第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会はJリーグ勢のみでの4回戦に突入。万博では前回まで連覇中の王者・G大阪が延長戦まで柏ともつれ込みながら4-1で勝利。ベスト8進出を果たした。

気温は10度を切るナイター試合。観客は寂しいながらも試合は延長に入ってからG大阪お得意の大味な展開が待っていた。101分のレアンドロの退場もあって柏の運動量が落ちたこともあって、スコアレスで折り返した前半が嘘のような延長戦での3得点奪取だった。

古巣との久々の対戦となった明神。
この試合でもピッチを縦横無尽、コンディションの良さを感じる。

ベテラン・北嶋を中心に来季のJ1昇格を決めたばかりの柏。
破竹の快進撃を見せるJ2の勢いそのままに王者に挑む。
2日前のリーグ・広島戦のメンバーからMF橋本、FW宇佐美に代わって、MF二川、FW平井が先発に名を連ねたG大阪。前半から決定力に欠けた展開で、試合のペースを握るもののゴールは遠い。14分、イグノの左からの折り返しを遠藤がシュートするが、わずかにゴール左へ。26分には二川、42分には明神が加地の折り返しにシュートを見舞うがわずかにゴールには届かない。前半は非常に閉塞感の漂う45分間となった。

前半からポストプレーに徹したイグノ。
動きは悪くなかったが、57分にルーカスと交代。

柏の林は明治大時代に天皇杯で活躍(3試合出場5得点)
19分には決定的なチャンスも。

前半から柏はMF栗澤を軸にしたカウンターを展開。
中盤のスペースを彼に再三ドリブルで持ち込まれた。
スコアレスで折り返した後半、先制したのは柏だった。50分に左サイドからの藏川の折り返しをレアンドロと繋がれ茨田にシュートを決められる。前半から再三カウンターを仕掛けられていたにも関わらず、相手のミスで助かっていたG大阪だったが、ここでビハインドを負うこととなった。

柏が50分に茨田のゴールで先制。
ユース出身の19歳。

1点を追いかける状況で宇佐美が57分に登場。
果敢にボックス内で勝負を仕掛けた。

同じくルーカスも57分から登場。
緩急つけたボール捌きで前線に躍動感を与える。
結果的に前述した広島戦との変更点である二川、平井の動きはミスも多くイマイチだったが、約1ヶ月前に万博で行われた3回戦・栃木戦同様、75分に投入された佐々木によってチームは大きく変化した。81分に同点弾を決めると、延長終了間際にはルーカスの4点目を右サイドからアシスト。運動量の落ち込む柏に対して、躍動した佐々木の存在は延長戦でのG大阪の戦いを大きく支えた。

81分に同点ゴールを佐々木が決める。
二川、遠藤のコンビネーションから相手の裏に飛び出した。

攻撃よりも守備面での奮闘が光った安田理。

昨季までG大阪でプレーしていたパクドンヒョク。
積極的なプレスで古巣に牙を剥く。


延長に入って3分、宇佐美が倒されてPKのチャンス。
キッカーはもちろん遠藤、難なく決めて逆転。

101分には、2枚目の警告でレアンドロが退場処分。
1点を追う柏はかなり戦況が厳しくなる。


カウンターから宇佐美がGKとの1対1を制す。
得意のパターンで試合を決するには十分な一撃。

終了間際にはルーカスが決めて4-1に。
延長戦だけで3得点の巻き返しでG大阪が逆転勝利。
栃木、柏とJ2勢に連続で苦戦しながらも、3連覇へジワジワ勝ち進むG大阪。これでベスト8進出となったが、次の相手はナビスコ王者・磐田を僅差で破った浦和(対戦は12/25)。この週末にその前哨戦ともいえるリーグでの試合を控えている。勝点差で首の皮一枚繋がっているリーグ、そして3連覇を狙う天皇杯とシーズン終盤になって、好敵手・浦和の壁を乗り越えなければいけない展開となった。

気温は10度を切るナイター試合。観客は寂しいながらも試合は延長に入ってからG大阪お得意の大味な展開が待っていた。101分のレアンドロの退場もあって柏の運動量が落ちたこともあって、スコアレスで折り返した前半が嘘のような延長戦での3得点奪取だった。

古巣との久々の対戦となった明神。
この試合でもピッチを縦横無尽、コンディションの良さを感じる。

ベテラン・北嶋を中心に来季のJ1昇格を決めたばかりの柏。
破竹の快進撃を見せるJ2の勢いそのままに王者に挑む。
2日前のリーグ・広島戦のメンバーからMF橋本、FW宇佐美に代わって、MF二川、FW平井が先発に名を連ねたG大阪。前半から決定力に欠けた展開で、試合のペースを握るもののゴールは遠い。14分、イグノの左からの折り返しを遠藤がシュートするが、わずかにゴール左へ。26分には二川、42分には明神が加地の折り返しにシュートを見舞うがわずかにゴールには届かない。前半は非常に閉塞感の漂う45分間となった。

前半からポストプレーに徹したイグノ。
動きは悪くなかったが、57分にルーカスと交代。

柏の林は明治大時代に天皇杯で活躍(3試合出場5得点)
19分には決定的なチャンスも。

前半から柏はMF栗澤を軸にしたカウンターを展開。
中盤のスペースを彼に再三ドリブルで持ち込まれた。
スコアレスで折り返した後半、先制したのは柏だった。50分に左サイドからの藏川の折り返しをレアンドロと繋がれ茨田にシュートを決められる。前半から再三カウンターを仕掛けられていたにも関わらず、相手のミスで助かっていたG大阪だったが、ここでビハインドを負うこととなった。

柏が50分に茨田のゴールで先制。
ユース出身の19歳。

1点を追いかける状況で宇佐美が57分に登場。
果敢にボックス内で勝負を仕掛けた。

同じくルーカスも57分から登場。
緩急つけたボール捌きで前線に躍動感を与える。
結果的に前述した広島戦との変更点である二川、平井の動きはミスも多くイマイチだったが、約1ヶ月前に万博で行われた3回戦・栃木戦同様、75分に投入された佐々木によってチームは大きく変化した。81分に同点弾を決めると、延長終了間際にはルーカスの4点目を右サイドからアシスト。運動量の落ち込む柏に対して、躍動した佐々木の存在は延長戦でのG大阪の戦いを大きく支えた。

81分に同点ゴールを佐々木が決める。
二川、遠藤のコンビネーションから相手の裏に飛び出した。

攻撃よりも守備面での奮闘が光った安田理。

昨季までG大阪でプレーしていたパクドンヒョク。
積極的なプレスで古巣に牙を剥く。


延長に入って3分、宇佐美が倒されてPKのチャンス。
キッカーはもちろん遠藤、難なく決めて逆転。

101分には、2枚目の警告でレアンドロが退場処分。
1点を追う柏はかなり戦況が厳しくなる。


カウンターから宇佐美がGKとの1対1を制す。
得意のパターンで試合を決するには十分な一撃。

終了間際にはルーカスが決めて4-1に。
延長戦だけで3得点の巻き返しでG大阪が逆転勝利。
栃木、柏とJ2勢に連続で苦戦しながらも、3連覇へジワジワ勝ち進むG大阪。これでベスト8進出となったが、次の相手はナビスコ王者・磐田を僅差で破った浦和(対戦は12/25)。この週末にその前哨戦ともいえるリーグでの試合を控えている。勝点差で首の皮一枚繋がっているリーグ、そして3連覇を狙う天皇杯とシーズン終盤になって、好敵手・浦和の壁を乗り越えなければいけない展開となった。