脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

喜怒哀楽の真髄は蹴球にこそ有り。

今日だけは1-0の美学? -19節VS大分-

2009年07月25日 | 脚で語るガンバ大阪
 前節に共に暗闇を抜け出したチーム同士の対決となったG大阪VS大分。両チームが狙うのはもちろん連勝。勝利への執念がぶつかった試合は、佐々木のゴールを守りきったG大阪が1-0で辛勝し、順位を6位に上げる久々の連勝を果たした。

 
 万博には遠路はるばる多くの大分サポーターが詰めかけた。

 思えば、5/6の山東戦以来の1-0というスコアでの勝利。いつもは取られたら取り返すという感じで“1-0の美学”とは程遠いG大阪のサッカーだが、この日は前節の勝利で光明を見出したチームが勝利へのこだわりをプレーにぶつけた。圧倒的な支配率はもちろんのこと、いつカウンターでやられるかもしれぬ最少得点差を藤ヶ谷中心に粘り強く守ったことも大きな勝因となった。

 
 久々に万博にお目見えの家長。古巣相手に決定的な仕事はできず。

 
 ウェズレイの突破力は健在だが、中澤と安田理でそれを阻む。

 
 0-0で迎えた41分、金崎がドリブルから右足を一閃。
 ボールはゴール右にわずかに外れるが、肝を冷やす場面。

 
 その直後の42分には再び金崎のシュートを食らう。
 これはGK藤ヶ谷がナイスセーブ。

 
 リーグ初采配となる大分のポポヴィッチ新監督。
 テクニカルエリアギリギリの位置で選手に指示を飛ばす。

 
 大分の堅守速攻を攻略したいG大阪。
 明神、山口も高い位置でボールに絡む。

 
 拮抗した展開を崩したのは61分。
 橋本のスルーパスに走り込んだ遠藤が落ち着いて中央へ。

 
 これに走り込んで値千金の先制弾を決めたのは佐々木。
 フリーで走り込んだ佐々木にボールは吸い寄せられたかのよう。

 
 山崎を先発起用したこの日の西野采配はひと味違った。
 73分には月曜のサテライトで比較的良い動きを見せた武井を投入。

 
 1-0で試合を逃げ切り、ホーム連敗をようやくストップ。
 万博の空に久々にこだまする凱歌は5/10の柏戦以来。
 
 アウェイ山形戦を挟んで、次のホームは浦和戦。ヒートアップ確実の大一番をしっかりモノにしたいところだ。


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