Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

六甲全山縦走ツアー 4日目

2022年02月27日 | 
2/22(火)、コロナ禍になってから宿泊施設では食事の際、各自でおかずを取る、ご飯を盛る等の時は必ず手袋着用をお願いされます。
それが誠に取り難くてイライラするのよね。
ここかんぽの宿にはこんなすぐれものあり!
赤丸に手をかざすと手袋の隙間に空気が挿入され、すぐに手を入れることができるのです。
ただ親指は必ず左側なので、左手は手の平を上にしないといけません。
昨晩もコース料理で品数が多かったけれど、朝食はもっとすごかった。
この他に魚の干物やさつまあげ、ベーコンエッグ等が出てきて、朝からおかずの量にやられました。
朝イチでスーツケースを自宅宛の宅配便に出し、チェックアウト。
きょうは出発がいつもより1時間遅い8時。
それではゴール目指して、行ってみよう!
まずは有馬温泉街の散策から。
坂を下り炭酸泉源公園へ。
蛇口付きの炭酸泉源。飲めます!
飲みませんでしたけどね。
有馬ではこの炭酸泉に砂糖を入れてサイダーとして飲まれていたそうです。
国産オリジナルサイダーの素、味見しときゃよかった。
この右側にあった湧いてない感じの湧き出し口。
低温泉のため、覗き込んでも熱くないとのこと。
こちらはボコボコ湧いています。
有馬温泉にはあちこちに鬼瓦が飾られています。
厄払いの意味を込め、外国人観光客にも撮影ポイントとして人気があるそうです。
寺田町界隈にはそんな鬼瓦の横にモンベルルーム 有馬店がありました。
朝早過ぎて、まだ開いてませんでしたけど。
そしてその斜め前には代表的な外湯「銀の湯」があります。
銀泉は無色透明の炭酸泉。
先ほど見てきたサイダーの素ですね。
壁にも鬼瓦。
赤がよく映え、素敵です。
源泉が見えますよと楠ガイド。
湯気がもくもく湧いています。
街中の排水溝も赤褐色の温泉が流れています。
各施設へ供給される温泉の配水管から漏れてしまったのかな?
この方は行基上人。724年温泉寺を建立しました。
有馬温泉が広く知られるようになったのは、この行基上人と十二の宿坊を建てた仁西上人。
そしてたびたび湯治に来ていた豊臣秀吉。
有馬温泉の発展に貢献した三恩人だそうです。
先程の行基上人が724年に建立した温泉寺。
薬師如来が祀られています。
少し歩いてこちらは御所源泉。
金泉(赤湯)で鉄分と塩分が多く含まれ、塩分濃度は日本一の温泉だそうです。
昨晩のお宿の温泉と同じですね。
確かにしょっぱかった。
レトロな看板。
景観にマッチしています。
こっ、これはマッチしているんだろうか?
誰?
奥にお店があるようでしたが、なにせ朝早くてどこも開いてないのよ。
人けのない路地を行く我等。
懐かしのポスト。
ちゃんと機能しています。
この右手の道を上がり天神源泉。
98.2℃もある有馬の代表的な温泉源です。
ちょうど作業中でした。
金泉の成分結晶のためパイプが詰まってしまい、頻繁に交換しているそうです。
なんたって強塩泉ですからね。
静まり返った商店街。
お肉屋さんにはこんなポスターが!
そういえば、六甲全山縦走中に一度もイノシシに遭遇しなかったな。
「ありまサイダー てっぽう水」がある自動販売機。
左隣のドリアンサイダーやタガメサイダーの方が気になる・・・。
金泉の足湯もありました。
これを設置しているのは金泉の外湯「金の湯」。
やはり有馬温泉と言えば、銀泉より金泉でしょー。
赤い欄干のねね橋。
戦乱の最中にも別邸を設けるほど有馬温泉を愛した秀吉とねね。
色が濃く、とても印象深いお湯でしたからね。
橋の近くのコンビニで全員お昼を調達。
その時お財布を出そうとして小銭入れがないのに気付きました。
最後に出したのは温泉寺でお参りした時だ!
伊藤ガイドに付き添ってもらい、駆け足で戻ります。
なんと賽銭箱の上にちょこんと乗っているじゃありませんか。
なのになぜか中身が入ってない!
まあ100円も入ってなかったような・・・。
お気に入りの小銭入れがあっただけでもありがたいッス。
有馬温泉からタクシー2台に分乗し、裏六甲ドライブウェイ経由で再び六甲山ガーデンテラスへ。
ここが本日のスタート地点。
雪の上で朝の準備体操完了。
六甲最高峰へ向かって進みます。
階段を上がり、
北区と東灘区の境を通り、
きょうも車道歩いては、また登山道に入り、
広い山頂に到着!
六甲山 標高931m。
いくつもの山を越えてきましたが、ここが六甲の最高峰。
一等三角点には阪神大震災で隆起し、標高931.13mが931.25mになったと記載あり。
昔は米軍施設で立入禁止だったそうですが、今は自衛隊の通信中継施設になっています。
ちょうど自衛隊の方々と入れ違いになりました。
六甲山の標高は931なので、クサイと覚えやすいですと楠ガイド。
山頂直下のトイレは2021年にできたばかり。
クサイどころかとってもきれい。
休憩を取ると、次々登山グループがやってきました。
トイレ休憩の後はまた車道に出て、
芦屋市に入りました。
先の方にトンネルが見えますね。
トンネル内を進むと芦屋市と西宮市の境がきました。
芦屋市はあっという間に通り過ぎた感じですね。
きょうはここまで雪でもアイゼンを着けずに歩いてきました。
いよいよ急な下りが始まります。
安全第一でここから軽アイゼンを着けましょう!と楠ガイド。
慎重に下って行きます。
ついに標識にも「宝塚」の文字が出てきましたょ。
もう雪もすっかり無くなり、樹林帯の中をひたすら進みます。
ようやく開けたところに出ました。
西宮市のシンボル甲山 標高309mが目の前に見えています。
宝塚の街と遠くに伊丹空港やあべのハルカスまで見えました。
でもまだまだ宝塚駅まではあんなに下らなければならないのね。
もうひと踏ん張りだよ~。
ようやく塩尾寺(えんぺいじ)に着きました。
縦走路はここで終わり、楠ガイドとハイタッチ。
六甲全山縦走完全踏破できました!
参加者が集まり、両ガイドから挨拶がありました。
楠ガイドからは参加者の平均年齢が比較的高かったのにも関わらず、足並みが揃っていたとお褒めのお言葉。
ここから宝塚駅までは舗装道路となります。
これがね、足にくるのょ。
しかもかなりの下り坂の上、そこそこ距離もあるし。
住宅街の中を黙々と歩いていると伊藤ガイドがクイズ大会を開いてくれました。
ワタス達の気分を紛らわせようと最後まであたたかい心配り。
ようやく駅近くになるとウィルキンソン炭酸の自動販売機があり、その横にはこんな案内板が。
英国人のウィルキンソン氏が宝塚で炭酸鉱泉を発見、瓶詰にし発売。
宝塚が発祥だそうです。
宝塚駅が見えてきたぁ~。
長かった3泊4日六甲全山縦走のゴーーーーール!
宝塚歌劇団の本拠地ですからね。
この前で集合写真を撮り、ツアーは解散。
駅ナカの階段も宝塚してました。
ワタスは奥久慈サイクリングツアーでご一緒した大阪のおっちゃん2人と待ち合わせ。
関西方面に来ることがあれば連絡してねと言われていたので、事前にお知らせしました。
JR宝塚駅改札口の前で3ヶ月振りの再会。
新大阪駅に移動し、おっちゃん行きつけの駅ビル2F「美々卯」へ。
うどんすきをごちそうになりました。
初めていただきましたが、具がいっぱい。
だし汁が冷えた体に沁み渡りました。
久々に飲む凍結酒もおいしく、サイクリングや山の話は尽きることなく盛り上がり。
最後に六甲全山縦走マップまでいただいちゃいましたが、また来るかなぁ~?
この日は新大阪駅近くのビジネスホテルに後泊し、翌朝、新幹線で帰京。
前後泊を入れると5泊6日の旅でした。
六甲全山縦走ツアーは夏場や年末も催行していましたが、あえて2月の出発日にしてよかったです。
じっとしていれば寒いですが、歩いてる時は体が温まりますからね。
空気が澄んでいる分、景色はきれいでしたし、有馬温泉側に下りたのもすごくよかった。
そして初めて参加した旅行会社でしたが、おもてなしの心に溢れたすばらしいガイドさんでした。
最後は美味しいうどんすきで〆て、もう大満足です!

六甲全山縦走ツアー 3日目

2022年02月26日 | 
2/21(月)、今朝もホテル1Fの松屋で朝食を取り、チェックアウト。
前乗りを含めて3連泊したホテルともお別れです。
参加者の大きい荷物はここから今夜のお宿有馬温泉までツアー会社の車が運んでくれます。
小さいスーツケースをガラガラ引いてきましたから、運搬サービスがありがたいッス。
それではきょうのスタート地点 掬星台へ参りましょう。
きのうはジャンボタクシーで一気にホテルまで戻ってきましたから、きょうもタクシー?
いやいや、きょうはねぇー違うのよ。
ホテル前のバス停から市バスに乗り、青谷で下車。
そこから坂を上がり、青谷道登山口へ。
ここから旧天上寺跡を経て掬星台に向かいます。
しばらく上っていくと茶畑が左手に。
神戸唯一の観光茶園と書いてあります。
明治の頃はこの一帯が茶畑で神戸港から外国に輸出されていたそうです。
その先の橋を渡り、
更に進んだ少し広い場所で恒例の準備体操。
神戸つくばね登山会の横断幕が高々と張られていました。
右のお宅はつくばね寮。
こちらでは毎日登山をタイムカードで管理しています。
1位の方はもう本日分が刻印されていました。
横断幕をくぐり進んでいくとしめ縄がかかった鳥居あり。
せっかくなので行者堂に行ってみましょうと楠ガイド。
打たせ湯のような滝行場。
左側には鎖が下がっています。
ここを登るのは大変そうですが、それが修行ですな。
不動明王をお参りして、再スタート。
こちらは昭和30年代に廃業した茶店「アメヤ」のコンクリート水槽の跡。
ラムネやスイカを冷やすため湧き水を溜めていたそうです。
ここまで1時間半以上登り続けていますから、そりゃ喉も乾くでしょう。
参拝者のオアシス的存在で「上のアメヤ」と呼ばれ親しまれていたそうです。
青谷道の長い階段を上り、
更に上り、旧天上寺跡へ。
昭和51年の焼失を免れ、唯一往時を偲ばせる仁王門。
くぐってもまだまだ階段は続きました。
上りきって振り返る。
麻耶の大杉さんに寄り道。
ザックは分岐にデポして、旧麻耶の大杉を見に行きましょう。
幹回り約8m。
太さがよくわからない?
前に立ってみました。
こんな感じです。
昭和51年の旧麻耶天上寺の大火災で徐々に樹勢が衰え枯死してしまったそうです。
そしてその旧天上寺跡 麻耶山史跡公園。
主要な建造物のほとんどが焼失したため、お寺は移設し再建されました。
こちらは旧天上寺の親子杉。
3本に分かれた幹が親子のように見えるためそう呼ばれたそうです。
平成30年の台風21号により倒れ、そのままの状態で保存されています。
確かに3本だ!
登山道はこの先に続いています。
低過ぎてくぐる時、ザックを擦りました。
車道に出ると真っ白。
きのうはこんなに白くなかったのに。
木の枝にも霜が付き、きれいですねぇ~。
そしてきょうのスタート地点掬星台に着きました。
きょうも展望台から眺める景色は最高っス。
設置された温度計は-1℃。さぶっ。
ここにも樹霜が。
誰もいない掬星台。
それでは六甲全山縦走を繋いでいきましょう。
きのうとは違うにゃんこが同じ場所で見送ってくれました。
行ってくるね!
まずは復興再建された天上寺へ。
ここにはお釈迦さまの生母 摩耶夫人が産・子授け・子育ての守護仏として信仰され「摩耶夫人堂」があります。
「摩耶山」という名の由来でもあるそうですよ。
天上寺を後にし、アゴニー坂へ。
上って下りて、坂は終了。
奥麻耶ドライブウェイに出ました。
車道をテクテク。
穂高湖に寄り道。
上高地にある大正池に似ているとその名が付いたそうですが・・・。
あれ、そう?という感想っス。
お次は三国池。
氷が張ってあるところも。
昔はアイススケートができるほどだったそうですが・・・。
ドライブウェイがくねくねと稜線に敷かれていて、ちょいちょい車道に出ます。
雪、すごい積もってますね。
六甲山頂方面へ歩いて行きます。
階段を上がり、六甲山ビジターセンター記念碑台へ。
アーサー・ヘスケス・グルーム氏の像。
彼ははじめて六甲山の開発を手掛けた英国人の貿易商。
さきほどの三国池のほとりに別荘を持っていたそうです。
日本で最初に作られた神戸ゴルフ倶楽部の間の通り抜けます。
当初は4ホールでしたが、今は18ホールあるそうですよ。
こちらもグルーム氏が手掛けたもの。
そして六甲ガーデンテラスに到着。
こちらで遅めのお昼休憩。
奥の土産物屋さんは開いていましたが、手前のカフェは閉まっていました。
ガーデンテラスのトイレの便座が温かくてそれだけでホッとしました。
あれが明日登る六甲山ですよ!と楠ガイド。
鉄塔が建っていますね。
再び車道を歩き、紅葉谷道の入口へ。
ここで軽アイゼンを付けましょうと楠ガイド。
必ず練習してきてくださいと言われたのにやってきませんでした。
なので久々のアイゼン装着に迷いが出て、さっそく伊藤ガイドからそれ違います!と教育的指導が入りました。
おかげで無事装着完了。
登山道は雪モコモコで着けて大正解。
紅葉谷まで下ると随分と雪が減り、ここで軽アイゼンを外しました。
沢を超え、
階段を上がり、有馬温泉まであと30分。
紅葉谷道が一部通行止めで炭屋道を登り返し、魚屋(ととや)道を下りました。
登山道が終わり車道に出たところで、すぐ見えてきた本日のお宿。
有馬温泉は斜面に面してお宿が点在しているのですが、山の上にあるホテルでよかった。
「かんぽの宿 有馬」に着きましたぁー。
玄関を入るとすぐにお雛様がお出迎え。
豪華な七段飾りです。
チェックインを待つうちに17時を回り、きょうもよく歩きました。
三宮のホテルから荷物車で運ばれたスーツケースを受け取り、お部屋へ。
最終泊は相部屋にしました。
1人参加の女性2人と一緒に3人で一部屋。
ここまでもう3日も行動を共にしているので、おしゃべりに花が咲きます。
夕食の時間に間に合うようそろそろお風呂に入りましょう。
初めての有馬温泉です。
日本最古泉 有馬温泉「金泉」かけ流しですからね。
筋肉痛にも効果があるという銅のような赤褐色に濁ったお湯に何度も浸り、ラスト1日に疲れが残りませんように。
夕食は19時半から。
コース料理は魚も
肉もあり。
次々と出てきて、最後はデザート。
明日はいよいよゴールの宝塚へ。
終ってしまうのがさみしいな・・・。

六甲全山縦走ツアー 2日目

2022年02月25日 | 
2/20(日)、きょうから朝食が付きます。
朝食券を持ち1Fへ。
ホテルの1Fは左がフロント、右はなんと松屋なのです。
朝食サービスはそこで6時から提供され、4種類の中からチョイス。
松屋だと言うのに、牛丼は4種の中に入ってなくて残念・・・。
ワタスはご飯と塩鮭にしました。
やっぱお米を入れとかなきゃね。
パンを選んだ参加者はなかなか出てこず、ホテル出発時間が予定よりちょっと遅れてしまいました。
きょうは阪急 神戸三宮駅から神戸電鉄に乗り継ぎ、きのうのゴール「鵯越駅」へ。
さあもう何と読むかわかりましたね?
「ひよどりごえ」です。
駅前で準備体操をして、2日目のスタート!
きのうは午後から雨になりましたが、きょうはいいお天気です。
最初は線路と平行に舗装道を歩き、右折して六甲全山縦走路に入ります。
鈴蘭台下水処理場を経て、山道へ。
ひたすら続く直登の階段を上ります。
急に開けたところに出ました。
きょう最初のピーク、菊水山 標高458m。
達筆過ぎて「山」しか読めません。
後ろが鉄塔っちゅーのがねぇ・・・。
山頂にある六甲全山縦走路マップ。
上の地図の赤いラインを歩いています。
1/3弱は来ましたかねぇ~?
下の標高図を見ると、これから徐々に上がっていきますね。
コロナ禍で中止が続いていますが、毎年11月には六甲全山縦走大会が行われています。
なんと1日で須磨から宝塚まで約56kmを歩き通すというすごい大会なんです。
ほんと3泊4日でよかったですよ。
次のピーク鍋蓋山が見えました。
途中に大きな鉄塔がありますね。
ここから一気に下って菊水山と鍋蓋山の間にかかる天王吊橋を渡ります。
なかなかの急登を超え、
先ほど見えていた鉄塔の下をくぐります。
そして鍋蓋山 標高486.5mに着きました。
広い山頂で小休止。
左にはきのう登った山々が。
左から高取山、その奥に鉢伏山、旗振山、栂尾山、横尾山。
2日目でけっこう来ましたね。
再度山(ふたたびさん)を南から巻いて、大龍寺へ。
境内の中を進みます。
高野山の宿坊で初めて見た切り絵「宝来」がありました。
上は今年の干支「虎」、下は「恵比寿天と大黒天」。
福を呼ぶ縁起物です。
よく見ると「吉祥宝来」と書いてありました。
大龍寺仁王門の左右にはやたら目力のある仁王様が!
ちょっと怖い・・・。
林道に出た後、また登山道に戻り、市ケ原へ下ります。
河原には家族連れやら若者グループがキャンプしてました。
横目に見ながら橋を渡り、茶屋前のベンチでお昼休憩。
足を止めると途端に寒くなります。
きょうも伊藤ガイドから温かいスープが提供され、連日ありがとうございます。
再スタートするとこんな看板が!
きのうから時たま出てきますが、いまのところ遭遇していません。
確かに餌付けしちゃまずいっしょ。
途中手を使って登る小さな岩場もあるなか、稲妻坂を上がり天狗道へ。
登りきると、ここにも雪が・・・。
きのうの雨が山では雪になった模様。
摩耶山三角点まであと80m。
そして麻耶山 標高698.6mに到着。
三等三角点はちょっと離れているところにちゃんとありました。
山頂に祀られている天狗岩大神。
石丸猿田彦大神。
近くの掬星台は日本三大夜景の1つで、そちらには立ち寄る方は多いのに、ここはとても静かでした。
ワタス達以外、誰もいませんでしたしね。
それではその掬星台へ参りましょー。
Mt.Mayaと書いてあるけど、標高690mの掬星台に到着です。
ここが本日のゴール!
展望台からの眺めは誠に素晴らしいんだけど、めちゃくちゃ寒い~~~~~。
今夜は美しい夜景が見えることでしょう。
出島のように見えるのは六甲アイランド。
手前の茶色い屋根の一帯は神戸製鋼所です。
そこから目線を右に移すとポートアイランドとその奥に霞んで見えるのが神戸空港です。
ちょうど展望台にボランティアガイドの男性がいらして、ちょっと説明してもいいですか?と。
参加者7名中6名が関東から来てますからお願いしましたけど、寒いので手短にと心の中でつぶやきました。
阪神大震災の時の横倒れになった高速道路の支柱はあちら、大規模火災が発生した長田区はあのあたり等、いろいろ解説していただきました。
じっと聞いていたのでもう寒くて寒くて仕方ありません。
楠ガイドがそろそろ行きましょうか!と切り出してくれて助かりました。
8年前に来た時、掬星台には猫が多かったイメージがあるのですが、きょうは1匹しか見つけられませんでした。
にゃんこも寒そうです。また明日ね!
本来なら掬星台にある麻耶ロープウェイ星の駅から虹の駅へ。
そこからケーブルに乗り換え麻耶ケーブル駅へ。
そしてバスでホテルへというスケジュールでした。
それがなんと冬期でロープウェイもケーブルも運休。
誠に申し訳ないのですが、ジャンボタクシーになりますと楠ガイド。
申し訳ないどころか大歓迎でぃ。
掬星台下の駐車場から全員でジャンボタクシーに乗り込むと、なんと暖かい。
ヒーターが冷え切った体を温めてくれました。
ウトウトしているうちにホテル横付けです。
これはほんとうにラッキーでした。
運休してくれてありがとうです。
こんな時こそ、熱いお風呂に入りたいのになぜかホテルのお湯が高温にならず・・・。
きょうは何食べるんだろ?
今宵もロビーに集合し、三ノ宮駅に向かって歩いて行きます。
トレイル中にきょうの夕食に興味があったので、どんなお店なのか伊藤ガイドに聞くも、それは内緒と教えてくれませんでした。
さてさてどこに行くのかと思いきや、なんとびっくりこんなお店でした。
「土佐清水ワールド 三宮生けすセンター」
会社の忘年会ですか?
2Fの予約席に案内され、横並びのテーブルに着席。
お通しの茶碗蒸しがうれしい。
ホタテは1人1枚。
なぜか鰹ではなくブリの藁焼きが来ました。
そして7時までハッピータイムで、生ビールが半額になることが判明。
6時半から始まったにもかかわらず、すぐさま追加発注です。
アルコールは各自払いですからね。
うつぼの唐揚げやマンボウの天ぷらという食べたことのない珍味もやってきました。
楠ガイド、どんだけチャレンジャーなんだ。
結局最後に鰹の藁焼きも登場。
きのうもきょうもかなりのボリュームでした。
参加者の皆さんは、よく食べよく飲み、それゆえよく歩けるんですね。
夕食のチョイスに毎度驚かされますが、酒の肴にはうってつけのお店でした。
明日もこれでがんばれそうです!

六甲全山縦走ツアー 1日目後編

2022年02月24日 | 
須磨アルプス馬の背の写真を見た時から、いつか六甲全山縦走をしたいと思っていました。
その馬の背にやってきましたよ!
まずは階段を下ります。
下った階段を振り返る。
ここだけ岩稜帯で、いままでの登山道と全く雰囲気が違います。
みんな立ち止まり写真撮影。
手を使い上っていきます。
振り返るとガイドの伊藤さんも写真を撮っていました。
「名勝 馬の背」の標識が建っていました。
ここから先が狭く、ちょっとスリルがあるところ。
慎重に行きましょー!
渡って振り返ると、馬の背というより龍の背という感じかな。
スイスイ渡る男性。
あっという間に核心部は終わり、ガックリ。
伊藤ガイドに「毎日馬の背があったらおもしろいのになぁー。」と言ったら、苦笑いしてました。
東山 標高253mを過ぎ、妙法寺へと下り街中へ。
天気予報通り雨が降り出してきました。
コンビニローソンでトイレ休憩を取った際にレインウエアを着込みます。
街中でも迷わぬよう、要所要所で「六甲全縦」の道しるべがありました。
T字路突き当りの民家のガスメーターに、左矢印付きの「六甲全縦」がくくり付けてあった時は笑っちゃいました。
雨になってしまったので、池の内公園でお昼にしましょうと神戸っ子ガイドの楠さん。
屋根付きのベンチでランチタイム。
伊藤ガイドは全員に温かいスープのサービス。
人数分のお湯を担いで歩くだけでも重いのに、1人1人にプラスチックカップを渡してくれました。
エネルギーチャージして、再スタート!
本日最後のピーク高取山を目指します。
つづら折りを歩き、最後はまたもや階段。
荒熊神社に着きました。
高取山は須磨区側にも山頂があり、長田区側にもあるそうで・・・。
という訳でまずは須磨側 標高319.9m。
三角点は下の境内に移設されたそうです。
赤い鳥居をくぐると、
その三角点がありました。
三等三角点 ここは標高312.80m。
常夜灯の下にある道しるべ通りに進みます。
登山道途中にあった立て看板。
うーん、須磨区と長田区の微妙な関係。
どっちも山頂を譲らないのね・・・。
ワタス達はどっちでもいいんだけどさ。
できたら1つに決めて欲しいかなぁー。
標高が高い方はこちら。
階段を上がり、長田区側の山頂に着きました。
ビューポイントもなにも雨になっちゃいましたから。
高取神社があり、高取山頂の石碑が建っていました。
すぐ下ったところにある茶屋を通るとにゃんこ達が雨宿り。
けっこうぷっくりしていたので、茶屋の人達からごはんをもらっているのね。
その先の公衆トイレがあったので小休止。
そこにもベンチ下ににゃんこが!
丸山町へ下ります。
こちらを向いているのは山男 伊藤ガイド。
砂防ダムの横を通り、登山道は終了。
丸山町へ入り、ここから1時間ほどの街歩き。
折り畳み傘を刺しました。
坂も多く、ラストの舗装道が足にこたえます。
ようやく鵯越駅に到着。
ワタス「鵯越」が読めませんでした。
なんと読むかわかりますか?
正解は
これで「ひよどりごえ」と読みます。
これも前編に記載した源義経が一ノ谷に布陣する平家を討つため坂を一気に駈け下り,平家の背後をついて勝利を得たという「鵯越の逆落とし」の鵯越です。
日本史弱いのでまったく知りませんでした。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」見て勉強します!
神戸電鉄 鵯越駅から阪急電車へと乗り継いで、JR三ノ宮へ。
どうしても寄りたいところがあると楠ガイドが駅ナカの551蓬莱の豚まんを購入。
2人で1個を半分こにして、全員で立ち食い。
神戸っ子の楠さんは肉まんは数々あれとやっぱりこれが好きだそうです。
確かにおいしかったです。
お土産に買って帰ろうかな?
ホテルまで歩いて戻り、即お風呂に入りました。
夕食はホテルから徒歩5分のお好み焼き屋「まるも」さんへ。
ツアーの夕食ですから、和定食が提供されるお店なのかな?と思っていました。
まさかのお好み焼きッス。
大好きだからいいんですけどね、ちょっと意外でした。
これまたどうしても食べて欲しいとわざわざ他店から明石焼きをテイクアウトしてきた楠ガイド。
お店には持ち込みの許可を得てるそうで、だし汁に付けて食べる玉子焼きのような明石焼きを堪能。
ワタスは食べたことありますが、参加者のほとんどの方がお初でした。
画像右が明石焼きで、左はお通しのモツ煮です。
画像はありませんが、淡路島の玉ねぎスライスも出てきました。
豚平焼き(1人に1つ)に、
ソバ飯(テーブルでシェア)に、
最後に1人1枚のお好み焼きが出てきました。
かなりのボリュームで、お腹いっぱ~い。
夕食のお店を決めるのもガイドさんの裁量なのかと思うと、楠さんなかなかのセンスです。
今回の参加者7名中6名が関東から、1名のみ関西からでした。
なのでぜひ関西名物をと、このお店に決めたのでしょう。
お好み焼き好きにはたまらんチョイスでした。
明日の夕食がいまから楽しみッス。

六甲全山縦走ツアー 1日目前編

2022年02月23日 | 
2/19(土)、5時半前には緊張のためか目が覚めてしまいました。
コンビニで調達した朝食を食べ、集合場所のJR三ノ宮駅へ向かいます。
コロナ禍でゴミ箱が撤去される中、駅前にはカラフルな分別ごみ箱が並んでいました。
駅前にはガイドと思われる登山ウエアの男性が立っていました。
多分あの方だろうと軽く会釈すると、やはりガイドの楠さんでした。
東口改札前に7時集合でしたが、10分前には参加者の皆さんはほぼ集まっていて、最後から2人目の到着でした。
最後の参加者がやってきて、今回の参加者は全員で7名。
ガイドは神戸っ子の楠さんと大学では山岳部だったという伊藤さん。
総勢9名で須磨駅へ向かいます。
そこから山陽電車に乗り換え、スタート地点の須磨海浜公園駅へ。
トイレ休憩のあと、登山ツアーのお約束 準備体操。
目の前には瀬戸内海が広がっています。
さあきょうから3泊4日の六甲全山縦走が始まります。
はりきって行きましょー!
いきなり階段ッス。
延々続く階段。
道は1本ですが、標識がかかっていると妙にうれしいのです。
須磨浦公園駅からロープウェイがあり、延々階段を上がらずともサクッと展望台に着いちゃいます。
ワタス達はここまで30分歩いてきましたからね。
右に見えるは明石海峡大橋。
渡った先は淡路島。その奥は四国です。
左側はこんな感じ。
同じ時間に撮影したのに光の加減がまったく違いますね。
海中にあるのは須磨海釣り公園。
2018年の台風で被害を受け、休園中だそうです。
そしてさらに左へ方向を変えると、神戸の街と大阪湾が見えます。
向こうの山並みまで見えています。
冬は寒いけれど、空気が冷たい分、景色がくっきり見えていいですね。
ガイドの楠さんもこんなにきれいに見えるのはツアー1かもと。
あまりに絶景で、いつまでも見ていて飽きません。
スタートしたばかりなので、そろそろ行きましょうと促され、展望台下へ。
平清盛と奥方二位ノ尼の顔ハメパネルがありました。
その横で説明をする神戸っ子ガイド楠さん。
平坦なところにいきなり鉢伏山の標識が出没。
ツアーはサクサク通り過ぎましたが、初めての山頂です。
まったく山頂感はありませんでしたけど・・・。
須磨アルプス縦走路の標識あり。
そして茶屋と鉄塔のある次の山に到着。
ここは旗振山 標高253m。
江戸時代から明治にかけて米相場価格をここから手旗信号で西側に伝えていたそうです。
そうとう大きな旗じゃないと見えませんし、また振るのもさぞかし大変だったことでしょう。
明石海峡大橋がより近くなりました。
旗振茶屋にはなんとタルチョ(祈祷旗)がかかっていました。
おっちゃん、ナマステ~。
茶屋前を通り過ぎ、ようやく本格的な登山道へ。
少し雪がかぶっていました。
鉄拐山 標高237m。「てっかいさん」と読みます。
源平の一ノ谷の戦いにおいて、源義経が奇襲攻撃「逆落とし」で駆け下った断崖絶壁の坂は、この鉄拐山の東南斜面とされているそうですよ。
ちょうど大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ているので源義経役の菅田将暉くんを思い浮かべました。
この後、長い長い階段を下り、高倉台の集合団地に入って行きます。
団地内にスーパーもあり、飲み物や行動食を買うこともできます。
掲示板に貼られていた「神戸市民毎日登山推奨会採点表」。
縦軸が日付、横軸にはお名前。
本日既に登頂済で、ハンコが捺されているいる方も。
1位の方はなんと16,868回。
365日で割ると、46年の間毎日かかさず登っているということに!
すごいッス。
次の高倉山にてトイレ休憩。
山頂にトイレがあるのはうれしいッスね。
おらが茶屋もありました。
次の栂尾山まではまたもや長い長い階段が。
楠ガイドから、ここは各自のペースで登りましょうと。
こういう配慮がすごくうれしいッスね。
348段あったのか!
鞍部でホッとした後は、
岩場を回り込み、
標識が出てきましたよ。あともう少し。
栂尾山 標高274mに着きました。
ここでちょい休憩。
右側に木製の展望台があり、みんなで上がってみました。
きょう最初のピーク鉢伏山とふたつめの旗振山がもうあんな遠くに・・・。
高倉山にはコンクリートの2階建て「おらが茶屋」がちょこんと乗っています。
そして高倉台の集合団地の中を通過してきました。
振り返ると浮島のように見えるのは神戸空港です。
さらに進んで横尾山 標高312m。
狭い山頂にちゃんと三角点がありました。
そしていよいよ須磨アルプスの核心部へ。
ここに来たかったんです。
画像が多過ぎるので、つづきは後編で!