Orlando di Lasso
Deutsche Lieder
Spägele, Landauer, Jochens, Herberich
Lautten Compagney
5011
1993年録音。54分59秒。CAPRICCIO。4人の歌い手がクレジットされているけれども、むしろ器楽中心のアルバムでした。歌い手はところどころ出てきて花を添える程度。四重唱は全24曲中、3曲のみ。肝腎の"Matona mia cara"が最後に演奏されているのですが、これが器楽のみなのにはマイッた…。ラッソの合唱曲が聴きたい人には勧められないなあ。
しかし全体として演奏の質は高いのですよ。捨てがたい魅力があると言っていい。器楽は総勢9人で、ビオラ・ダ・ガンバやリュートのみならずツィンクなどいろいろ出てきます。これがなかなか達者。渋めの演奏ながら、ドイツ・ルネサンスのシックなというか、重厚なというか、この国らしい音楽の魅力をしっかり楽しませてくれる。
それにしてもラッソ(ラッスス)の世俗曲を集めたアルバムってなかなか決定盤がない。以前コンチェルト・イタリアーノのを聴いたのですが、全然ダメだった。粗くて。このラウテン・カンパニー盤も、もうちょっと重唱で何曲か聴かせてほしかった。
Deutsche Lieder
Spägele, Landauer, Jochens, Herberich
Lautten Compagney
5011
1993年録音。54分59秒。CAPRICCIO。4人の歌い手がクレジットされているけれども、むしろ器楽中心のアルバムでした。歌い手はところどころ出てきて花を添える程度。四重唱は全24曲中、3曲のみ。肝腎の"Matona mia cara"が最後に演奏されているのですが、これが器楽のみなのにはマイッた…。ラッソの合唱曲が聴きたい人には勧められないなあ。
しかし全体として演奏の質は高いのですよ。捨てがたい魅力があると言っていい。器楽は総勢9人で、ビオラ・ダ・ガンバやリュートのみならずツィンクなどいろいろ出てきます。これがなかなか達者。渋めの演奏ながら、ドイツ・ルネサンスのシックなというか、重厚なというか、この国らしい音楽の魅力をしっかり楽しませてくれる。
それにしてもラッソ(ラッスス)の世俗曲を集めたアルバムってなかなか決定盤がない。以前コンチェルト・イタリアーノのを聴いたのですが、全然ダメだった。粗くて。このラウテン・カンパニー盤も、もうちょっと重唱で何曲か聴かせてほしかった。