Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

高知へ前乗り

2021年09月30日 | 
コロナ禍で何度か有効期限が延長となったフライトマイル。
いよいよ9月末で切れてしまうことが判明。
そこそこ貯まっていましたから、もったいない。
マイルを使ってどこかに行こうとネットで調べてみたところ、昨年も訪れたアウトドアビレッジ本山に泊るトレッキングツアーを見つけました。
前回は登山口までの長時間車移動とくねくね悪路にやられましたが、今回は短時間の模様。
山友M子さんをお誘いし、参加することにしました。
という訳で、9/27(月)は、翌日から始まるトレッキングツアーのため、高知へ前乗りでぃ。
羽田空港からマイル利用で高知龍馬空港へ向かいます。
いつも通路側を取る飛行機の座席ですが、きょうは窓側を取ってみました。
天気がよかったので、もう窓側最高ッス!
富士山がこんなにはっきり見えるなんて。
高知龍馬空港からバスで高知駅へ。
高知駅には大きな御三方がどーんと迎えてくれました。
お顔が逆光でまったく見えませんが。
右から中岡慎太郎、坂本龍馬、武市半平太。
中岡慎太郎は龍馬と共に襲撃され29歳で命を落とした志士。
武市半平太は弾圧により37歳で切腹となった土佐勤王党の党首。
他社便を利用するM子さんとは高知駅のホームで待ち合わせ。
それまでまだまだ時間がたっぷり。
荷物を駅のコインロッカーに預け、ちょっと早めのお昼を取ることにしました。
テクテク歩いて「ひろめ市場」に行ってみましょう。
観光スポットなので朝10時から開いているんです。
ついでにはりまや橋にも立ち寄り。
日本三大がっかり名所の1つなのでとにかく短いのよ。
一応下には川が通っています。
こんな顔ハメパネルもあり。
龍馬バージョンもありました。
お龍さんになればよかったかな。
かんざし持ったキティちゃんもいました。
商店街を抜けると「ひろめ市場」がありました。
何軒もの店舗が入っています。
でも10時から開いている店は半分くらいでしょうか。
どこで買っても真ん中のテーブルで食べられるというフードコード方式。
思わず目を引く「幻の酒」。
東京では緊急事態宣言のためお店でアルコールが飲めませんからね。
にごり酒は大好きですから、まだ11時前だけど、もー飲んじゃう。
ついでに丼もおつまみもこのお店で発注。
カツオのミニたたき丼とどろめください!
高知ではイワシの稚魚は「生シラス」ではなく「どろめ」と言うそうです。
ずっと家飲みですから、こうやって大っぴらに外で飲めるだけでもしあわせ~。
高知県、感染者が少なくてありがとー!
どぶろくが余ったので追加のおつまみを買いに他店へ。
炙りサーモンのにぎりで〆てっと。
食べ終わった盆はそのまま置いておくと片付けのおじさんが全てきれいに持って行ってくれます。
そのおじさんに「たっすいがってどういう意味ですか?」と聞いてみました。
だってこんな広告が目の前にかかっていたんですもん。
これは「薄いのはいかん!」っていうことだそうですよ。
ちなみにお隣のこじゃんとうまいの「こじゃん」は「とても」という意味だそうです。
すっかりほろ酔い気分で駅に近い北側からひろめ市場を後にしました。
駅前に続くはりやま通りにはアンパンマンとジャムおじさんの石像が。
作者のやなせたかし氏は東京生まれの高知育ちだそうです。
あなたはどなた?
わからないので調べたら、カレーパンマンでした。
JR高知駅に来るのは2005年以来、16年振り。
当時は改札口の向こうは線路でしたが、すっかり駅舎が2階建てに。
そしてたまたま停車中の車両もアンパンマン。
まだ時間が余っていたので、駅の左側にある観光案内所へ行ってみましょ。
高知県歴史・文化体験施設「こうち旅広場」の看板もあり、おもしろそうですよ。
迎えてくれたのは、けん玉上手な演歌歌手三山ひろしさん。
高知出身でしたか。
マイクの中にけん玉ありますねー。
高知県が舞台の映画「竜とそばかすの姫」。
この映画を見た時、沈下橋が出てきたのですぐに高知県だとわかりました。
龍馬とお龍さんの写真。
お龍さんって艶っぽくてきれいな方ですね。
高知県の名産物やお土産品が並んだその奥には、大河ドラマの撮影で使われた龍馬の生家セットを再現した建物がありました。
靴を脱いでお邪魔しまぁ~す。
手前は茶屋コーナー。
持ち込み飲食は禁止ですが、館内にあるとさ屋で購入した物は食べることができるそうです。
奥の暗いところは台所です。
龍馬の着物を可能な限り再現したレプリカ。
ちなみに龍馬の身長は約172cmだそうです。
幕末当時の男性の平均身長は155cm程度で、かなりの大柄と説明書きがあり。
龍馬の部屋は写真撮影コーナも兼ねていました。
「こうち旅広場」のおかげでかなり時間がつぶせました。
さあ駅に入りましょ。
2Fに続く階段もアンパンマンなら、
ゴミ箱もアンパンマン。
ホームでM子さんと合流し、特急南風に乗り込みます。
残念ながらアンパンマン列車ではなく、普通の列車でした。
30分ほどで大杉駅に到着。
事前にアウトドアビレッジ本山に連絡したところ、駅まで迎えに行きますよとうれしいお言葉。
駅舎前にはスタッフが待ち受け、ありがたく送っていただきました。
10ヶ月ぶりのアウトドアビレッジ本山。
また来られたらいいなとは思っていましたが、ほんとに来ちゃった。
右のモンベルストアでチェックイン。
左は温浴施設の「土佐れいほくの湯」。
日帰りでも利用できます。
コテージは右側の#1。
昨年は棟続きの左側#2でした。
玄関にはママチャリが1台。
これ、ちょっとコンビニに行くにも便利で助かるんですよ。
キッチンが昨年と反転していて、ちょっと戸惑いました。
ワタスは今回も階段を上がったこちらのベッドルーム。
上からリビングを見るとこんな感じ
M子さんは1階のベットルームへ。
明日のガイドさんがやってきて、地図を見ながらコース説明を受けました。
行けたらここまで行きましょう!ぜひお見せしたいところがあるんですと事前チェックも万端。
それでは目の前のれいほくの湯でひとっ風呂。
M子さんは大きな浴槽の部屋風呂へ。
さっぱりした後は夕ご飯にしましょう。
お隣のレストラン ハーベステラスへ。
明日からのツアーはここでの夕食2回分が含まれますが、きょうは付いていません。
メニューがかぶらぬよう、スタッフに教えてもらい、前回おいしかったハンバーグにしてみました。
まずは鰹のカルパッチョで再訪に乾杯!
昨年は11月でしたから、かなり寒かったのよ。
今年は9月なのでそこまで寒くありません。
やっぱり美味のトマトハンバーグ。
ご飯が雑穀米というのもポイント高し。
こんな素敵なところにまた来られてよかったぁ~。

高尾山のハートルート

2021年09月24日 | 
9/23(木)は久しぶりに高尾山に行ってきました。
今回「ハートルート」と呼ばれる初めてのコースにチャレンジ。
そこには「南高尾セブンサミッツ」と呼ばれる7つの山頂があります。
それらをすべて登り、全長16kmを歩くと見事にハート型の出来上がり。
できるだけ早く出発した方がいいかと、7時半には高尾山口駅に到着。
さあここからですよ。
登山口を見つけないと。
ネットでアクセスを調べ、画像もUPされていたので助かりました。
まずは国道20号を渡ります。
おっ、同じ方向を歩くおっちゃんがいるのは心強い。
看板発見!草戸峠方面へ。
下には「近隣のご迷惑にならないよう静かに通行して下さい」との注意書きあり。
確かに左側にかわいいお家が並んでいました。
こんなところがスタート地点です。
前に誰も歩いている人がいなくてちょっと不安だけど、行ってみよう~。
要所要所に標識あり。
草戸峠を目指して歩きます。
樹林帯の中を歩いていると、後ろから走ってくるトレイルランナーに次々追い越されました。
ベンチもありましたが、コースタイムも長いのでゆっくりしてはいられません。
まだ最初のひと山も登っていないのに、かなりの下りっぷり。
掴めるものはなんでも掴みます。
アップダウンを繰り返して、ようやく草戸峠に着きました。
ここでやっと眺望が開け、高尾山が見えました。
これからあそこまでぐるっと時計回りでハートを描かないと。
先は長いぜぃ。
峠を越えて、気持ちのいい尾根道を歩きます。
上り下りの連続でしたから、こういう道がうれしいッス。
そしてようやく1つ目の「草戸山」に到着。
標高 364m。登山口から1時間かかりました。
いい天気で日が当たると暑いこと。
草戸山山頂は神社がありました。
その隣には松見平展望台。
まだあと残り6つのピークがあるので、展望台には上らず先を急ぎます。
さすがに熊注意看板はありませんでしたが、ヘビ・ハチは出る模様。
ヘビのフレフレ応援を受けて進みます。
15分くらい歩くと次の休憩所が出てきました。
チラッと城山湖が見えましたが、その後はまったく眺望なしです。
分岐を大垂水峠方向に進むと、
すぐ2つ目の「榎窪山」に到着。
標高も書かれていません。
まったく山頂という雰囲気もなし。
三沢峠に出て、大垂水峠方向(まき道)に進みます。
すると休憩所が出てきました。
テーブルとイスに加え、木彫りのフクロウがいましたよ。
こんにちは~。
更に進むとどっちに進んでも「城山、大垂水峠」の標識が出てきました。
ここまでのアップダウンにやられましたので、この急な階段を避け、
迷わず平坦な道を選択。
これが大間違いでした。
実はこれを登ると3つ目の「泰光寺山」だったことに後から気付くんですよー。
そうとは知らず、進んでも進んでも泰光寺山が来ないことに焦り始めます。
時間的にそろそろ出てきてもいいのでは?と、思わず足を速めます。
そのうち広い休憩所が出てきました。
フクロウの次は木彫りの龍が出てきましたょ。
横から見るとなかなかの迫力ですが、
前から見るとなんだかおとぼけ顔です。
ザックをかける木のフックがあったので、掛けてみました。
ついでに小休止。
しかし泰光寺山がちっとも出てこない。
・・・とこの時は思ってました。
ツリフネソウがたくさん咲いていました。
ここまでほぼ花が咲いていなかったので、思わず足を止め撮影。
突然開けた場所に出ました。
休憩できるよう狭い登山道にはイスが設置されていました。
津久井湖と奥には丹沢の山々。
ここを過ぎるとまた展望はなく、ひたすら泰光寺山を探します。
「中沢山」の標識が出てきました。
えっ、「中沢山」って5つ目なんだけど。
「泰光寺山」どころか「入沢山」も飛ばしちゃった?
ここで初めて3つ目と4つ目のピークを通り過ぎてしまったことに気付くワタス。
とにかく階段を上って「中沢山」へ。
そこには観音様がいらっしゃいました。
山頂標識も誠に目立たず。
赤い四角の中に小さい山頂看板が掛かっていました。
5つ目「中沢山」 標高494m。
ヒガンバナがきれいに咲いていました。
ピークから下ると、登山道脇にまたもや休憩所が出てきました。
なんとそこが6つ目の「金毘羅山」でした。
画像左端に座っているおっちゃんに2つのピークを逃したと言ったら、あそこを巻いたらダメなんだよと。
もう一度戻って行って来たらいいよ!と笑っていました。
いやいや、そんなエネルギーは残ってまへん。
ここでお昼休憩を取りました。
まったく山頂という感じではない金毘羅山。
山頂看板はなぜかカタカナ表記。
標高514.7m。
そしてその先に最後のピーク「大洞山」がありました。
標高536m。
7つ目だよ~ん。
2つのピークには行けなかったけどね。
セブンサミッツの後は大垂水峠へ。
登山道が荒れていましたが、整備されておりありがたいッス。
下を国道20号線が通る大垂水峠橋を渡り、いよいよハート型の上部分へ。
高尾山サイドに入りますよ。
途中、まさかのプチヤブ漕ぎもあり。
ついに一丁平に着きました。
ここまで来ないとトイレはありません。
やっとトイレ休憩を取ることができ、ホッとしました。
この日は秋分の日の祝日でしたから、コロナ禍と言えどもかなりの混み具合。
一丁平も混んでいましたが、高尾山の山頂展望台も観光客多し。
富士山も見えないし、通り過ぎちゃう。
山頂標識と写真を撮る順番待ちの列を横目に見て、1号路へ。
周りにはシートを敷いてお昼を食べている人だらけ。
薬王院の階段も密です。
ほんとうならここは避けたかったけど、どーしてもハート型にこだわりたかったのよ。
人混みとコンクリートの登山道に加え、履き慣れない新シューズ。
右足の外反母趾が靴に当たり、痛みも出てきました。
思わずリフトで下山しようかと下を見ると、30分待ちの長蛇の列。
待つ間に下山できちゃうよ・・・。
痛みを堪え、空きだした1号路をテクテク。
金比羅社を通り過ぎるとそこはちょうどハート形右上の膨らみ部分。
あともう少し。
金比羅台から見える景色も都心は霞んでいますね。
やっとケーブルカーの清滝駅に戻ってきました。
下山するとついつい生ビール飲みたさに寄ってしまう山麓の蕎麦屋「高橋家」さん。
その前にも順番待ちの列が出来ていて、とても待つ余裕はありませんでした。
休憩を入れてコースタイム6時間。
足跡は見事にハート型になりましたが、南高尾セブンサミッツ達成にはならず。
人混みにもやられ、いやぁ~、想像以上に疲れました。
逃がした2つのピークを制覇するために、今度は土日・祝日を避けて再チャレンジしたいと思います。

初秋の大日三山縦走 3日目

2021年09月18日 | 
9/15(水)、4時には起床。
5時半には出発したいと宮下ガイド。
朝食はお弁当にしてもらい、ヘッドライトを付け真っ暗な食堂でひっそりといただきます。
今朝もフォルムが素敵な剱岳。
最終日のきょうは車が停めてある称名滝まで下山します。
まだ寝てる方もいるので、出発準備は外で。
これで見納めの剣山をバックに。
シルエットが強調され、やけにかっこよく写ってますね。
それでは下山するとしますか。
雲に覆われる大日平に向かって。
標高が下がるにつれて、晴れてきました。
大きな岩の横を歩きます。
岩がゴロゴロ。
なるべく段差の小さいところを下りましょ。
浮石注意。
バランス力が試される時。
だいぶ下りてきましたょ。
長い長い下りが終わり、ようやく大日平に出ました。
いいお天気になりましたね。
気温もぐんぐん上昇。
木道を歩き大日平小屋を目指します。
振り返って、大日岳を確認。
赤矢印のところから下りてきました。
赤矢印の左が大日岳、右が中大日岳です。
そして大日平山荘に着きました。
あら、ネパール語で書かれていますよ。
外にトイレはないようで、シューズを脱いで中へ。
トイレは昭和レトロ感溢れる天井近くにタンクがあるタイプでした。
休憩後、小屋の後ろにある展望台へ。
遠くに称名滝が見えました。
これからあそこに向かい下っていきます。
再スタートするとすぐに湿原が出てきました。
大日平はラムサール条約登録湿地。
ラムサール条約とは、生息する動植物の保全と得られる恵みを持続的に活用し、利用推進することを目的としています。
ここからの激下り前にひと休み。
あとひと踏ん張り。
階段が出てきました。
段差の大きなところには鎖もあり。
大日平から1.75km歩き、牛ノ首。
平坦でしたがとても狭く、だから牛の首なんでしょうかね?
下から登ってきた親子3人が汗びっしょりでここで休憩していました。
きょうは大日小屋まで行くそうで、まだまだ先は長いッスよ~。
逆ルートは絶対イヤだな。
ここからが更に急な下りになりました。
足にもダメージがきてます。
そしてついに道路が見えました。
おー、あそこは2日前に見た登山口。
やったぁ~。
無事、大日三山縦走したよー。
2泊3日で、赤いラインの室堂ターミナル~大日岳登山口まで歩きました。
称名滝駐車場まで歩き、まずは立山サンダーバードへ。
ちょっと変わったコンビニエンスストアです。
おにぎりやサンドイッチの具が誠に個性的で攻めてます。
熊やホタルイカのおにぎりがあるんですよ。
また昆布締めが有名だそうで、ツカコさんも数種購入。
参加者の1人は昆布締めと合わせておでんサンドイッチを購入。
明治のチョコ アポロサンドもありました。
次に立山国際ホテルで日帰り入浴。
美肌を作る「美人の湯」で湯上がりはしっとり。
14時も過ぎ、富山駅近くのお寿司屋さんで遅めのランチ。
富山駅まで送っていただき、予約していた新幹線まで残り1時間ほど。
駅ナカでお土産を見る時間もたっぷり。
宮下ガイドと行った白峰三山ツアーの時に、次は大日三山に行きましょう!と計画。
2年後にようやく実現しました。
黄葉も見事で、一部赤くなっているところもあり。
そしてなによりお天気に恵まれました。
何度来てもやっぱり立山、いいですねぇ~。
来シーズンも来られたらいいなぁー。

初秋の大日三山縦走 2日目

2021年09月17日 | 
9/14(火)、6時前から1階のレストランに並び、6時オープンと同時にテーブルへ。
昨晩はご飯の臭いがとても気になりましたが、さすがに入れ替えたのか臭いがなくホッとしました。
6時半にはみくりが池温泉を出発。
噴気を横目で見ながら進みます。
地獄谷は火山ガス中毒の事故発生リスクが高まっていることから、立入禁止区域になっています。
火口跡が池になった血の池。
酸化鉄が多く含まれているため赤い色をしているそうです。
雷鳥平キャンプ場を通ります。
いつ来てもテントが密集している人気のテン場ですが、今朝はパラパラですね。
浄土沢を流れる称名川源流に架かる小さな橋を渡ります。
左に曲がり登山道へ。
ぐっと下がった雷鳥沢から新室堂乗越に向かい登っていきます。
パタパタと音がして、ヘリの荷上げが始まりました。
剣御前小屋まで何度も何度も飛行を繰り返すヘリコプター。
新室堂乗越まで登りきる間、7,8回は往復していました。
ワタス達の標高が上がるにつれ、ヘリとの距離も徐々に近付きました。
新室堂乗越で登山道と合流。
ここで左に曲がり、大日三山へ。
右に行けば別山・剱岳方面です。
きょうも白山がくっきり見えています。
自分が登った山を見ると、あー、あそこの山頂に立ったんだよなぁーとプチ達成感。
さあここから縦走路のはじまり、はじまり~。
一部紅葉していました。
尾根道を歩くのは大好き。
これから歩く道も見えています。
そして左側には室堂に向かう立山高原バスが走る立山道路が眼下に。
あんなにくねくねしてたのね。
バスが観光名所で説明のために停まるのもちゃんと見えました。
目の前には遠くにうっすら富山湾が。
ホタルイカの沖漬けをツマミに、日本酒が飲みたくなるぜ。
大日三山の1つ目に着きました。
奥大日岳 標高2,611m。
大日尾根の主峰で、三山の中では一番高い山です。
山頂標識の奥で「大」。
左は剱岳です。
ズームすると本日のお宿「大日小屋」が見えました。
まだまだ遠いなぁー。
大日小屋方面へ下ります。
いままでの縦走路とは違い、鎖が打たれた急登の下りに、
ガレたトラバース。
落石に注意して間隔をあけて歩きます。
目の前に見えてきたのは残り2座。
木がかぶっているのが中大日岳、奥が大日岳です。
岩場を慎重に下り、
ハシゴを下り、
DOWNの次はUPッス。
中大日岳を目指し、登ります。
岩場は上りの方が滑らないので好き。
なかなかの急登が出てきました。
利用できるものは使いましょー。
鎖を掴んでね。
こんなところに紅葉見っけ!
後ろの台形の山は立山です。
大きな岩がゴロゴロ出てきました。
こちらは「七福園」。
雰囲気がガラッと変わり、ここだけ異空間のようです。
なんでも「七福園岩屋」という小さな岩窟があるとのこと。
立山修験の修行の場であったそうですよ。
更に登ると、大日三山の2つ目。
中大日岳に着きました。
3つ目も奥に見えています。
山頂は登山道脇にある岩の上。
中大日岳 標高2,500m。
狭すぎて、剣岳(左)を入れると上半身しか写りません。
ハイマツ帯の中を下って行くと、鞍部に「大日小屋」が見えてきました。
奥の大日岳もグッと迫ってきますね。
「大日小屋」に着くと13時前。
中には入らず表でちょっと遅めのランチタイム。
この間東北ツアーでも持参したフリーズドライフードをいただきます。
みくりが池温泉で入れてもらった水筒のお湯を入れ、待つこと15分。
山菜おこわ、いけます。
軽くて楽ですし、今後はいろんな味を試してみたいな。
さあ3つ目の大日岳はもう目の前です。
小屋前にザックをデポして、山頂へ。
大日岳 標高2,501m。
これで大日三山を制覇しました!
山頂標識がひょうたん型だったので、ギターに見立てて。
剱岳がより一層近くになりましたね。
帰り道。
黄葉を見ながら小屋まで下ります。
チェックインして中へ。
ここでシューズを脱いで、
相部屋2室という小さな小屋でした。
ワタス達は受付から奥のこちらの部屋。
山小屋では指定されることが多いのに、小屋番さんからどこでも空いている好きな所へと。
それならもちろん出入りが楽な下段でぃ。
おそらくコロナ禍でカーテンを付けたのでしょう。
スペースは仕切られていました。
結局両隣は誰も来ず、ラッキー。
売店にはご自由にお取りくださいと賞味期限間近のパンが箱の中に並んでいました。
なんでも発注ミスだそうで、ありがたく1ついただきました。
食堂に集合し、温かい飲み物でも飲みましょう。
みんなでコーヒーを注文。
キッチンでひとつひとつ丁寧にドリップする小屋番さん。
向こう側には先ほどの無料パン。
夕食は17時半から。
その頃にはランプに明かりが灯り、ムーディーな雰囲気に。
ここはランプの小屋です。
壁にはギターが2本。
あれ、山頂標識もネックがないギターだったの?
なんでもオーナーさんがギター職人だそうです。
スタッフは小屋番さんただ1人。
カウンターでおかずを受け取り、中からご飯と味噌汁を手際よくよそってくれます。
食べ終わり、しばし表へ。
夕陽と雲海の中の剱岳がなんと幻想的。
2年前、あの山頂に立ったなんて・・・。
さっき登った大日岳がより一層大きく見えます。
後ろに落ちる夕陽を見に、この時間山頂まで行った方もいました。
ピンクに染まる剱岳。
また登る機会、あるかなぁ。
食堂に戻るとおもむろに小屋番さんがマイクの準備中。
えっ、もしかして?
なんとギター演奏のライブが始まりました。
メジャーな曲を歌ってくれるのかと思いきや、まことにへんてこりんな曲を選択。
オリジナルではないそうですが、聞いたことのない「髪の毛」やら「髭」がテーマの曲でした。
オチもあり、ちょっとコミックソングのようでした。
大日小屋はランプの小屋でもあり、ギターの小屋でもあったんですね。
これは来てみてないとわからないッスね。
貴重な歌をありがとうございました!

初秋の大日三山縦走 1日目

2021年09月16日 | 
9/13(月)~15(水)の2泊3日で『初秋の大日三山縦走』に参加してきました。
ガイドは久々にお会いする宮下慈子ガイド。
指定された朝イチの新幹線に乗り、集合場所の富山駅へ。
そこからツカコさんの車で称名滝に向かいます。
称名滝駐車場に車を停め、それでは滝を見に行きましょう!
今回のツアーはこの後立山に向かい、そこから大日三山を縦走。
ここがゴールとなります。
歩いて行くとその登山口が出てきました。
ツカコさんがここに下りてきますよと。
2日後に達成感溢れる笑顔でここに立てますように・・・。
称名滝に着きました。
まずは低いところから撮影。
遊歩道を歩き、上の展望台に行ってみましょう。
振り返ると川の水が透き通り、とてもきれい。
滝は4段に分かれ、全落差350mの国の天然記念物です。
滝を眺めた後駐車場に戻り、不要な荷物(着替えや入浴セット)を車に置いていきます。
ザックを背負って称名滝バス停から立山駅へ移動。
途中車窓から悪城の壁(あくしろのかべ)と呼ばれる岩壁が見えました。
立山駅からケーブルカーで美女平へ。
そこから立山高原バスに乗り、室堂へ向かいます。
もう何度も乗っているバスですが、称名滝が見えるポイントで必ず停車してくれるのです。
もちろん今回も。
初めてこのバスに乗った時からいつかあの滝を目の前で見てみたいと思っていました。
その夢がきょう叶いました!
また違った角度の称名滝も素晴らしい。
称名滝以外にも風光明媚な場所でゆっくり走行。
こちらの右側は御赦免滝(ソーメン滝)。
細長い滝が見えますね。
2年前に登った剱岳もくっきり。
あの時も9月だったなぁ~。
室堂はコロナ禍で外国人観光客がいないため空いていました。
6年前「雪の大谷」で訪れた時はもう大混雑だったけど。
もうすぐ12時半になるところで、ターミナルの「立山そば」にて昼食。
日本一高所にある立ち食いそばです。
なんたって標高2,450mですからね。
白海老かき揚げそばに鱒の寿司を付けちゃいました。
食券販売機の写真ではかまぼこに「立山」の文字が入っていたのに、渦巻きでした。
剱岳以来、2年振りの立山。
ここでまったく観光客をいれずに撮影できるなんて・・・。
「どの山が立山?」の案内板。
台形の山、「雄山」「大汝山」「富士ノ折立」を総称して「立山」と呼ばれています。
「立山玉殿の湧水」をハイドレーションに汲み、水分補給完了。
室堂山展望台へ向かいます。
遊歩道を進み、
右折すると徐々に傾斜がきつくなっていきます。
鞍部の展望台までなので、余裕ッス。
室堂山展望台に着きました。
雲海の遥か遠くに白山も見えています。
見渡せば槍ヶ岳も。
鋭い山頂が目立つので、すぐに槍ヶ岳だとわかりますね。
しばし景色を堪能した後は、室堂近くの山小屋へ。
宿前にはみくりが池。
ツアー名通り、まさに初秋ですなぁー。
そしてこちらが本日のお宿「みくりが池温泉」。
お部屋は全員で4人だったので、ガイドのツカコさんがデラックス相部屋を予約。
4人で一部屋のこんな感じ。
同じベットが細い廊下を挟んで並んでいます。
板の間にザックを置けるスペースもあり、快適快適。
夕食までまだ時間があるので、散策に出ました。
先ほど行った室堂山展望台は赤矢印。
左の浄土山にも登りたかったなぁー。
寒いのですぐにみくりが池温泉に戻り、喫茶みくりでまったり。
夕食前だけど飲んじゃお。
明日登る大日岳を見ながら乾杯!
寒いのにビールは飲むんだな。
みくりが池温泉はご飯が美味しいとツカコさんから聞いていました。
お楽しみの夕食は5時半から1階のレストランにて。
壁にメニューが貼ってあるなんて新鮮。
山でローストビーフが食べられるなんて、しあわせ~。
おかずも後から後から出てきました。
何を食べてもおいしかったんですが、ただひとつ残念なことが。
ご飯が不味過ぎました。
何時間、いやいや丸一日?
ジャーの中で保温し過ぎたのか臭いが強く、とてもおかわりできませんでした。
こんなにおかずがあるのにさ。
これが炊き立てのご飯だったら、軽く3杯は食べちゃったかもね。
おかずとご飯の格差が残念過ぎるぜぃ。
部屋の窓から夕日に染まる大日三山を撮影。
お天気もよさそうで、縦走日和になりそうです。