、筑紫川を渡り、豪雨災害で話題になった朝倉市の近く 
500万都市の福岡も、ここまで来ると他の地方都市と変わらない風景です。
(ちなみに、このあたりは大きな被害はなかったらしいです。)



そこに、それこそ「知る人ぞ知る」有名店があります。 
周囲は田んぼなのにここだけは別世界…エキゾチックな植物が地植えしてあります。



日光浴中のビザール… 



ここは専門誌にも取り上げられるマニアックなボタニカルショップ「花伝」 
最近の私はここに毎週足しげく通うのです。
まさに「くるめもうで」



雑誌でしか見た事のないような植物が所狭しと並びます。



巨大な「ネペンテス」



最近のマイブーム 、ブロメリア類も上等なものがたくさん!



ビザールファンのあこがれ「ブーファン」
最近の流行はこれら「ケープバルブ」と呼ばれる南アフリカの球根植物です。 

 

さりげなく並んでいますが何万円もするようなのがゴロゴロ…
よくもここまで揃えたもんだ…と感心する品揃え



これなんかメチャかっこいいけど手が届かない(汗) 



こんなサイズのアガベは憧れるなあ…(10万円以上するのよ!) 



ボタニカルショップの共通点は
どこも店長がステキなこと。 
植物と会話ができる人にはちょっと葉緑素があるような気がします。



嘉悦店長、植物を語り始めたらもう止まらない! 
そのおしゃべりが聞きたくて伺うんですけどね(笑)
これからも通いますよ!


花 伝  http://hanaden.area9.jp



 


景 色/青い出会い

2017年07月10日 | 美味



今回も焼き直し…ってか7年前に投稿した文章を一部手直しでご紹介
今までに私の疲れを癒してくれた「青い出会い」です。
青って目と心に優しいんですよね・・・(最近ごぶさた・・・)


タヒチの果てしない青
青という青・・・すべての青がグラデーションになって水平線まで続きます。
アウトリガーカヌーの下はマンタが泳ぐ浅いリーフ(内海)
この世に天国があるとすればここかも…と思った瞬間です。



ローマの愉快な青
色目を使うしか脳のない仕事をしない青いポリスがおもしろい。
何の話で盛り上がっていることやら…



サンディエゴの明るい青
底抜けに明るいカリフォルニアの青い空…
シーワールドの人気者は想像以上の巨体なのに愛嬌たっぷり。
神様が創ったとてつもなく美しい生き物です。



アスワンの雄大な青
下流のカイロからは想像のつかない青いナイル…
A・クリスティーが「ナイル殺人事件」を執筆したコロニアル調の素敵なホテル
大河の流れと同じ速さで時がゆっくりと流れて行きます。



そして今、私が一番見たい青



これは実際に見てから改めてご報告いたしますね。


美 味/初めての沖縄 やんばるのカフェ

2017年07月03日 | 美味



ついにネタが尽きて…(汗)
これは6年前の今頃の沖縄リポートです。
ごめんね。





 「ヤンバルクイナに注意」の看板に驚き 

レンタカーのスピードを落としながら目を凝らして進みます。

でも希少生物の彼らがそんじょそこらにいるはずありませんね。

ここは沖縄本島北部、やんばるの森です。

 

目的地は「森のカフェ」

 

近年、内地から移住して来た若者たちの手で

やんばるの森にカフェやレストランが

続々とオープンしているという情報を得てやって来ました。



オーナーが作家活動の合間にやっているカフェで

大勢のシーサーに迎えられます。
 





森に面したベランダのカウンターは貸切です。

手付かずの森は、聞きなれない鳥の声であふれています。
 

        
ランチはデザートと飲み物がついて1000円
 





幸せなひとときでした。




時よ とまれ…