昨晩の就寝時間が早過ぎて、かなり早い時間から目が覚めてしまいました。
6時過ぎに両隣が起きたので、やっと起床。
石の湯ロッジのレストランは窓が広く、朝から心洗われる景色が目に飛び込んできました。

朝食は和食か洋食かを前の晩にチョイスできました。
サバ好きなのでここは和食に。

でも温泉たまごは苦手なので、福田ガイドに食べてもらいました。
サラダは取り放題。カラフルなビーンズがうれしい。
自家製ジャムも取り放題。

こちらは洋食のパンへ塗るためのサービスですが、アンズ好きなので、和食に付いていたヨーグルトにかけときました。
石の湯ロッジをチェックアウトし、リフト乗り場までスタッフに車で送っていただきました。
それがこちら、横手山スキー場です。

ザックがあるので、1人1人リフトに乗車。

乗る時はいいんですが、スキーを付けてないので、降りる時ちょっとドキドキ。
リフト係のおじさんが手を引っ張ってくれて、助かりました。
リフトを乗り継いで、横手山山頂に到着!標高2,307m。

(雲の上の世界)って、この日は雲ひとつないいいお天気。
先々週行った妙高のスキー場も見えています。

あの矢印の森をスノーシューで歩いたんですよ。
横手山には鉄塔があり、遠くからでもかなり目立ちます。

スキーをしていたその昔、来れば必ず立ち寄った横手山頂ヒュッテに行ってみましょう。

ちょっとお高いけど、スタート前に早くもパン休憩。

クリームチーズパンを参加者3人でいただきました。
さあここからスノーシューで万座スキー場まで歩きますよ!
スノーシューを装着し、渋峠スキー場脇をテクテク歩いていきます。

しかし日曜日だというのに空いてるなぁー。
私達が歩いた左側のリフトは、鉄柱だけ残し、リフトとしての機能はありませんでした。
ここに来るまでも熊の湯のリフトが1つ止まってたし・・・。
昔は志賀高原の全リフト・ゴンドラ・ロープウェイに乗り、スタンプを集め、盾とTシャツをもらったものです。
その頃に比べたら随分と数が減ったのでしょうねぇー。
ゲレンデを下ると、そこは群馬県と長野県の境目。

ホテル前のわんこに挨拶して、さらに先へ。
雪が溶ければここは国道。

2年前の夏に登った岩菅山が見えました。

あの時は暑くて暑くて熱中症になるかと思ったけど・・・。
スキーヤーを横目で見て降りてきた渋峠のゲレンデを振り返る。

滑ればあっという間なのに、あそこを歩いてきたのよね・・・。
そして日本国道最高地点、標高2,172m。

ここまではこれを見にくるツアーがあるそうで、雪道が圧雪されています。
ここからはモコモコの雪を踏みしめてGoGo!

って言ってもすでにトレースがあり、バックカントリースキーヤーが眼下を滑降中。
実はここ、映画「私をスキーに連れてって」で原田知世ちゃんや三上博史くん達が滑ったコースなんです。
当時はスキーが大ブームでこの映画もバカ当たり。
私もいったい1シーズン何回スキーに行くんだ?というほど燃えてましたし、海外スキーにまで行きましたからねぇー。
そんなに上手くないのに、カナダやニュージーランドまで行っちゃってさ。
そんな訳で、絶対この横手山~万座コースに来てみたかったのです。
一番後ろだったので、ユーミンの「サーフ天国、スキー天国」、「恋人がサンタクロース」、「BLIZZARD」を歌いながら歩きました。
♪ゲレンデのカフェテラスで、滑るあなたにくぎづけ♪

少し離れていたので歌声が聞こえてなきゃいいけど。
これらの曲は「私をスキーに連れてって」の挿入歌で、これまた大ヒット。
途中で雪に埋もれた国道と思われる場所を歩きました。
ガードレールの近くに行くと穴にハマるので注意するようにと福田ガイド。

あの矢印の背を超えて行きますよ。
雪が溶けて国道が見えているところも。

ガードレールを超えます。
雪庇に注意して歩きましょー。

バーン!

ヒロイン知世ちゃんが、ゲレンデでこーいう風にやったところ、たまたま滑っていた三上博史がコケるというシーンが有名なんです。
あの山を下ってきました。

ここでは国道が露出してますね。
中央分水嶺の石碑あり。

お次は山田峠の標識あり。

ちょっと早めのランチタイムを山田峠の避難小屋前で取ることに。

避難小屋内にトイレもあったので、助かりました。
きのうと同様、福田ガイドがコーヒーを入れてくれて、外で食べていてもポカポカ。
山田峠は強風で有名な場所だそうですが、この日は風もなく快適。
お昼を食べていると、スノーボードを背負い、スノーシューで登ってきたバックカントリーボーダーが3名やってきました。
さあ先ほどの赤い矢印の馬の背がやってきました。
ここが最後の登り。あとは下るのみだょ~。

振り返ると矢印がスタート地点の横手山山頂。

丸がお昼休憩をした山田峠の避難小屋。
風が強いからこそできた「雪紋」。

自然の成せる技が美しい。
登りきって、下る~。

イェ~イ!
万座まではトラバースが続き、ついに万座温泉スキー場のリフトが見えてきました。

「万座の灯りだ!」映画のセリフ。
知世ちゃん一行はリフトが止まる時間から滑り始めたので、真っ暗の中ライトを付けて滑っていたのです。

あれ?劇中ではプリンスホテルの目の前に滑り込んでいましたよね。
これじゃあ道もあるし、滑り込めないじゃないですかぁー。
薄々感づいてはいましたが、映画とまったくちが~~~~~う!
映画では林間コースをひたすら下り続けるのです。
ちょっとぉー、どこで撮影してたのよ~。
ゲレンデを下り、無事ゴーーーーール!
お天気がよくて、最高のコンディションでした。
ここは万座温泉ですからね!
温泉入りましょーーーーー。
流れている川も温泉のようで、硫黄臭プンプン。

帰りのバス停に近い福田ガイドおススメの豊国館さんに入ります。

立ち寄り湯500円。安い!
中に入ると、さっそく「私をスキーに連れてって」のレーザーディスクジャケットが飾ってありました。

しかしレーザーディスクって、古っ!・・・あれってどこいっちゃったんでしょうね?
白いスキーウエアの知世ちゃん、かわいかったなぁ~。
今回福田ガイドが、見てから行った方がいいよと言うので、前の週にYouTubeで検索し「私をスキーに連れてって」を30年ぶりに見たんです。
原田知世、三上博史のお2人は現在もさほど変わらない風貌に改めてすごいなぁーと思いました。
温泉は内風呂。

露天風呂と2つあり。

カランが1つしかなく、しかもシャワーがありませんでした。
水量も少なく、なかなか桶にお湯が溜まらないので、低いカランの蛇口に頭を突っ込んでシャンプーしてみました。
サッパリして、軽井沢駅行きのバスに乗車。
昔は乗り切らなくて、何台も来たそうですが、1台で収まる乗客。
万座温泉スキー場も私達が降りてきた斜面のリフト2台が止まっていました。
いいゲレンデなのに、もったいない。
リフトが止まるとその前あるロッジ、旅館、レストランとすべて休業してましたから、ほんと残念です。
16時発のバスに乗り、途中煙を吹いている浅間山を眺めながら、

17:41に軽井沢駅前に到着!
そこから新幹線で無事帰宅しました。
いいお天気だったのに、日焼け止めを塗り直さず、鼻の頭が真っ赤に。トホホ・・・。
行く前はどうせやるなら、映画と同じスキーで滑りたかったと思っていたのですが、いやはやスノーシューでよかったッス。
滑りたいと思ったのは、最初の渋峠と最後の万座温泉のゲレンデくらいでしたから。
映画とコースがこんなに違うんだということがよーくわかりました。
知世ちゃん、いったいどこ滑ってたの?