決勝ラウンド1日目第2試合は、まさに今大会の本命同士の直接対決となった。北信越リーグから全社経由でこの舞台の切符を勝ち取った松本山雅と金沢の対戦は90分で決着がつかず、PK戦の末に5-4で金沢が勝利を手にした。
第1試合が終わった途端に松本山雅、金沢の両サポーターが慌ただしく応援の準備を始める。特にホームでJFL昇格を目指す松本山雅サポーターのその人数は、アルウィンの北側スタンドを瞬時にガンズ(松本山雅の愛称)グリーンに染めてしまった。この試合の入場者数は4,293人。平日の昼間とは思えないそのスタジアムの光景に心を奪われる。気付けばメインスタンドもぎっしり人が埋まっていた。
リーグではまさかの4位に終わった松本山雅。
全社優勝からここへ辿り着いた執念の集大成を見せる時が来た。
リーグでも戦い慣れたアルウィン。金沢に恐いものはない。
リーグでは1勝1敗。初挑戦の地域決勝で結果を出したい。
両チームとも現状のベストメンバーを揃えた試合は松本山雅がペースを握る。金沢は時にクリゾンや古部がゴールへ向かうものの、先々週の高知での1次ラウンドから比べるとその戦い方は慎重そのもの。堅実にボールを回しリスクはかけずに守備からまず徹するのだった。
金沢は前半から堅実な守りを披露。
むしろ松本山雅にボールを回させていた感すらあった。
松本山雅・FW小林と金沢・MF三原が競り合う。
スピードが売りの小林を金沢はしっかり封じる。
しかし一筋縄ではいかないのが地域決勝。
松本山雅は開始早々の阿部の負傷で金澤が緊急出場。
43分、クリゾンが長い距離を単独ドリブル突破してシュート。
なかなか決定機を作り出せない金沢。
松本山雅・MF今井と金沢・DF根本がマッチアップ。
息をもつかせぬ激しい攻防が続く。
ラスト10分で金沢の猛攻。
しかし、松本山雅のゴールをこじ開けられない。
高い集中力でファインセーブを連発した両チームの守護神。
原(上)と木寺(下)がこの試合の主役となった。
後半には金沢も猛攻を仕掛ける時間帯はあったが、結局90分間を終えて試合はPK戦へ。こうなれば高知で三洋洲本を退けた試合のイメージそのままに、木寺が松本山雅5人目の坂本のキックを完全に読み勝ち。金沢は5人全員が成功させて勝利を掴んだ。
木寺の好調ぶりは高知での戦いから不変。
彼なくして金沢のJFL昇格はならないと思わせてくれる。
戦い方からすれば想定内の勝利か。
勝点3ポイントゲットならずも大一番に勝てたことは大きい金沢。
敗れはしたが、90分負けではない。
明日以降全て90分でケリを着けたい松本山雅。
何よりも地元の大声援がかけがえのないパワーになる。
両者が一歩も譲らなかった試合内容はもちろん、アルウィンの雰囲気が素晴らしかったことは言うまでもない。しかしながらこれはまだ序章にすぎないだろう。休日を迎える2日目以降更なる声援が松本山雅を後押しするであろうからだ。この決勝ラウンドの行方はこの2チームがPKでの決着となったことで面白さを一層増してきた。
第1試合が終わった途端に松本山雅、金沢の両サポーターが慌ただしく応援の準備を始める。特にホームでJFL昇格を目指す松本山雅サポーターのその人数は、アルウィンの北側スタンドを瞬時にガンズ(松本山雅の愛称)グリーンに染めてしまった。この試合の入場者数は4,293人。平日の昼間とは思えないそのスタジアムの光景に心を奪われる。気付けばメインスタンドもぎっしり人が埋まっていた。
リーグではまさかの4位に終わった松本山雅。
全社優勝からここへ辿り着いた執念の集大成を見せる時が来た。
リーグでも戦い慣れたアルウィン。金沢に恐いものはない。
リーグでは1勝1敗。初挑戦の地域決勝で結果を出したい。
両チームとも現状のベストメンバーを揃えた試合は松本山雅がペースを握る。金沢は時にクリゾンや古部がゴールへ向かうものの、先々週の高知での1次ラウンドから比べるとその戦い方は慎重そのもの。堅実にボールを回しリスクはかけずに守備からまず徹するのだった。
金沢は前半から堅実な守りを披露。
むしろ松本山雅にボールを回させていた感すらあった。
松本山雅・FW小林と金沢・MF三原が競り合う。
スピードが売りの小林を金沢はしっかり封じる。
しかし一筋縄ではいかないのが地域決勝。
松本山雅は開始早々の阿部の負傷で金澤が緊急出場。
43分、クリゾンが長い距離を単独ドリブル突破してシュート。
なかなか決定機を作り出せない金沢。
松本山雅・MF今井と金沢・DF根本がマッチアップ。
息をもつかせぬ激しい攻防が続く。
ラスト10分で金沢の猛攻。
しかし、松本山雅のゴールをこじ開けられない。
高い集中力でファインセーブを連発した両チームの守護神。
原(上)と木寺(下)がこの試合の主役となった。
後半には金沢も猛攻を仕掛ける時間帯はあったが、結局90分間を終えて試合はPK戦へ。こうなれば高知で三洋洲本を退けた試合のイメージそのままに、木寺が松本山雅5人目の坂本のキックを完全に読み勝ち。金沢は5人全員が成功させて勝利を掴んだ。
木寺の好調ぶりは高知での戦いから不変。
彼なくして金沢のJFL昇格はならないと思わせてくれる。
戦い方からすれば想定内の勝利か。
勝点3ポイントゲットならずも大一番に勝てたことは大きい金沢。
敗れはしたが、90分負けではない。
明日以降全て90分でケリを着けたい松本山雅。
何よりも地元の大声援がかけがえのないパワーになる。
両者が一歩も譲らなかった試合内容はもちろん、アルウィンの雰囲気が素晴らしかったことは言うまでもない。しかしながらこれはまだ序章にすぎないだろう。休日を迎える2日目以降更なる声援が松本山雅を後押しするであろうからだ。この決勝ラウンドの行方はこの2チームがPKでの決着となったことで面白さを一層増してきた。