Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

ドロミテ周遊トレッキング 11日目

2023年07月27日 | イタリア
7/12(水)、昨夜はすごい雨音でした。
朝食の後、表に出てみると雨は上がったものの暗い空。
5夜連続でお世話になった斜め前のホテルの屋根まで覆う低い雲。
反対側も同様。
家族経営のホテルの3代目はちびっこで、フロント前のテーブルでお絵描きしていたり、
お庭を走り回っていたり。
お借りした本もすべて読み終わり、すっきり。
このホテルは部屋の掃除がなく、毎日タオル交換とゴミ捨てのみ。
それはそれでこちらとしても好都合でした。
延泊した2泊分をクレジットカードで支払うためフロントに行くと、
なんと読み取り機の調子が悪いのと2代目の娘さん。
えー、現金はもう持ってないから、なにがなんでもクレジット払いじゃなきゃ。
後ろのホテルも経営しているそうで、そちらの機械でやりましょうと。
裏ドアから出て、もうひとつのホテル行くも、そこでも読み取り機は作動せず。
あちゃ~、どうする?
今一度、元のホテルに戻り、再びクレジットカードを挿入すると、なんとか作動。
あー、よかったぁ~。
1泊88ユーロ×2=176ユーロに、Tourist taxが3.8ユーロがプラスされ、
合計 179.8ユーロ(約29,055円)でした。
ネットのホテルサイトで1泊の料金を調べていたので、それよりずっとお安くてこれは助かりました。
予約してもらったタクシーは14時のお迎え。
荷物をまとめ、スーツケースのパッキングもほぼ終了。
予約したタクシーが来るまで部屋を使っていいと言われ、それまで時間もあることだし。
Googleマップを見ると、近いところにスポーツ用品店が2軒ありました。
最後に足は痛いけれど、お天気も回復したことだし、ちょっと歩いて行ってみることに。
坂を下って行くと、右手はゲレンデでした。
傾斜が緩いのでファミリーゲレンデといったところでしょうか。
左右に宿泊施設が並んでいます。
今更ながら、こんな町だったんだぁ。
なんと5つ星ホテルまで。
全面ガラス窓のお部屋はとてもラグジュアリー。
ワタスが泊まっているホテルは2つ星ですから。
この先にOUTLETのスポーツ用品店がありました。
入ってみるも、欲しいものはなく。
反対側にあるEDOARDO SHOPへ。
ガイドのエドと同じ名前のお店です。
中に入ると登山ウエアと自転車ウエアが半々くらい。
見ているお客もサイクリングウエアを着たレディースが2名。
特に心惹かれるものはなく、何も買いませんでした。
店の外には BIKE WASH STATION。
セルフサービスですが、6ユーロで自転車を洗うことができます。
ドロミテはどこに行ってもサイクリングしている人達がいて、
ほんとうに自転車好きな方が多い。
地図ではこの先に土産物屋さんがあるのですが、坂を上って行かねばならず、
この足ではもう無理と諦めました。
帰り道緩い上り坂をビッコを引きながら歩いていると、
ホテル前からおじいちゃんが手を振っています。
こちらも振り返すと、なにやらタクシーが来ている模様。
ウソでしょ!
14時って言ったじゃない。まだ13時前だよ。
これから部屋に戻って、朝食会場で作ったパンを食べてと思っていたのに。
もう来たの?
何も買わなかったので詰めるものもなく、スーツケースを準備万端にしていてよかった。
おじいちゃんが部屋の前からスーツケースを駐車場まで運んでくれました。
ご家族の皆さんにお礼を言いたかったけれど、最後はバタバタでした。
急いでタクシーに乗り込みます。
毎日アイスパックを貸していただき、ほんとうにありがとうございました。
足が痛む中、快適に過ごすことができました。
タクシーは猛スピードで、いくつものスキーリゾートを走り抜けていきます。
山を越える時、右側にドロミテの最高峰マルモラーダが見えました。
最後にお姿を拝めてよかった。
1時間弱でアッレゲのHotel Tea Dolomitiに着きました。
怪我をした翌日、山小屋からHOTEL BORESTまでも1時間ほどで110ユーロ(現金払い)だったのに、
今回はクレジットカード払いがOKで、140ユーロ(約22,624円)。
時間的にも若干早かったので、前よりいくらか安いだろうと思っていたのに、
30ユーロの差はなんなんだ?
添乗員からは最後のホテルが一番よくないと釘を刺されていました。
チェックインできるのは15時からと言うので、タクシー予約を14時にしていたはずなのに。
1時間以上早く来たので、14時には着いちゃった。
案の定、部屋には入れませんでした。
仕方なく1Fのイスに座り、お昼に食べる予定だったパンをいただきました。
それでも15時までまだあるので、表に出てみることに。
ホテルの目の前はアッレゲ湖が広がっています。
ボートもありますね。
湖に飛び出るような作りの遊歩道。
鉢が置かれ、お花が咲いています。
湖畔にはたくさんのホテルが建っていて、
その後ろには山々が迫っています。
反対側はこんな感じ。
本日のお宿は一番右のHotel Tea Dolomiti。
15時になったので、一足先にチェックイン。
このホテルの評判が悪いことのひとつに部屋の天井が斜めで
頭がぶつかりそうだと聞いていました。
部屋の前に行くと、ドアの形が・・・。
マジか、斜めになってる。
狭いながらもベットは大きく、ここはセーフ。
シャワーカーテンで仕切られた狭い洗面室。
このシャワーカーテンから悪臭がしてアウト。
頭はぶつけないけれど、ここの天井が斜めでした。
ヨーロッパのホテルではおなじみのビデも並んでいますが、
日本人でこれを使う人、いるんでしょうかね?
これがないだけでスペースが広くなるのになぁー。
トイレットペーパーが遠すぎるので、置場としては役に立ちましたが。
ツアー隊もアッレゲに着き、湖を散策中とのこと。
添乗員とはツアー中の連絡先としてLINEで繋がっているのですが、
お迎えのタクシーが1時間以上も早く来たことを伝えると、申し訳ないの一言もなく完全スルー。
エドと添乗員と3人でタクシー予約の件を話し合い、
確かに最終的にその手配はエドがしましたけど、
旅行会社として謝ってもいいんじゃない?と思いました。
そして足を下げていると内出血が下がり痺れるので、帰りの飛行機が心配でした。
座席を右隣が空き席に変更したいというと、わかりましたと返事が来たものの、
後から、48時間以内にエミレーツ航空のHPから自分でやってくれと。
ここまでも怪我に対して、なんて塩対応なんだと思っていました。
事故直後からあまりに誠意がなく、あきれるばかりです。
エドとは既にホテル前で分かれ、ワタスに会えないのが残念だとの伝言が。
彼にはほんとうにお世話になり、添乗員よりずっと頼りになりました。
最後にお礼を言えず、ほんと残念でした。
街にスーパーがあるので、再び外へ。
アッレゲにも街の中心に教会がありました。
ヨーロッパではベランダに花が飾られているホテルが多いですが、
こちらのホテルも白とピンクの花がいっぱい。
そしてこちらがお目当てのCoop。
思っていたより小さいスーパーでした。
入口脇には乾電池とペットボトルキャップの回収ボックスがありました。
日本だと牛乳の紙パックと発泡スチロールのトレイが多いですよね。
中に入ると、なんとツアーメンバーとバッタリ。
大丈夫?と声をかけられました。
あんまり大丈夫ではないけれど、最後の買い物チャンスを逃すわけにはいきません。
行動食になるようなミックスナッツの小さなパック、チョコレート、
フルーツバー等を山友やジム友達に購入。
お土産を買うことができて、よかった。
ホテルに戻ると、同じくツアーメンバーもバラバラと戻ってくるところでした。
お借りしていた本をそれぞれに返却し、お礼を言いました。
おかげさまで、ホテルに缶詰めでも5日間を乗り切ることができました。
夕食はホテル1Fのレストランにて。
このレストランも悪評で、作る人が1人しかおらず、
出てくるのにめちゃくちゃ時間がかかるとの前評判。
旅行会社からのクレームが効いたのか、さほど待たずとも1品目が出てきました。
作るのも1人なら、運ぶのも1人。
おっちゃんフル回転です。
スパゲッティカルボナーラ。
厨房から出てきて、粉チーズをかけてくれました。
そうそうこれをかけなきゃね。
2品目がサラダ。
なぜ最初に出てこなかったのかは、疑問ですが。
3品目が形がまん丸のハンバーグ。
事前にホテル自慢の一品と聞かされていんですが、
それがこれ?
なんだかイシイのハンバーグ的食感でした。
デザートはティラミス。
ツアー中に一度食べましたっけ。
オプションでカプチーノを注文。
「CIAO」のカフェアートはイマイチはっきりしなくて微妙。
努力は認めますが。
前の晩も土砂降りでしたが、この日の夜もものすごい雨でした。
たまたま山側の部屋だったので、土砂崩れでも起こったらどうしよう?と思うほど。
既に転倒してから1週間が過ぎ、少し腫れが引いては来たものの、
ビッコを引きながら歩くので、体のバランスまでおかしくなりそう。
帰国したらすぐ整形外科に行こうと思います。