Monteverdi
Madrigali Guerrieri et Amorosi
The Consort of Musicke
Anthony Rooley
TOCE-11282/83
1989,90年録音。77分36秒/62分28秒。Virgin。国内盤。不確かながら、2004年に購入したものか。コンソート・オブ・ミュージック(COM)によるモンテベルディのマドリガーレ集第8巻は、全曲だとCD3枚分になりますが、その一部を省略してCD2枚に組み直して出されたもの。〈情知らずの女たちのバッロ〉(いつも思うけどすごいタイトルですね)は全曲カット。〈天によって導かれ"Volgendo il ciel"〉は序の部分のみ収録。そのほかの曲は全部あります。
全曲収録してないのは不満ですが、国内盤でモンテベルディのマドリガーレがリリースされることはもう、めったにないだろうと思ったので、手に入れておきました。外盤では全曲盤も買ったんですけどね。
わたしはCOMのこのモンテベルディはわるくないと思いますよ。みづみづしく、端正である。室内楽的な親密さを感じさせる。そしてなおかつ気合いの乗った演奏だ。いやほんと、COMの歌い手がここまで積極的な表現を見せるのはめづらしい。ただイタリア勢の演奏とくらべてしまうと、どうしても血の色が薄い感じなのね。
原譜では重唱で歌われる〈とてもやさしい小夜鳴き鳥よ"Dolcissimo uscignolo"〉〈幸せで楽しい心を持ちたい者は"Chi vol haver felice"〉をカークビーのソロにゆだねていて、これはカークビーのファンにはうれしい演出。それにしても、テナーのアンドルー・キングの癖のある声には閉口。しかもキングは〈タンクレディ〉の語り手だとか、〈恋するものはみな戦士だ〉の第1テナーとか、けっこう目立つところを歌っている。何度聴いても耳になじまない困った声だ。
Madrigali Guerrieri et Amorosi
The Consort of Musicke
Anthony Rooley
TOCE-11282/83
1989,90年録音。77分36秒/62分28秒。Virgin。国内盤。不確かながら、2004年に購入したものか。コンソート・オブ・ミュージック(COM)によるモンテベルディのマドリガーレ集第8巻は、全曲だとCD3枚分になりますが、その一部を省略してCD2枚に組み直して出されたもの。〈情知らずの女たちのバッロ〉(いつも思うけどすごいタイトルですね)は全曲カット。〈天によって導かれ"Volgendo il ciel"〉は序の部分のみ収録。そのほかの曲は全部あります。
全曲収録してないのは不満ですが、国内盤でモンテベルディのマドリガーレがリリースされることはもう、めったにないだろうと思ったので、手に入れておきました。外盤では全曲盤も買ったんですけどね。
わたしはCOMのこのモンテベルディはわるくないと思いますよ。みづみづしく、端正である。室内楽的な親密さを感じさせる。そしてなおかつ気合いの乗った演奏だ。いやほんと、COMの歌い手がここまで積極的な表現を見せるのはめづらしい。ただイタリア勢の演奏とくらべてしまうと、どうしても血の色が薄い感じなのね。
原譜では重唱で歌われる〈とてもやさしい小夜鳴き鳥よ"Dolcissimo uscignolo"〉〈幸せで楽しい心を持ちたい者は"Chi vol haver felice"〉をカークビーのソロにゆだねていて、これはカークビーのファンにはうれしい演出。それにしても、テナーのアンドルー・キングの癖のある声には閉口。しかもキングは〈タンクレディ〉の語り手だとか、〈恋するものはみな戦士だ〉の第1テナーとか、けっこう目立つところを歌っている。何度聴いても耳になじまない困った声だ。