歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

京急電車で

2010年05月01日 | メモいろいろ
三浦半島というと、おととし出会った本『いしいしんじのごはん日記』のいしいさんの家があったのが三浦三崎だ。東京に出た帰り、いしいさんは京急で三崎口の終点まで乗って、そこから三崎方面行きのバスに乗り換えていた。いっぽう曾野綾子『傷ついた葦』の光森神父は、横須賀かどこかの病院に入院している信者さんを見舞いに行った帰途、三崎口から、三崎とは反対方向の長井方面ゆきのバスに乗って、教会までとぼとぼ帰っていたわけだよなあ。いしいさんは実在の作家で、いっぽう光森神父のほうはフィクションで、さらには『傷ついた葦』は昭和40年代の話なんですが、いしいさんと光森さんが京急電車で隣り合わせに座ってるところなんかをわたしは妄想しておもしろがっている。