歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

山本富美さん

2010年05月26日 | メモいろいろ
古楽を歌うソプラノのかたで山本富美さんて人がいるそうなのですが、このかた、学生時代に、教育テレビのドイツ語講座に生徒役で出ていた人ではないかしらん。そのころ、講師は小塩節さんで、ミヒャエル・ミュンツァーさんてドイツ人が出演していました。その生徒役がたしか山本富美さんて名前だった。育ちのよさそうなかわいらしい人だったので憶えているのである。(ちなみに言ってしまうと、山本さんの前任の辻あき子さんも美人だった。)小塩さんも音楽が好きな人で、たしか番組の中でも歌ったりしていらした。そのころわたしは高校生くらいで、ほんらい語学力なんて、さかさに振ったってないんですが、ふしぎなことに、高校時代、ドイツ語講座とかフランス語講座とか好きだったんだよねえ。いま振り返っても自分のことではなくてだれか親戚の高校生のことを思い出してるかのようである。いやー、それにしても山本さん、ご立派におなりなすったのね。

ドイツ語はテレビで見ていたけれど、フランス語はラジオの講座を聴いていました。入門編の先生は林田遼右さんで、ピレネー山脈の麓のポーという街を舞台にしたストーリーだった。番組の進め方もトーク番組みたいで、堅苦しくなく聴いていられた。そしてテキストの、本文に添えられたイラストがまたオシャレでねえ、イラストが楽しみで、毎月買ってましたね。大学に入ったとき、わたしは結局第二外国語でフランス語を取ったんですが、高校のときに林田さんの講座を聴いていたのがだいぶ助けになりましたよ。英語は「可」ばっかしだったけど、フランス語は「優」でしたもん。