歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

大岡昇平『武蔵野夫人』

2015年01月17日 | 本とか雑誌とか
大岡昇平『武蔵野夫人』(新潮文庫)読了。

大岡昇平、読んでこなかった。大学の近代文学の演習で『俘虜記』を読み、その後だいぶたって、『事件』『成城だより』を読んだくらい。

恋ケ窪のところを丸谷才一がどこかで論じていた。武蔵野の地形の研究おもしろい。こういうの好きです。翻訳調?の硬い文体で人物の心理を腑分けするようにしながら話を進めていくのもむしろ新鮮。『俘虜記』もこんなだったっけかなあ。記憶ナシ。

カード取りしながら読んだ。そう、昔はB6のカードにことばの用例を書き出しながら本を読んだものですよ。しばらくやってなかったですが、iPhone使いになったのでiPhoneにメモを取りながら読む。これは便利だなあ。そのメモからいくつか書きつけておきましょう。

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