おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

野州麻の加工第2段階 表皮・繊維剥き

2016年09月24日 03時46分04秒 | 農業

写真1 発酵した野州麻・アゲソを左手に持ち、その表皮・繊維を右手で引いて剥く酒巻幸一様。13:57:18


写真2 表皮・繊維を剥き終え、茎・オガラを台の下へ。13:57:21


写真3 結束から2本抜き、茎下面の表皮・繊維を剥くために下方へ折る(第1回折り)。13:57:29


写真4 茎下面の表皮・繊維を剥く。13:57:29


写真5 茎下面の表皮・繊維を20㎝ほど剥く。13:57:30


写真6 茎上面の表皮・繊維を剥くために茎を上方へ折る(第2回折り)。13:57:31


写真7 茎上面の表皮・繊維を剥くために茎を上方へ折る(第2回折り)。13:57:31


写真8 茎上面の表皮・繊維を20㎝ほど剥く。13:57:32


写真9 剥いた茎上面の表皮・繊維を下方へ。13:57:32


写真10 上面の表皮・繊維を下方へ引き、折り茎を外す。13:57:32


写真11 これから、剥いた表皮・繊維を右手に持ち、それに繋がる左手に持つ茎の表皮・繊維を引き剥く(写真1)。13:57:32


写真12 剥いた表皮・繊維の束を持つ酒巻様


写真13 鞣しを待つ表皮・繊維の束

人気ブログランキングへ ← Please click this green banner.
           ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください

 野州麻のアゲソは3日3晩、72時間、オドコバで発酵(弊ブログ2016年09月16日
 発酵したアゲソの表皮・繊維は薄茶色に変わり柔らかく、茎から分離しやすくなる

 その表皮・繊維を剥く作業、すなわちアサヒキ(狭義)を鹿沼市上永野の酒巻幸一様の作業に見る(写真1~写真12)
 酒巻様のアサヒキは速い、さすがアサ栽培70年
 たとえば、2本のアサヒキは約20秒、コンパクトデジカメでは撮れない

 酒巻様はアサヒキしながら次のようにご教示(注1)
   “これ(アサヒキ)簡単そうにやってっけんどー、やると難しいんだぜ”
   “(下方と上方に簡単に)折れないし、同じ幅で”2回折る
   “だいたい4センチか3センチの幅(長さ)で”折る
   “太いんと細いんを混ぜてやったり”工夫している

 さらに、左手を護る青手袋に関連して次のようにご教示
   “手袋してないと擦っていくから、手が薄くなって血が出るの、手から血が出る”
   “昔は手袋なかったからー、胡桃の皮、山から胡桃採って来て、こーやってはたいて、しぼって(叩いて潰して絞って)手ーつけて”
   “そのことは、今の人は全然知らないですよ”
   “今、ちょうど山に胡桃がある、実がついてて青い皮が入ってんですよ、周りに、それを潰して手ー塗って”
 なるほど、身近な資源の利用、血止めのヨモギを想起

 注1 ( )は筆者の補足説明
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年09月14日 撮影地:栃木県鹿沼市






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋彼岸 紅白のヒガンバナ | トップ | オオタカに遇うこと2回  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

農業」カテゴリの最新記事