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写真1 ヒゼンマユミ(国指定天然記念物)
写真2 葉は対生、幹は稜があり四角っぽい
写真3 枝も稜があり四角っぽい
諫早市にある長崎県県央振興局正門の両側に対の植栽高木。一見、何の変哲もない木。しかし、局舎に向かって左側の木に案内板(写真1)。
案内板を目で追うと、まず「ヒゼンマユミ(ニシキギ科)」。ヒゼン?、ここは肥前の国、なにか謂われがありそう。
次に、マユミ?、人の名前のよう。
さらに、「諫早市の木(国指定天然記念物)」。えっ、天然記念物、市や町、村の木を見たことはある。しかし、天然記念物の木を見たことは皆無に等しい、シャッターを切る。
調べると次のような謂れ因縁がある。
1906年(明治39)1月7日、肥前長崎の諫早村で千葉経三郎氏が初めて発見採集。そのため牧野富太郎博士が、同科同属のマユミに似ており、肥前で発見採集されたのでヒゼンマユミと命名。学名にもchibae、Makinoが入る。
諫早市が市の木と指定したのは第1採集発見地ゆえ、うべなるかな。
国指定天然記念物のわけは、本種が環境省レッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類(EN)にカテゴライズされるほど稀少種ゆえ。
さて、本種は常緑小高木で、自生地は限られ、山口県蓋井島(ふたおいしま)、徳島県阿南市棚子島(たなごしま)、九州、沖縄。茎や枝は緩やかな稜(ふち)があり四角状(四角い)。実も四角状で4つに裂ける。花期は4~6月、果期は11~12月。
学名:Euonymus chibae Makino ニシキギ科
引用・参考文献等:牧野標本館タイプ標本データベース
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年02月17日 撮影地:長崎県諫早市
写真1 ヒゼンマユミ(国指定天然記念物)
写真2 葉は対生、幹は稜があり四角っぽい
写真3 枝も稜があり四角っぽい
諫早市にある長崎県県央振興局正門の両側に対の植栽高木。一見、何の変哲もない木。しかし、局舎に向かって左側の木に案内板(写真1)。
案内板を目で追うと、まず「ヒゼンマユミ(ニシキギ科)」。ヒゼン?、ここは肥前の国、なにか謂われがありそう。
次に、マユミ?、人の名前のよう。
さらに、「諫早市の木(国指定天然記念物)」。えっ、天然記念物、市や町、村の木を見たことはある。しかし、天然記念物の木を見たことは皆無に等しい、シャッターを切る。
調べると次のような謂れ因縁がある。
1906年(明治39)1月7日、肥前長崎の諫早村で千葉経三郎氏が初めて発見採集。そのため牧野富太郎博士が、同科同属のマユミに似ており、肥前で発見採集されたのでヒゼンマユミと命名。学名にもchibae、Makinoが入る。
諫早市が市の木と指定したのは第1採集発見地ゆえ、うべなるかな。
国指定天然記念物のわけは、本種が環境省レッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類(EN)にカテゴライズされるほど稀少種ゆえ。
さて、本種は常緑小高木で、自生地は限られ、山口県蓋井島(ふたおいしま)、徳島県阿南市棚子島(たなごしま)、九州、沖縄。茎や枝は緩やかな稜(ふち)があり四角状(四角い)。実も四角状で4つに裂ける。花期は4~6月、果期は11~12月。
学名:Euonymus chibae Makino ニシキギ科
引用・参考文献等:牧野標本館タイプ標本データベース
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年02月17日 撮影地:長崎県諫早市
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