早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

美 味/普段使いの「赤酒」

2011年01月06日 | 美味

 

          さ~て、今年も美味しいものを探求していきますよ。
          
まずは「赤酒」という熊本独特の日本酒のお話です。
 

          赤酒は古くから熊本に伝わる灰持酒(あくもちざけ)。

          酸を中和し保存性を高めるために

          もろみを搾る前に木灰を入れるのだそうです。

          この木灰をいれることによって独特の味と香り、

          そして何よりも自然に赤みを帯びて来るので「赤酒」。
          こんな色です↓
          
 

          地元熊本では料理に使うのは当たり前。

          結構甘いので、煮物など日本酒とみりんを使う料理には

          この赤酒1本で事足りるのです。

 

          もうひとつ。赤酒でなきゃダメという習慣があります。

          お屠蘇(とそ)です。
          
         

          年末に赤酒を買うと必ず屠蘇散の小袋が付いてきます。

          漢方の香りと共に、甘くてとろ~っとしたお屠蘇が

          正月の何よりの楽しみ。

 

          今でも私の台所には調味料として必ず常備。

          お正月ももちろん福岡のわが家では

          脈々と赤酒の風習が伝わっています。



 


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2 コメント

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Unknown ()
2011-01-06 23:17:31
郷土の誇りですね!
お屠蘇は家によって微妙に異なりますよね~
赤酒のお屠蘇は格別でしょうね!

我が家では僕が調合するんですよ。
純米大吟醸7割に古式味醂3割に屠蘇散です。
舐めるだけですけれど(笑)縁起物ですからね~
今度は赤酒を試したくなりました!
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Unknown ()
2011-01-07 09:27:17
真さんのレシピに比べると
赤酒の方が甘くて真さん好みかも…。
お酒より味醂に近いですもん。
だから子供が喜ぶんです。
熊本人がお酒に強いとしたら
子供の頃赤酒でその美味しさに目覚めてるからかも知れません。(笑)
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