Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

ドロミテ周遊トレッキング 9~10日目

2023年07月26日 | イタリア
7/10(月)、今朝は最後のお見送り。
ツアー隊は山小屋泊なので1泊2日の荷物を担ぎ、出発して行きました。
なんだかきのうより腫れている気がする。
どこまで腫れるんだ。
メンバーにお借りした本も順調に読み進んでいます。
避暑地できょうも読書の夏。
ホテル前は緩い下り坂で、カラカラと音が聞こえてきます。
姿は見えずとも、ロードバイクが駆け下りていくのがわかります。
そして夕食は毎度おなじみ斜め前のホテルへ。
ツアーが使った部屋ではなく、手前の席に案内されました。
コースではなく、アラカルトにしました。
今夜で4回目のサラダバー。
それとジャガイモのニョッキ。
フレッシュトマト、ナス、水牛モッツァレラ添え。
ナスは食わず嫌いなんですが、知らずに食べちゃいました。
ツアーではないので、この2点でもう十分。
お隣のテーブルにはまたしてもわんこが。
シャッターを押すと、フラッシュが自動的に作動し、
わんこが思わず起き上がりました。
怪訝そうな目で見るわんこ。
ごめんねぇ、びっくりさせちゃったね。
飼い主さんにも謝りました。
きのうから足を下げると内出血が足先に下がるようになりました。
足首から先が青くなり痺れるのです。
短時間でしたが、レストランで座っているのが辛かったぁ。

7/11(火)、もう見送りがなくなったので安心したのか、目を覚ましたら7:45。
青くなった足は朝起きると元に戻り、ホッとしました。
焦って朝食を取りに階下へ。
ツアーがいなくなると、レストランも小人数のグループが2、3組いるだけでした。
テラスでの読書も過ごしやすい気候の中、ほんとうに心地よく、
本がまだあるならここにずっといたいほど。
この5連泊で読んだ5冊。
「総理の夫」    原田 マヤ 著  Eさんから
「無事、これ名馬」 宇江佐 真理 著 S夫妻の旦那様から
「あの歌がきこえる」重松 清 著   S夫妻の奥様から
「朝が来る」    辻村 深月 著  K夫妻の奥様から
「地下鉄に乗って」 浅田 次郎 著  唯一持参した文庫本
持参した「地下鉄に乗って」は昔読んだことがあるので、うっすらあらすじは覚えていたのですが、
友達からいただいたので持参しました。
この中で一番のお気に入りは「無事、これ名馬」です。
江戸の火消しの頭 吉蔵のところで「拙者を男にして下さい!」と
武家の息子 7歳の太郎左衛門がやってきて・・・という時代小説なんですが、
もうこのたろちゃんがかわいくて、かわいくて。
短編が6つで構成され、泣虫で弱虫のたろちゃんが最後には立派な青年になり、
彼を見守る周りの大人たちが温かく、ちょっと切なくもあり、いい本でした。
映像化するなら、どの俳優さんがいいかな?と考えるのも楽しく、
この本を絶賛していたS夫妻の旦那様に、ほんとその通りですごくよかったとお伝えすると
そうでしょー!とうれしそう。
しかし文庫本ではなく、厚みもある単行本をよく持ってきたなぁと思いました。
おかげで楽しませていただきましたが。
帰国したら宇江佐 真理さんの他の本を読みたいですね。
これだけ長く泊っていると、毎日やってくるおばあちゃんがいることを発見。
外のテーブルでおじいちゃん、おばあちゃんとだいたい午後はおしゃべりしています。
それを上から眺めていると、にゃんこがやってきました。
ミャーと声をかけると、こっちを向いた!
Ciao.
長々お世話になりましたが、いよいよ明日ここをチェックアウトするからね。
今宵で5夜目のレストランへ。
もうスタッフとも顔馴染みに。
最後はまたツアーで使った部屋に通されました。
きょうも銀盆の上にはレースの編み物が。
サラダバーは止め、トマトソースのパスタとビールのみ。
タバスコが欲しいと言ったら、こんなに大きなのがきました。
ビールのジョッキと同じ大きさだぁ。
ツアーでは2時間かかっていた夕食も、1人だとあっという間にごちそうさま。
予約していた19時に店に入り、出たのが19:45。
やはり足を下げていると青くなるので、早く部屋に戻りましょう。
怪しげな雲が山を覆い、おっとポツポツきたーーーーー。
夜は珍しく雨の音がザーザーと響く本降りに。
明日はタクシーで最後泊のアッレゲの街まで移動します。