脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

喜怒哀楽の真髄は蹴球にこそ有り。

府県決勝もまもなく開幕

2009年12月02日 | 脚で語るその他国内
 4日の金曜日からいよいよJFL昇格を懸けた全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンドが開幕するが、時期を同じくして今季も関西府県リーグ決勝大会が開幕する。
 2府4県それぞれのリーグを勝ち抜いてこの舞台に臨むのは計12チーム。その頂上に待っているのは関西リーグへの昇格だ。

 昇格の最筆頭チームはなんといってもFC大阪だろう。大阪から3チーム目のJクラブ誕生を狙う新進気鋭のチームで、監督兼選手として元G大阪の森岡茂が奮闘している。それだけではなく、辻本茂輝(元横浜F、京都)、池松秀明(元京都、岡山)、山道高平(元名古屋、鳥栖)、羽畑公貴(元G大阪、鳥栖)といった元Jリーガーに加え、つい1ヵ月ほど前にはカマタマーレ讃岐の一員として全社を戦っていた岡本竜之介(元G大阪、徳島)まで加わっている。このカテゴリーでこのメンバーはまさに豪華絢爛。圧倒的な強さで大阪府リーグを勝ち上がったその実力は今大会の大きな注目を集めそうだ。公式サイトも整備されており、トレーニングもコンスタントに週4回行っている。あっという間に関西リーグDiv1まで駆け上がってくるのではないだろうか。

 現段階でこのFC大阪の対抗馬は見当たらない。滋賀FCとBIWAKO.S.C.HIRAが昇格した2シーズン前の再現を滋賀県勢はFC TOJITSU SHIGA及び守山侍2000の2チームで狙いたい。和歌山から参戦する紀北蹴球団も2年ぶりの関西リーグ復帰が大きな目標となるはずだ。
 そして、Atleticoと大和クラブが参戦する奈良県勢。昨季の奈良県リーグ勢同時昇格の再現をこの2チームが果たすことができればその強さは本物だ。しかしながら、この顔ぶれの中で結果を出すことはかなり難しそう。奈良の2チームの健闘も祈りたいところだ。

 6日から予選リーグが始まる関西府県リーグ決勝大会。決勝戦は来年1月16日。年をまたいで戦いは繰り広げられる。