いよいよ2010年シーズンのJリーグが開幕。万博記念競技場では元旦の天皇杯決勝の再現となるG大阪と名古屋が激突。互いに譲らぬ優勝候補同士の戦いは、名古屋が2-1と勝利。G大阪は前線の閉塞感が否めず、スコア以上に厳しい開幕戦を強いられた印象だ。

既にACLとゼロックス杯と公式戦を戦っているG大阪。負傷で離脱していた中澤、明神が戦列に復帰。ここまで2戦で1分1敗(実質2分)という戦績に光明を見出すべく、開幕戦の勝利が欲しいところ。対する名古屋は、闘莉王、金崎らというビッグネームの補強と昨季までの布陣がどうミックスされるのかが見所となった。

1993年5月16日、浦和を迎えた開幕戦から約17年。
2010年の万博もサポーターの熱狂で幕は開かれる。

その想いは名古屋も同じ。
それほど遠くないこともあってアウェイスタンドもぎっしり。

山口の不在が最終ラインには痛手。この日は中澤と高木。
前線はチョジェジンとルーカスがコンビを組む。

今季も名古屋の暴れん坊として健在のマギヌン。
遠藤に対するチェックも執拗かつ徹底していた。

加地とマッチアップする金崎。
先制点を導くクロスを生み出した金崎は積極的に仕掛ける。

名古屋の先制点は14分。
左からの金崎のクロスをケネディが頭で落とし・・・


玉田が決める。ゴール前の一瞬の反応は屈指。
W杯本大会を控えて代表FWが先制点を生み出した。


対するG大阪は21分に二川がミドルを決めて同点に。
3連続CKで攻勢に転じた場面からこぼれ球を逃さなかった。

1-1で迎えた68分、遠藤の守備ミスから金崎が突破。
最後はケネディが押し込んで名古屋が突き放す展開に。

1点を追いかけるG大阪は二川を中心に反撃に転じたい。
再三ミドルを狙うなど依然コンディションは良さそうだ。

後半途中から佐々木、そして終盤にドドを投入。
しかしながらゴールが遠いG大阪。

チョジェジンはこの日もノーゴール。
チャンスが無いわけではないが、手薄のFW陣を引っ張りたい。

金崎と共に随所に好プレーを見せた闘莉王。
周囲との連携を上げれば、やはり長いリーグでは怖い選手。

W杯イヤーで自身も4度目の本大会に臨むであろう楢崎。
G大阪は彼を脅かすシュートをあまり打てなかった。

西野長期政権9年目のスタートは苦戦する結果に。
ACLと並走するシーズンはまた苦戦の連続になるのだろうか。
中盤の連携はここまで積み上げたベースメントである程度計算できるにも関わらず、前線があまりに不甲斐ない。ここまで3試合でFWの得点はゼロ。この日は先発出場のルーカスとチョジェジンが封じられ、途中出場の平井はミスが目立ち、ドドはほとんど仕事ができなかった。これまでの「取られたら倍取り返す」スタイルが影を潜めつつある今のG大阪。この試合のように守備のミスが出れば、それを補完する得点力が絶対的に物足りないだけに、今季はスロースタートを強いられそうな予感がする。

既にACLとゼロックス杯と公式戦を戦っているG大阪。負傷で離脱していた中澤、明神が戦列に復帰。ここまで2戦で1分1敗(実質2分)という戦績に光明を見出すべく、開幕戦の勝利が欲しいところ。対する名古屋は、闘莉王、金崎らというビッグネームの補強と昨季までの布陣がどうミックスされるのかが見所となった。

1993年5月16日、浦和を迎えた開幕戦から約17年。
2010年の万博もサポーターの熱狂で幕は開かれる。

その想いは名古屋も同じ。
それほど遠くないこともあってアウェイスタンドもぎっしり。

山口の不在が最終ラインには痛手。この日は中澤と高木。
前線はチョジェジンとルーカスがコンビを組む。

今季も名古屋の暴れん坊として健在のマギヌン。
遠藤に対するチェックも執拗かつ徹底していた。

加地とマッチアップする金崎。
先制点を導くクロスを生み出した金崎は積極的に仕掛ける。

名古屋の先制点は14分。
左からの金崎のクロスをケネディが頭で落とし・・・


玉田が決める。ゴール前の一瞬の反応は屈指。
W杯本大会を控えて代表FWが先制点を生み出した。


対するG大阪は21分に二川がミドルを決めて同点に。
3連続CKで攻勢に転じた場面からこぼれ球を逃さなかった。

1-1で迎えた68分、遠藤の守備ミスから金崎が突破。
最後はケネディが押し込んで名古屋が突き放す展開に。

1点を追いかけるG大阪は二川を中心に反撃に転じたい。
再三ミドルを狙うなど依然コンディションは良さそうだ。

後半途中から佐々木、そして終盤にドドを投入。
しかしながらゴールが遠いG大阪。

チョジェジンはこの日もノーゴール。
チャンスが無いわけではないが、手薄のFW陣を引っ張りたい。

金崎と共に随所に好プレーを見せた闘莉王。
周囲との連携を上げれば、やはり長いリーグでは怖い選手。

W杯イヤーで自身も4度目の本大会に臨むであろう楢崎。
G大阪は彼を脅かすシュートをあまり打てなかった。

西野長期政権9年目のスタートは苦戦する結果に。
ACLと並走するシーズンはまた苦戦の連続になるのだろうか。
中盤の連携はここまで積み上げたベースメントである程度計算できるにも関わらず、前線があまりに不甲斐ない。ここまで3試合でFWの得点はゼロ。この日は先発出場のルーカスとチョジェジンが封じられ、途中出場の平井はミスが目立ち、ドドはほとんど仕事ができなかった。これまでの「取られたら倍取り返す」スタイルが影を潜めつつある今のG大阪。この試合のように守備のミスが出れば、それを補完する得点力が絶対的に物足りないだけに、今季はスロースタートを強いられそうな予感がする。