「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

音楽と音と・・・続き

2009年09月20日 | 音楽
こんなタイトルの日記を書いたのは理由があり、数日前に精神論師匠のJUNさんから「あららさんはオーディオには興味がないのかな?」と突然質問されたことから。
その時に私がふと思い起こし、答えたのはゼンハイザーの事。

高校を卒業して東京で浪人生活に突入した私は、真っ先に秋葉原に行き、すぐにYAMAHAのアンプとビクターのカセットデッキ、そしてBOSEのスピーカーを購入した。私が住み出した場所が新聞販売所の2階で、6畳の部屋に2人。机と布団だだけで満杯になるような環境だったので、とても大きなスピーカーは置けないし音も鳴らせない。そんな状況下で当時発売され爆発的に売れたBOSE101MMというスピーカーは、その小さなボディからは想像もつかない迫力の低音で、価格が手頃と言うこともありほとんど迷うことなく購入した。(なんと今でも現役・・・販売されているようだ)

しかし、そんな小型スピーカーすらを鳴らせる環境でもなく、次の選択として「ゼンハイザー」だった。これは確か情報誌を見て、秋葉原で何度も聴いて購入した。
オーディオに投資した額のほうがよっぽどだけど、私が購入したアンプ・デッキなどは下の上レベルの製品だったので妥協しながらという思いもあり、まあとりあえずスピーカーだけはお気に入りと言う感じだったが、これだけはコダワッたという思いが強い。

さてゼンハイザーって?ということで解説だけど、ドイツ製のヘッドフォン。

詳しくは→こちら

オープンエアヘッドフォンとして名を売っているが、当時はそんな事は特に気にしておらず、感性というか生音聞いて自分で納得して買ったと思う。
私が購入したのは「HD-230」というモデルで、上記のサイトで調べると定価が39800円だったようだが、確かに3~4万だったと思う。つまりヘッドフォンにその額を注ぎ込むというのが、我ながら凄い勇気だったと思っている。

このヘッドフォンの音を聴いたときに、体に稲妻が走った(ような気がした)。
なんというかヘッドフォンなのに臨場感というか、目を閉じたら生演奏を聴いているような感覚だ。他にも数十種のヘッドフォンを手にしたが、同じ音楽で聴き比べて圧倒的に良かった。

今はこのモデルは販売終了しているみたいだが、ネット上にはやはりこのモデルの熱烈なファンがいる。最近のゼンハイザーは輸入ヘッドフォンとしての位置は確立しているようだが、音は以前のようなインパクトは無いという評価のようだ。

それにしても、「ゼンハイザー」という名を出して、「ああ、あのオープンエアのヘッドフォンね。」と、あっさりと答えるJUNさんは何者とも思う。私の知り合いでこのメーカーを語り、知っていた人はいなかった。

ソフトの方については、特に洋楽中心だったけど当時はフュージョンミュージックというのが走りで、そのあたりのレコードを買い漁った。
約2年の浪人生活時代に数えて300枚ほどのレコードコレクションとなった。
月割りすると約12枚という驚異的な数で、今でも何でこんなに増やせたのか不思議だけど、当時の相場でも、1枚が新品なら2800円前後だったと思う。実際には中古盤とか輸入盤といったものがほとんどで、買う基準はレコードジャケットの美しさと言う部分があったように思う。つまり音楽というより集める事にハマっていたと思う。そして集めたレコードの何枚かは1度聴いたきりというものも多かった。当時は新聞配達のアルバイトをしていて、住込と言うこともあり食うには困らず、得た収入を完全にそこに投資していた。秋葉原でレコードを買い漁る姿は、今のヲタクと言われる面々と一緒かも。私にはその素質があると十分認識している。

楽器はやってないので、そこに憧れる部分があると同時に、楽器を扱ったことがある知人の音楽や音の理解とは天地の差があると思うのだが、中途半端に係わっていたような気がする。

今では・・・カラオケ大好きおじさんって感じかな。

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