Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

佐渡島Mt&BIKEひとり旅 2日目後半

2023年05月31日 | 
分岐 役の行者が出てきました。
ここは直進。
残雪期ルートを進み、あやめ池方向へ。
木のトンネルをくぐり抜け、
お~、金北山が大きい!
目の前に迫ってきました。
雪渓の上を歩きます。
これくらいなら、なんのその。
カタクリロード出現。
縦走路で一番の咲きっぷり。
あやめ池に着きました。
シラネアオイの向こうにあやめ池。
池がよく見える場所に出ました。
あやめ池、そこそこ大きいッスね。
出ました、サンカヨウ。
別名「スケルトンフラワー」
濡れると透明になる花です。
かといってを水をかけると瞬時に透明になるわけではなく、
ある程度の時間、しっとりと濡れる必要があるそうで、いつか見てみたいなぁ。
カタクリの次は、シラネアオイロード。
やっぱりこの花が一番好きかな。
こんなところを歩けるなんて、この時期を選んでよかった。
また雪渓が出てきました。
トレースがあるので、そこに足を入れて慎重に上がります。
思っていたよりかなり溶けていますね。
ショウジョウバカマ
漢字だと「猩々袴」
猩々とは中国の伝説上の動物のことで、葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたそうですよ。
登山道の真ん中にカエルの卵がぁ・・・。
踏まないように注意して歩きます。
いよいよ金北山まであと5分。
残り0.2km。
雪渓脇を歩いて行くと、あの建物はなんじゃあ?
謎の建物を超えると、もうひとつ廃屋が・・・。
そして階段を上がると、そこに金北山神社がありました。
ここが金北山の山頂 標高1,172m。
なんでこんなところに山頂標識を建てちゃったのかなぁ。
結構な傾斜じゃないですか。
1人だったからよかったものの、ツアー御一行様で撮影したら、誰か滑り落ちそうな感じ。
神社の石段にも山頂標識があったので、これを持ったところも撮ってもらいました。
山の会の人が一緒なので、シャッターを押して欲しいと気軽に頼めます。
こちらも後ろは階段なので、撮影者に落ちないでねと言われました。
せっかく標識を持ったのに、文字がまったく見えませんね。
左は加茂湖が半分映り、真ん中から右の白いところは佐渡島で一番栄えている街です。
12時半を過ぎ、神社の周りでお昼を取ることに。
風が強いので、ワタスは脇へ逃げました。
みんな、ドンデン高原ロッジでお弁当を頼んでいました。
山の会の人達は2種類のおかずから鶏の唐揚げを選んで取ってきたと。
えー、聞いてないよ。
置いてあったのを取っただけで、ワタスだって唐揚げがいい。
開けると、そこには唐揚げが!
やったぁ~。
こんな景色を見ながらお弁当を食べられて、しかもおかずは念願の唐揚げだぃ。
小さなしあわせに感謝。
大満足のお弁当を食べ終え、それでは下山するとしますか。
地図上でもここに簡易トイレと書いてあるのに、ないじゃないですかぁー。
帰京後にネットを見たところ、数日後に設置したそうで今回は残念でした。
壊れてしまった鳥居をくぐり、ってくぐったことになるのか?
下って行くとすぐに広い砂利道になりました。
そしてこんな施設が目の前に。
これらは航空自衛隊佐渡分屯基地。
ここは防衛省管理道路。
通行には申請が必要なのですが、佐渡トレッキング協議会へ登山届を提出することで不要になりました。
もちろん登山届、提出しています。
登山道が途切れ、砂利道をひたすら進みます。
こういう道、好きじゃないのよね。
自衛隊車両が通るため、こうなっているんでしょうけど。
遥か先にも基地らしきものが見えてきました。
あそこまで行くのかぁー。
ゴールの白雲台まであと1.7km。
ここは黄色い矢印方向へ。
右の建物はトイレじゃなかった・・・。
歩いて歩いて、ようやく近づいてきた。
もしかしてあそこまで上がるのぉ~?
金北山を振り返る。
かなり歩いて来ましたよ。
ズームした山頂。
あの山頂からこんな長い砂利道を歩くなんてさ。
やっとてっぺんに着くも、ゲートが閉まってるぞ。
自衛隊基地なので、当たり前ですけど。
ちゃんと脇道がありました。
こちらを行きましょう。
施設脇を進み、角を曲がると、
監視用レーダーなのでしょうか、こんな構造物が。
弾道ミサイル等の監視活動も行っているそうで、いつもお世話になっております。
今後も某北の国からの発射実験、監視のほどよろしくお願いします。
そしてこれらの施設があるところが最後の山頂 妙見山。
どこかに山頂標識があるのでは?と見渡すもそれらしきものはなく。
こんな石標がありましたが、これではなく。
結局見つけられず、そのまま通り過ぎました。
柵の外を進んで行きます。
ツツジひら方向へ。
また登山道に戻り、よかったぁ~。
レンゲツツジ咲く道を少しずつ下って行きます。
下山コースのおしん林へ。
途中に雪渓が残る急な下りが出てきました。
これは滑りそう。
進むか、引き返すか?
先頭の男性が大丈夫だろうと、このまま進むことになりました。
なんとかクリアし、樹林帯へ。
おー、ついに白雲台が見えてきました!
この時点で14:45。
タクシーの予約時間15時半には余裕で着きますね。
そして白雲台にゴーーーーール!
登山道を振り返る。
右端の細い道から出てきました。
交流センター 白雲台の中に入ると、昔は売店だったであろうスペース(右端)がありました。
ガラーンとしていて、何を売ってるわけでもなく。
ネットで検索すると、過去にはそばやうどん、カレーに牛丼と豊富なメニューにソフトクリームまで。
スタッフは常駐していましたが、せめてソフトクリームだけでも復活してほしい。
仕方ないので表の自動販売機で缶コーヒーを買い、泥だらけの登山靴を洗い場でゴシゴシしていたら、
ジャンボタクシーが来ましたよ!と声をかけられました。
早っ。
15:10にやってきたハイエース。
総勢6名で乗り込み、両津港へ。
車内では山の会の男性からアドバイス。
1人で登るなら発信機を持った方がいい、私達は全員付けているよと。
万が一のことがあったら、確かに持っている方がいいのですが。
また地元の山の会に入ってみたら?とも。
・・・検討します。
両津港手前のSADO OUTDOOR BASEで1人降車。
タクシー代はバス代と同じ額でいいからと最後までやさしい山の会の女性。
そこまでのメーター料金の頭割りより安い1,200円をお渡しし、そこでお別れ。
一期一会でしたが、ほんとうにお世話になりました。
バスで来る予定が急遽タクシーになり、かなり早く着いてしまいました。
さっそくSADO OUTDOOR BASEへ。
きのうはお休みだった女性スタッフのIさんが迎えてくれました。
これまで彼女とは散々メールのやりとりをしてきました。
佐渡島はかなりのアップダウンで、電動バイクがベストだということ、
レンタル自転車を運ぶタクシーがあるので、下山後、一緒に乗って行ってはどうか、
2日利用なのでもちろん充電器も無料でお貸しします、
最終日はホテルからここまでザックを配送するサービスがある等、
諸々の不安事項に対し、ていねいに回答してくれて、ほんとうに感謝しています。
さらに明日、明後日はこう回りたいと相談。
安全で坂道の少ない楽なルートを教えてもらいました。
レンタルする電動バイクは青色。
バッテリーの外し方、充電の仕方、自転車のボタン操作を教わり、前日ロッカーに入れておいた荷物を取り出します。
タクシー会社に電話をかけてもらい、早めに来てもらうことができました。
車椅子が入る福祉輸送車両が裏口にやってきました。
ここに自転車を載せ、
後部座席にワタスが乗ります。
当初、レンタル自転車に乗り、ホテルまで移動することも考えたのですが、
佐渡島は初めてなのでまだ道もよくわからない上、大きなザックを背負って走るのも不安がありました。
お客目線に立ち提案をしてくれて、助かりました。
ちなみにレンタル電動バイクの24時間料金×2日は、モンベルカードを提示し20%OFFになり、
万が一の場合のレスキュー代(これがタクシー輸送代に充当)、
サイクルレスキュー保険代、最終日の荷物配送サービス代、
合計12,000円のところ、きのうドンデン高原ロッジでもらったクーポン利用でマイナス2,000円。
結果10,000円になりました。
かなりのお得感です。
タクシーで楽々ホテルに到着。
こちらが2連泊する「たびのホテル佐渡」。
2018年オープンの新しいホテルです。
佐渡島で一番栄えているところと言えば、このホテル近辺だそうでそれが決め手になりました。
また1Fに大浴場があるのも魅力的ですしね。
お部屋はこんな感じ。
一般的なビジネスホテルです。
さっそく水深332mから取水した海洋深層水の成分を活かした大浴場へ。
大浴場というから大きいのかと思いきや、小浴場、いや中浴場くらいかな。
時間が早かったので空いており、深層水のお風呂でリラックスできました。
食事は付いていないので、外に食べに行かねばなりません。
ホテルに近隣のお食事処が記載してあるパンフレットあり。
さてとどこに行って、何を食べよう?
イタリアンにしようと店に向かうも、あれ?閉まってる。
定休日じゃないのに。
仕方ないので、次の店へ。
ライトが付いてるのでここはやってます。
ステーキ&ハンバーグ 駅馬車に入りましょう。
レディースハンバーグセット(ライス、サラダ付き)にチョリソ。
そして生ビールで1人乾杯!
とりあえず金北山縦走が無事に終わり、肩の荷がひとつ下りました。
長時間の縦走で、果たして16時半のバスに間に合うのかとドキドキしていたら、
ひょんなことから更に1時間早くなり、追い打ちをかけるようにストック宿に置き忘れ事件をやらかしちゃいましたから。
2日間でこんなに歩きました。
実はストックを忘れるのは今回が初めてではないのです。
でもこれまでは早く気付いたので、ここまでのロスタイムはありませんでした。
もうこれに懲りて宿の玄関には置かず、必ずザックの脇に付けようと決めました。
追加でグラスワインの赤を頼んだら、サービスでクラッカーが付いてきました。
駅馬車は家族経営のようで、とてもアットホームな雰囲気。
旦那さんが厨房に、お嫁さんとお母さまがホールスタッフでした。
佐渡島ではトビシマカンゾウという花がまさに今見頃を迎えていて、できたらそれを見たかったんですよ。
見るには北の突端近くにある大野亀に行かないと見られず、そこまでは自転車で走れない・・・。
明日は島の南側を自転車で走る旨をお嫁さんに伝えると、南にもトビシマカンゾウ咲いてますよ!と。
えっ、見られるの?
その場所を詳しく教えてもらいました。
言ってみるもんですなぁー。
お腹いっぱいでホテルに戻るとフロントにこんなオブジェが。
見るだけで思い出させてくれるぜ。
明日はまず太鼓を叩きに行きます。
大縦走が終わってもドキドキ体験は続くのでした。

佐渡島Mt&BIKEひとり旅 2日目前半

2023年05月30日 | 
5/25(木)、外に出るもすっかり太陽は顔を出し、遅すぎたぁ~。
日の出時刻は4:29でしたが、4:54でしたから。
振り返ると、金北山(左)ばっちり見えてます。
そしていいお天気。
大きな加茂湖におはよう~。
くっきり見えていたのも束の間。
時間が経つとどんどん霞んで来ました。
遠くに飯豊山 標高2,105m。
ドンデンからの眺望という山の表示板があり、それで判明しました。
金北山をズームすると山頂の建物まで見えました。
山頂直下の雪渓が心配だったのですが、かなり溶けていますね。
これなら大丈夫。
朝食は6時半と7時の2回。
きのうお隣だったグループは6時半、ワタスは7時にしました。
昨晩急遽ゴールの白雲台からタクシーに同乗させていただくことになり、先に発つ彼らをお見送り。
予約時間の15時半までには白雲台に行きますからと言うと、急がなくていいから、自分のペースで来てねとやさしいお言葉。
7時からの朝食はまたしてもバイキング。
バイキングでもいいんですが、とにかく通路が狭く通るのが大変なのよ。
昨夜と同じ席で、いただきます!
さあサッサと食べて、サッサと出発。
きょうは長丁場ですからね。
ここは飛ばして行きましょ~。ドキドキ。
金北山縦走路入口の道標が出てくるまでは車道を歩きます。
その入口まであと1.1km。
おっと、ゲートが閉まってる。
安心してください。通れますよ、右脇から。
そして金北山縦走路入口にやってきました。
とりあえず左側のトイレに行っときましょ。
山中でトイレなんて、ほぼありませんからね。
あれば必ず行っておく、これ鉄則です。
きのうは逆から水色点線の残雪期ルート(お急ぎの方はこちら)を歩いてきました。
きょうは赤いくねくねの夏道を行ってみよう!
(雪解けの後のお花多し)ですから。
その言葉通り、たくさん咲いていました。
ニリンソウ
多くは1本の茎から特徴的に花が2輪ずつ寄り添って咲く姿から「二輪草」だそうです。
サンカヨウ
濡れると花びらが透明になりすごく美しいのです。
まだ見たことないので、その姿が見たかったんだけど。
雨上がりではないのでダメでした。
クルマバソウ
葉の形や大きさに違いがなく車輪状に見え、そのつき方から「車葉」なんですって。
夢中になってお花を撮影し、いきなり急な下りが出てきたのでストックを出そうとしたら、
ない、ないよ!ストックゥーーーーー。
あちゃー、やっちまったぁ~。
ドンデン高原ロッジの傘立てに入れっぱなしで出てきてもうた。
このままストックなしで行くか、それとも取りに戻るか?
瞬時に戻らねばと思いました。
まだ縦走は始まったばかり。
上りでは使いませんが、下りでは必ずストックを使っていますからね。
この後、絶対に必要な場面は来る。
そうとなったら、くねくね道を急ぎ足で戻り、金北山縦走路入口へ。
スピード重視ですから、そこにザックをデポ。
貴重品だけを手元に持ち、緩やかな上りの舗装道を走る走る。
きょうはそれでなくても時間がかかる大縦走なのに、大きな大きなロスタイムだょ。
2回ある朝食を遅い方の7時にしたことを後悔しました。
あまりに焦り過ぎて、ドンデン高原ロッジを見失い、通り過ぎるという凡ミスもしでかしました。
GPSで気付いてよかったけど。
ドンデン高原ロッジでストックを取り、再スタート。
結局、同じ舗装道を3回も通る羽目に。
水色のトレースが3重線になっていますよ。トホホ・・・。
金北山縦走路入口でデポしたザックを背負い、もちろん分岐は短い残雪期ルートへ。
お急ぎどころか、大急ぎですよ。
なんとかこの遅れを取り戻そうと、必死に進みます。
もうお花なんて撮ってられない!
ようやくアオネバ十字路に着きました。
ストックを忘れてなければ、あともうちょいでアオネバ十字路ってとこだったのに。
ここで8:43。
タイムロスとしては40分くらいでしょうか?
さあ飛ばしますぞ!
マトネまであと2.2km。
と言いつつも、ようやく見つけたカタクリの群生を撮影。
カナダでは黄色い花しか見たことないのですが、日本ではカタクリはいつも薄紫。
オオタチツボスミレ
次から次に出てくるお花たちに応援されながらも急ぎ足。
ジャンボタクシーに乗りませんか?と誘ってくれた山の会になんとか追い付きたい。
マトネ(笠峰) 標高937.5mに到着。
あら、先客がいらっしゃる。
九州からいらしたというグループ。
彼等も昨夜はドンデン高原ロッジにお泊まりでした。
休憩中でしたので、それではお先に失礼します。
途中、開けたところから見た金北山。
あんなに遠い・・・。
15時半には白雲台に着かねば、山の会を待たせるわけにはいきません。
燭台禿。
開けていたので、両津港と加茂湖が見えました。
金北山、少しは近付いてきたかなぁ。
それにしても次のグループに追い付かないぜ。
ガシガシ行きましょー!
先を歩く姿もまったく見えませんねぇ。
登山道がよく見えるっちゅーのに。
イワカガミ
こんなツリー状に咲いているのは珍しい。
小股沢のコルに着きました。
誰もいませんねぇ。
フッキソウ
富貴草と書き、花言葉は「吉事」、「良き門出」、「祝意」。
縁起がいい名前です。
樹林帯に入ると目印のピンクリボンが下がっていました。
迷うこともない一本道なんですが、見つけるととても安心します。
おー、来ましたシラネアオイロード。
登山道脇にたくさん咲いてます。
シラネアオイの花は下を向いたり、横を向いたり、恥ずかしがり屋さん?
撮影する時は上向きの花を狙います。
イワカガミ
色のバリエーションが横並びに咲いていて、思わずパチリ。
少し離れたところに咲く一番目立つ派手な奴。
やっぱり薄いピンクが好きかな。
カタクリの花も下向きが多いですね。
しゃがんで撮ってもこんな感じになっちゃう。
ツンブリ平に着くも、誰もいなーい。
山の会のグループとは朝食で30分差、ストックを取りに戻り40分差、
合計1時間10分ほどの開きがあるのですが、ちっとも追い付きません。
さあここからもっと上げていこうぜぃ!
ブイガ沢のコルでもワタス1人。
歩いている人が少ないっつーのもあるけどさ。
先にも誰もいなーい。
滑りやすいガレ場の下りを超えて、
真砂の芝生に到着。
こういう表示板があると、この上にカメラを乗せて撮ってます。
三脚代わりの一脚。
それがこんな感じ。
お次は真砂の峰。
金北山、少しは近付いてきたよね。
もう余裕のタイマー自撮。
表示板ありがとーーー。
多少斜めでも気にしない。
眼下に両津港と加茂湖を見ながら下ります。
先の登山道が見えるというのも、またうれし。
金北山への縦走路は眺めもすばらしい。
誰もいない稜線を歩ける幸せ。
またピンクリボン。
その向こうには加茂湖が見えます。
最終日はあそこを自転車で走れたらいいな。
珍しくやや上向きのシラネアオイ。
ねえねえ、撮って!と言ってる?
そしてついに天狗の休場で追い付きました!
天狗も休めば、山の会のグループも休憩中でした。
ようやくですよ。
ストックをドンデン高原ロッジまで取りに戻ったことを話すと、
まあよくそれでここで追い付いたねと褒められました。
さあここからはゆっくりと列の最後尾に付き、お花をもっと楽しみましょ~。
だって先生がたくさんいますから。
タムシバ
コブシは樹高10m以上にもなりますが、タムシバは樹高3m~4mほど。
ほぼ散っていた中、なんとか咲いている花を見つけ、みんなで撮影。
白いキクザキイチゲと手前の薄ピンクはカタクリ
キクザキイチゲはピンクもあるそうで、
それがこちら。
ピンクから白のグラデーションになってますね。
ヒメイチゲ
山の会の皆さんが撮っているから、ワタスも撮るという具合で。
皆さん、花が咲いていれば立ち止まります。
ツルシキミ
ミヤマシキミというのもあり、とても似ているそうな。
茎の下部が地を這って伸び、樹高1m以下がツルシキミで、
茎が垂直に立ち上がりるのがミヤマシキミだそうです。
背が低かったのでツルシキミでしょう。
こんな石標がありました。
梅津村ですか。
調べてみると、かつて佐渡郡にあった村でした。
5月下旬だというのにまだ桜が咲いていて、思わずみんなで撮影。
山の会の皆さまは花に詳しく、名前も教えくれるのですが、教わったそばから忘れるという始末。
なのでブログアップする時に調べなくてはいけないのがねぇー。
時間がかかるのよ。
でもこの頃はGoogleレンズあるので助かってますけどね。

佐渡島Mt&BIKEひとり旅 1日目後半

2023年05月29日 | 
湿原を進むとタンポポが咲いていました。
いつもなら通り過ぎますが、NHKの朝ドラ「らんまん」を見てますからね。
植物学者 牧野富太郎博士役の神木隆之介くんが言ってました。
「小さな花がようけ集まって、ひとつのかたまりになっちゅう」って。
一枚一枚花弁のように見えている小さな花の集合体がタンポポだそうで、恥ずかしながら初めて知りました。
待ってました!シラネアオイ。
これが見たかったのよぉ~。
女王の風格があります。
鞍部に山小屋があったので、行ってみることにしました。
階段を上がっていくと、脇にレンゲツツジがたくさん咲いていました。
真っ赤な色がとても目立ちます。
山小屋かと思いましたが、こちらはドンデン山避難小屋でした。
ちょっと中に入ってみましょう。
1Fはこんな感じ。
かつては管理人さんがいたんでしょうかね?
今では無人でしたけど。
階段を上がっていくと、あー、びっくりした。
真正面に腰まで寝袋に入った人がこっちを見ていたのです。
逆光でまったくお顔は見えませんでしたが、こんにちは!と声をかけると女性でした。
明日は金北山縦走するので、暗いうちに発つとのこと。
ワタスも縦走しますが、明るくなってからッスよ。
避難小屋には水場もトイレもありませんでしたし、もちろん照明だってありません。
そこに女性がたった1人で泊るのかと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。
ワタスはとても怖くてできまへん。
どうかお気をつけてと避難小屋を後にしました。
避難小屋前のコルから遠く向こうに日本海が見えました。
来た道を戻り、ドンデン池へ。
こちらは先程見えた日本海とは反対側。
さっき着いた両津港辺りまでよく見えますね。
ここら辺りで抜きつ抜かれつしていた男女のグループが先行。
このグループはお花を見つけては写真撮影。
花の名前も教えてくれて、とてもやさしい方々なのです。
先を登っているグループ。
いよいよドンデン山まであと0.5km。
「ドンデン」を漢字で書くと「尻立」なのね。
途中の椿越峠。
あちらに行けば下山口ですか。
標高が上がり、先程のドンデン山避難小屋が左に小さく見えました。
右奥にドンデン池があります。
登山道に石が埋め込まれ、整備されていますね。
ヤマシャクヤク
このまんまるい感じがすごくかわいい。
これも追い付いたグループの方々が足を止めていたので、見ることができました。
1人だったら、おそらく見過ごしていたでしょう。
そしてドンデン山に着きました!標高940m。
ほんでは尻を立ててっと。違うかっ。
グループも今宵のお宿はドンデン高原ロッジとのこと。
それなら先にチェックインしたい。
お先に~と声をかけて、今度はこちらが先行します。
ヘビイチゴの花。
こんなにかわいいのに名前がかわいそう。
ヘビが出そうな場所に自生する、ヘビが食べる等、由来は諸説あるそうですが。
下り続けて、最後に左折すると、そこに建物がありました。
こちらが本日のお宿 ドンデン高原ロッジです。
ここまで車で来られるんやないかい!
そういえば、両津港から乗ったバスの終点がドンデン高原ロッジだったのを思い出しました。
なかなか素敵な建物じゃないですか。
昔は「ドンデン山荘」という名前だったそうで、旧名称と新名称が並んでいました。
建物の前には広いテラス。
眼下に広がる絶景。
真ん中の白いところに集落がかたまっているのがわかりますね。
左は日本海ですが、右は加茂湖なんです。
ちょうど両津港から船が出て行ったところでした。
雲がかかっていますが、チラッと金北山が見えました。
明日はあそこまで縦走しますよ。
さあチェックインしましょう。
フロント前には望遠鏡が設置。
焚き火ワインサロン?
パチパチを爆ぜる薪の音をBGMにワインですか。
星空・土星観察同時開催なんて、ロマンティック。
お部屋は2F。
2段ベットがひとつ。
山小屋としてはいたって普通ですが、1人利用だったので料金がめちゃ高かった。
1泊2食で21,800円でした。
今回は全国旅行支援にいがた旅割が使えたのでマイナス3,000円になり19,500円でしたが、それでもお高い。
クーポン2,000円もいただきましたけどね。
さっそくお風呂に入り、汗を流しさっぱり~。
同じ2Fの突き当りにあったプラネタリウム室(多目的ホール)。
花のシーズンなので、なんと夜にはここにも布団が敷かれ満室でした。
2回に分けた夕食は、1回目18時を予約しました。
1F食堂に行き、まずは発券機でドリンクの食券を買います。
もちろん生ビール飲みます。
ランチではこんなカレーも注文できるんですね。
青空ドンデンカレーって、色味が美味しくなさそう~。
予想に反してバイキングでした。
指定席は景色が見える窓側。
1人生ビールで乾杯!
とりあえずここまで無事たどり着きました。
次はグラスワインの白。
おつまみも追加で取りに行きました。
お隣のテーブルには抜きつ抜かれつしたグループがいらして、明日はワタスと同様、金北山縦走をするとのこと。
ゴールは同じ白雲台。
もしよかったら、白雲台からジャンボタクシーを予約しているので一緒にいかが?と誘われました。
白雲台からのバス 金北山ライナーは既に予約済で16:30発の両津港行き。
ジャンボタクシーは1時間早い15:30発で、グループは両津港近くの旅館まで行くとのこと。
少しでも早く下山し、SADO OUTDOOR BASEに行き、レンタル自転車と共にホテルに向かいたい。
既に19時少し前でしたが、急いでバスの予約センターに電話し、キャンセルすることができました。
グループは都内の山の会のメンバーの方々でした。
1人で歩いているワタスのことをなにかと気にかけてくださり、ほんと恐縮しました。
こんなご縁で明日はありがたくタクシーに同乗させていただきます。
食後に外に出ると、両津港辺りの街の灯がキラキラと輝いていました。
着いた時は雲がかかっていた金北山も今はしっかり左に見えています。
明日はあそこまで歩きますよ。
ちょっと時間が心配ですが、お天気もよさそうなのでがんばります!

佐渡島Mt&BIKEひとり旅 1日目前半

2023年05月28日 | 
5/24(水)~27(土)の3泊4日で佐渡島に行ってきました。
昨年秋、丹羽さん企画の佐渡島サイクリングツアーに参加しようか散々迷った末に申し込まず。
佐渡島には行ったことがないので、どうせ行くなら自転車だけではなく山にも登りたい!
という訳で、山も自転車も楽しめるひとり旅を計画しました。
5/24、上野駅6:14発 新幹線とき301号で、8:10新潟駅に到着。
駅前は万代広場をリニューアル整備中でした。
次回訪れた時はきれいなターミナルになっていることでしょう。
駅前のバス乗り場から、佐渡汽船ターミナルまで移動します。
3番乗り場から約15分。
佐渡島 両津港へは2時間30分のカーフェリー、1時間7分のジェットホイルの2択。
ここは乗り継ぐバスの時間に余裕が出るジェットホイルを選択。
さどまる倶楽部というアプリをダウンロードし、会員限定割引を利用したところ、
片道7,180円が、6,640円になりました。
佐渡汽船ターミナルは広く、食堂や土産物店もあり。
来たばかりなのにお土産チェック。
待ち時間も有意義に過ごせました。
こちらはペットボトルのキャップで作られた朱鷺。
佐渡島と言ったら朱鷺ですね。
搭乗のアナウンスがあり、改札口へ。
全席指定で、ワタスは2階席でした。
窓から佐渡島が見えてきましたよ。
結構大きい~。
9:40発のジェットホイルで、両津港に10:47着。
佐渡島に初上陸~!
大きな佐渡おけさ人形がありました。
♪はぁー 佐渡へ 佐渡へと草木もなびくょ♪ですね。
まずは近くにあるSADO OUTDOOR BASEへ。
明後日、下山した後ここで電動バイクをレンタルします。
何ヶ月も前から何度も何度もメールでやり取りし、いろいろアドバイスをいただきました。
アウトドアウエアやグッズも販売。
ちょうどレンタル用の電動バイクが2台置いてありました。
あさってどちらの色になるかな?
この手前にコインロッカーがあり、サイクリングに必要な荷物だけ置いて行きます。
サドルカバー、斜め掛けのショルダーバック、サイクリング用ウエアなどなど。
再び両津港のターミナルに戻り、1F「maSanicoffee」でランチタイム。
これから登山ですからね。
ここはがっつり食べておきたい。
ということで、フードメニューの中からローストビーフ丼を注文。
ちょっとタレが甘かったけれど、完食~。
両津港12:05発バス ドンデンライナーの乗客はなんとワタス1人。
なんだか申し訳ない・・・。
バスガイドさん曰く、皆さん1本前のバスでいらっしゃいますから。
頂上に行けば、登山者の方々いらっしゃいますよとなぐさめられ、アオネバ登山口で下車。
ここから登山口まで更に車道を300mほど登らねばなりません。
だったらもう少し先まで行ってくれたらいいのになぁー。
登山口に着きました。
左にトイレがあり、ここは行っときましょ。
初日はここアオネバ登山道からドンデン山を経由し、ドンデン高原ロッジまで歩きます。
それでは行ってみよう!
しっかりした道標があり、すごく安心しますね。
はい、足元注意します。
せせらぎをプチ渡渉。
変化のある登山道を登っていきます。
こちらはトラロープが張られています。
岩を上手に利用し、なるべくシューズが濡れないように。
「落合」通過。
すごく立派な表示板ですね。
落合を過ぎると、またまた道標が。
迷うことなく右折します。
今度は「ユブ」ですか。
佐渡島の地名はカタカナが多いッスね。
珍しく荒れた登山道。
倒木に注意しながら、超えて行きます。
やっとお花が出てきました。
オドリコソウ。
名前がかわいいですね。
スミレも群生していました。
うす紫が控えめな感じでいいッスね。
ようやく登りが一段落し、アオネバ十字路に着きました。
ここを右折します。
ちなみに明日は右から来て、左に縦走します。
少し進むと、道は二手に。
短い残雪期ルートを行くか、くねくねと長い夏道を行くか?
(お急ぎの方はこちら)ですか。
そこそこ急いでますので、迷わず残雪期ルートへ。
ここまで誰とも会わず心細かったですが、ついに女性2人組に追いつき、追い抜きました。
このイワカガミも淡い色がいいッスね。
薄いピンクがほんとかわいい。
エンレイソウ 漢字だと延齢草と書きます。
花びらのように見えているこげ茶色はガクで、その中心から短い花柄が伸び小さな花をつけます。
白いアネモネもたくさん咲いています。
アネモネシルベストリスという長い名前のお花。
あら、車道に出ちゃうというところに「金北山縦走路入口」のどでかい立て看板が!
明日はきょうとは逆に、ここからアオネバ十字路に向かって歩きます。
車道に出ると、こんな看板が。
まだ14時前ですからね。
本日のお宿ドンデン山荘ではなく、ここは左折。
ドンデン池方面へ進み、ドンデン山経由でお宿に向かいます。
こんな舗装道の脇にもお花がいっぱい咲いています。
この花、調べてみたらフキノトウだったので、ちょっと意外でした。
そして開いたフキの花がこちら。
まるで小さな花火のよう。
佐渡島、お花天国ですなぁ~。
おっと、道が分かれてます。
ちゃんと案内板がありました。
もちろん右側のドンデン池方向の登山道に入ります。
ヒトリシズカ
シズカとは静御前のことで、彼女が一人で舞っている姿を連想してつけられた名だそうです。
「鎌倉殿の13人」を楽しみに見てましたから、静御前役の石橋静河さんを思い出しました。
派手さはないけれど、凛とした感じがいいですね。
ミズバショウが咲いていると思ったら、
そこには大きな湿原が広がっていました。

東京ステーションギャラリーへ

2023年05月11日 | アート・文化
5/10(水)は、和さんを誘い東京ステーションギャラリーへ。
東京駅には何度も来ていますが、こんな隅っこにギャラリーがあるのを初めて知りました。
丸の内北口の庇(右)をくぐるとすぐ左側にあります。
お目当ての展示は『大阪の日本画』です。
当日券1,400円を自動販売機で購入。
ビューカードを持参して100円割引になりました。
花が開いたような照明が素敵。
ステンドグラスの窓も光の取り込み方も独特で絵画を見る前から興奮しちゃいます。
そして階段脇には昔の赤レンガ壁がそのまま残されいます。
すぐに触る和さん。
触っちゃダメなんだって!
重要文化財なんだからさ。
階段や手すりは新しいのですが、赤レンガを見事に利用し調和が取れています。
錆びた鉄骨まで生かされていました。
展示室は3Fと2F。
まずはエレベーターで3Fまで上がり、鑑賞後2Fの展示室に下がります。
チラシにもなっている中村貞以「失題」はふくよかな体と表情に迫力があり、2人でしばし見入ってしまいました。
出口付近にはミュージアムショップもあり、鉄道関連のグッズやオリジナル商品が並んでいました。
Suicaのペンギングッズもあり、かわいかったです。
ギャラリーを出た後、2Fの回廊を周ると1964年東京駅創建から50年後の丸の内のジオラマがありました。
当時は都市景観保護のため建物の高さが31m以下に規制されていたそうです。
ガラスが反射し、ちょっと見にくいですが。
こちらは2014年東京駅創建から100年後の丸の内。
その後規制が撤廃され、超高層ビルが立ち並ぶ契機になったそうです。
50年でビルの高さがまったく違いますね。
さてアート鑑賞の後はお約束の一杯。
秋葉原に移動し、予約していた居酒屋へ。
2人だからでしょうか、カウンター席に案内され、テーブル席はあっという間に満席。
お隣で話す和さんの声が聞こえないほど大声で談笑するグループ。
いくらマスク着用は個人の判断になったとはいえ、そんなにはっちゃけちゃっていいの?
いままで抑え付けられていたものを一気に発散してる感じだなぁ。
お会計をしていると入口には席を待つ2組のお客さん。
前回はコロナ禍の中、お客も少なく誠に静かで、その上おつまみも美味しくて再来したのですが・・・。
スタッフのサービスも追い付かず、こんなにうるさきゃ、ちょっと考えちゃうな。