歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

ラジオ深夜便の人たち

2011年03月07日 | メモいろいろ
ラジオ深夜便水曜夜を隔週で担当している川野一宇(かずいえ)さんは、いまの深夜便の進行役のなかでも抜きんでた安定感で、この人の担当する日はなるべく聴くようにしています。わたしはこの人の声をずいぶん昔から聴いているんです。中学生のころから。そのころ、川野さんは土曜日の午後に広瀬久美子さんと組んで番組をやっていたんですよ。広瀬久美子さんの土曜の午後の番組はその後長く続いて、男性パートナーはつぎつぎ代わっていったんですが、その初代が川野さんでした。

それから、金曜日夜の関西発ラジオ深夜便の西橋正泰(まさひろ)さん。この人は今や鶏ガラのようなおじいさんになってしまいましたけど、でも声は昔と変わらない。電話で関西各地の人と話をするとき嫌みでないていどに関西ふうのアクセントになって、そのへんの匙加減はさすが。西橋さんはそのむかし『日曜美術館』の司会をしていて、そのころは知的で端正な話しぶりの、いかにもスマートなエリート、って感じの方でした。いまもときどき、関西の美術館の話題を取り上げてくれてます。

土曜日の夜に栗田敦子さんという、やはり元NHKのアナウンサーの人が去年の4月から入りましたけど、はじめて深夜便で聴いたとき、声が暗いんでびっくりした。

火曜の須磨加津江さんは、若かったころの写真を深夜便の公式サイトにアップしていて、これが今どきの若い女子アナなみにかわいい。あれはちょっと、ほかの女性のアンカーが気を悪くすると思いますよ。

火曜日のもうひとりの石澤典夫さんも『新・日曜美術館』の司会やってた時期があった。石澤さんは深夜便では美術と現代演劇担当、みたいです。木曜日の迎康子さんと、「女優が語るわたしの人生」の聞き手を分担している。真野響子さんの回のときに石澤さん自身が言ってたんですが、俳優になることを志して、民藝の入団試験を受けたことがあるとかいう話でした。

そういえば、もう深夜便を引退した斎藤季夫さんも、朝のニュース番組のメインキャスターをやめた後に『日曜美術館』の司会にたしか移ったんだったと思う。斎藤さんもいい声で、しかもこの人はかなりの二枚目でした。

日曜夜の宇田川清江さんが引退したあとに徳田章さんが入りましたが、まだちょっとこなれない。青柳秀侑さんの『待ち合わせは映画館で』での合いの手も、まだ宇田川さんには遠く及ばない。宇田川さんの引退とときを同じうして、西田善夫さんもNHKに出なくなったのがさびしい。年末のラジオの「スポーツこの一年」、ずっと楽しみにしてたのに、昨年末から司会が山本浩さんに代わってた。

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1 コメント

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大いに共感します (柚木菜摘)
2017-06-04 07:08:04
私の見方、感じ方にかなり近いなと感じコメントしました。
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