24節を迎えたJ1も残り試合が全日程の3分の1を切った。6位に踏みとどまるG大阪は優勝は絶望的というものの、来季ACLの出場権は十分に狙える位置にいる。前節は金沢で名古屋を相手に非常に残念な終わり方を見せてしまったが、この日は敵地・エコパで磐田を相手に3-1と快勝し、先週の悪夢を払拭した。
相手より一歩早いアプローチ、連動した守備が効いたことで、効果的に得点を重ねることができたG大阪。前半こそスローペースだったものの、37分に山口の今季初得点で先制する。昨季は何度も見た遠藤→山口の頭というホットライン。今季はレアンドロのゴール量産の陰にも隠れ、このパターンはリーグでは初めてとなる。前半のうちに先制できたのは結果的に良かった。
山崎の3点目も抜け目ないゴールだったが、非常に印象に残っているのはやはりチョジェジンの得点シーン。48分、中澤のクリアボールが相手の目測ミスによりルーカスへ。ゴールへ向かってドリブルするルーカスは自らシュートを狙えたが、コントロールを誤ったたためファーサイドにボールを送る。ここにフリーで走り込んだチョジェジンが合わせて難なくゴールを奪った。ゴール自体はFWとしてもそれほど難易度の高いものではない。しかし、その後にアシスト役のルーカスと抱擁を交わすチョジェジンの笑顔がこのゴールよりも強烈に脳裏に焼き付いた。
今季はここまで8得点と上々の結果を出しているチョジェジンだが、ここ数試合は先発起用は非常に少なかった。リーグ戦では6月28日の15節・横浜FM戦以来9試合ぶり。公式戦で計算してもナビスコ杯の準々決勝横浜FM戦1stleg(7/15)以来約1ヶ月強先発起用がなかった。今回レアンドロの突然の移籍で先発での出番が回ってきた訳だが、しっかり結果を残せたことと、チームの勝利を近づける貴重な2点目だったということもあるだろう。日頃のクールな彼の表情からはなかなかお目にかかれない満面の笑みだった。
やはりFWはゴールを取ってこそその仕事の価値を見出せる存在。リーグ戦では7試合ぶりの得点、加えれば彼のゴールが勝利に結びついたのは11節の柏戦(5/10)以来ということもあって、ゴール後のチョジェジンの笑顔は彼の内心を代弁しているだろうと考えて間違いない。
そういえば、前節の金沢ではルーカスのゴールをお膳立てしたにも関わらず、駆け寄るレアンドロの表情は何とも言い難いシリアスな表情だった。既に心中ではカタール行きを決めていたのだろう。そう思えばあの表情は想像に難くない。テレビを通した放送だからこそ伝わる微細な表情。そこから伝わるメッセージは時にドキッとするものだったりする。
有望な選手が引き抜かれるのは世界的に見てもサッカー界の常だが、先日のレアンドロ移籍及びペドロ・ジュニオール獲得の一件で、こんなことが頭を過ぎった。単年契約が大半の外国籍選手が多い中で、実はチームに愛着を持ってくれる外国籍選手は本当のところ少ないのかもしれない。バイアスのかかった見方だが、今日のチョジェジンの笑顔はしばしそれを忘れさせてくれた気がする。ベンチやサテライトに甘んじる選手ではない。今季の残り試合でもっと多くの笑顔を見せて欲しいものだ。
相手より一歩早いアプローチ、連動した守備が効いたことで、効果的に得点を重ねることができたG大阪。前半こそスローペースだったものの、37分に山口の今季初得点で先制する。昨季は何度も見た遠藤→山口の頭というホットライン。今季はレアンドロのゴール量産の陰にも隠れ、このパターンはリーグでは初めてとなる。前半のうちに先制できたのは結果的に良かった。
山崎の3点目も抜け目ないゴールだったが、非常に印象に残っているのはやはりチョジェジンの得点シーン。48分、中澤のクリアボールが相手の目測ミスによりルーカスへ。ゴールへ向かってドリブルするルーカスは自らシュートを狙えたが、コントロールを誤ったたためファーサイドにボールを送る。ここにフリーで走り込んだチョジェジンが合わせて難なくゴールを奪った。ゴール自体はFWとしてもそれほど難易度の高いものではない。しかし、その後にアシスト役のルーカスと抱擁を交わすチョジェジンの笑顔がこのゴールよりも強烈に脳裏に焼き付いた。
今季はここまで8得点と上々の結果を出しているチョジェジンだが、ここ数試合は先発起用は非常に少なかった。リーグ戦では6月28日の15節・横浜FM戦以来9試合ぶり。公式戦で計算してもナビスコ杯の準々決勝横浜FM戦1stleg(7/15)以来約1ヶ月強先発起用がなかった。今回レアンドロの突然の移籍で先発での出番が回ってきた訳だが、しっかり結果を残せたことと、チームの勝利を近づける貴重な2点目だったということもあるだろう。日頃のクールな彼の表情からはなかなかお目にかかれない満面の笑みだった。
やはりFWはゴールを取ってこそその仕事の価値を見出せる存在。リーグ戦では7試合ぶりの得点、加えれば彼のゴールが勝利に結びついたのは11節の柏戦(5/10)以来ということもあって、ゴール後のチョジェジンの笑顔は彼の内心を代弁しているだろうと考えて間違いない。
そういえば、前節の金沢ではルーカスのゴールをお膳立てしたにも関わらず、駆け寄るレアンドロの表情は何とも言い難いシリアスな表情だった。既に心中ではカタール行きを決めていたのだろう。そう思えばあの表情は想像に難くない。テレビを通した放送だからこそ伝わる微細な表情。そこから伝わるメッセージは時にドキッとするものだったりする。
有望な選手が引き抜かれるのは世界的に見てもサッカー界の常だが、先日のレアンドロ移籍及びペドロ・ジュニオール獲得の一件で、こんなことが頭を過ぎった。単年契約が大半の外国籍選手が多い中で、実はチームに愛着を持ってくれる外国籍選手は本当のところ少ないのかもしれない。バイアスのかかった見方だが、今日のチョジェジンの笑顔はしばしそれを忘れさせてくれた気がする。ベンチやサテライトに甘んじる選手ではない。今季の残り試合でもっと多くの笑顔を見せて欲しいものだ。