「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

四季の釣り

2010年06月07日 | 釣行記

BLOGも無かった10年前に、日記調のWEBサイトを作りたいと思って「釣り」をテーマでタグをいじりながらPCに向って時間を費やした。色んなサイトを参考にしたが、その中でも気にいったタイトルがあった。「四季の釣り」だ。

このサイトは日南市に住む方が作っていたのだが、当時は個人でWEBサイトを立ち上げている方がかなり少なく、その方は季節の釣り物を楽しんでいる様子が伺えてとても共感が持てた。

今、「四季の釣り」でWEB検索するとテレビ番組サイトが出てくる。恐らく「釣りビジョン」で放送されていると思うので意識して見て見たい。

先週土曜日はキス。その前の日曜日にはアジ子を釣りに行った。四季の釣りを意識して。

今の時期は春というより初夏だと思うのだが、初夏というと私の中ではアジ子だ。
そんな訳で先週は日南市大島に渡り、アジ子を狙ってみた。思ったよりは活性が低かったが、それでも100匹以上は釣れた。大きさも程よくて丸ごとフライで食べて良さそうな感じ。サビキ仕掛けだが、私の気持ちとしてはそんなアジ子の中に他の幼魚などが混じる事が嬉しい。その日もマサバ・タカベ・そして初獲物となるムツも交じった。

ムツは大きくなれば水深200m以上の深場に生息する魚なのだが幼魚の頃は浅場にいるようだ。かなり美味しい魚で釣魚としても狙われるのだが、サビキに混じるのは嬉しくて、こんなサプライズがあるからアジ子サビキ釣りも侮れない。

そして一昨日土曜日はキス釣り。
年に1度はこの釣りをしたい。というかもっと行きたいのだが、天候・同行者・自分の予定がマッチしないと行けないので、計画は早々と行うのだが、今回もやっと行けた。
まあしかし、時期としてはベストだ。

JUNさんと打ち合わせしていて、日向市に置いてあるJUNさんの船で門川・日向の浜を狙うのだが、昨年は操船ベテランの流星号さんがいつも一緒だったため安心して行けた。
ところが今回は私が船長だ。操船は車と比べても簡単なのだが、難しいのは離岸・接岸で、特に風が強かったりすると舵が効かないので計算が必要だ。
土曜日は比較的に穏やかでこれは問題は無かった。
ただ、キス釣りの基本形としては、風上に船を止めて、風の流れに任せて仕掛けを引きずる釣りで、風が強いと船も早く流れてしまうし、弱いと仕掛けも張らず魚は釣れない。キスは動いている餌に敏感で、適度な風がある事が釣果に左右される。

そんな訳で船を止めてエンジンも止めてしまうのだが、今回調子が悪くてセルモーターが回らないという事態が発生。昨年11月から船は置き去りの状態だったため、このような事態も想定していたのだが、海上で船が動かないのはちょっと焦る。

しかし、私は1度、かなり冷や汗をかいた思い出があって、それに比べたら大した事ではない。
その1度は、結構沖に出ていて、風がかなり強くて、場所移動しようとしたらアンカーががっちりはまってしまっていて、船の力で抜こうとしたらロープが切れてしまい、同じタイミングでエンジンも止まってしまった。
そして船は固定もできず強風で流され、予備に置いてあった砂場用のアンカーを探し出してなんとか固定でき、その後知り合いの船屋に携帯で連絡を入れて事無きを得た。
その時はガソリンタンクのチューブに亀裂が入って漏れていたのだ。
予備タンクがあり、そちらからの給油で復活し、そそくさと港に戻ったが、今回は目の前は陸である。しかも風向きも陸に向っており、そのまま流れても陸に辿りつく。
そしてアンカーもあるので途中で止めてもよい。

そんな訳で落ち着いてはいたのだが、そのままエンジンが動かないのはちょっと手助けも必要になるし恥ずかしい。

JUNさんがベテラン操船師の流星号さんに連絡をし、電話口で指南を受けながらスイッチをいじっていたら、何がきっかけなのか不明だけど動きだした。
その後4~5回動かない事もあったが、どうもクラッチ接点の問題のようで、何度かガチャガチャと動かせば大丈夫という事を悟っていたので、まあ何とかなった。

ただ、キス釣りオプションとして、いつもは乙島の沖側でカサゴを狙うのだが、今回も行ってみたら結構なウネリがあって、もしエンジンを止めて、船を固定するアンカーロープが切れてしまったら、乙島の岩場に叩きつけられてしまうという不安もあったので、これは中止させてもらった。

そんな訳で終日キス釣りに専念した結果、まあまあ充実した釣果だ。(↓)

もっと釣れていると思っていたが、数えて25匹。小さいのは何匹かリリースしたし、充分な食材である。
昨日はこの魚をさばく事がメインの仕事であった。後はのんびり。開いた魚をフライにしたら珍しく家族には好評で、1人3匹ぐらい消化し(私は5匹ぐらいだったかな?)食べきれない分は嫁の実家や妹宅にお裾分け。

行ったメンバーは最近富に釣りに熱中している仕事仲間のKAさんとJUNさんで、KAさんはこの船キス釣り用の竿も調達しており、一緒ぐらいの釣果で、JUNさんは2本竿で淡々と釣り上げていたので40匹ぐらい釣っていたのではないかと思う。
喜界島に行った際はほとんど竿出ししておらず、「伝説の釣り師」と命名したものの、さすがに伝説の釣り師は我々が釣れてない時でもコンスタントに釣り上げていて、やる時はやる人である^_^;。ただ本命としていたタコが釣れずボヤいていた。

キスは今の時期は結構大型が釣れると聞くが、今回の魚は比較的小ぶりで、1匹だけ計ったら27Cmに達する大物がいたが、それ以外は20Cm前後。
先々週のアジ子もまだ小さくて、数年前の5月初旬のイメージだ。水温の影響なのか定かでもないが、温暖化気候と言う割にはちょっと海中は逆なのか、実際陸上も6月の割には朝方が寒い日が続いている。
先日行った喜界島では、行った直後に梅雨宣言があったが、宮崎はまだで先週はほとんど晴日だった。4月中~下旬という感じだ。

今回はいつも楽しみしている外道としては1匹のみ食指に引っ掛かる魚。(↓)

テンジクガレイだが、この魚はガンゾウヒラメという魚と良く似ていて、いずれかを見分けるのはコツがあるよう。ただ宮崎にガンゾウヒラメが居るのかは微妙だ。これも自分の見立てではテンジクガレイになる。

またネズッポ科の魚も何匹か釣れたが、すべてがヤリヌメリ(異様に臭い魚)で、これは船に上げずハリスを切ってリリース。ネズミゴチなら嬉しいのだが、JUNさん曰く、これが多くなるという事は海中が汚染されている状態(ではなかろうか)と言う事で、確かにこれが濃い場所は養殖イケス周辺だったりで、ちょっと気になる。

今回の感想としては、まあまあ釣れた訳だけど、数年前、この場所を経験した時より反応が悪い気もしているし、上記のような魚の変化も気になる。大物も少ない。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
旬の釣り物楽しまれていますね (MARI-J)
2010-06-08 01:50:58
アジ子にキスいいですねぇ^^
ムツはアジ子釣りの常連と思ってましたが
日中に釣れるのは稀かもしれないですね。

キスはいいサイズが揃っていてとても美味そうです。
テンジクガレイやヤリヌメリ釣ってみたいです!

あとエンジントラブルは怖いですね。
JUNさんのブログでトラブルがあったのは
拝見してましたが経験を積まれてるようで驚くほど
冷静に判断されてたんですね。
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魚種が増えないです (あらら)
2010-06-08 07:11:55
>MARI-Jさん

ムツって結構釣れるんでしょうか?
私は初めて見たので珍しいと思っていたのですが、思えばアジ子サビキ釣りを集中してやったことはあまりないかも(^^ゞ

テンジクガレイは嬉しいのですが、ヤリヌメリは駄目です。写真を写す気になりません。その匂いで参ります。

船の操船は免許を取得した直後はかなり行っていたのですが、書いている事以外でも、まさに「死ぬ目」に2~3度あい、基本的には行く機会が減ったのです。
冷静というより怖いんですが、過去にあった事なら対処できますね。
返信する
「四季の釣り」ですが・・・ (あに)
2010-06-13 21:16:15
こんばんは~
失礼します。

WEB検索で出てくる「四季の釣り」ですが、関西地方(兵庫・大阪・京都・奈良・和歌山)でローカル局でサンテレビというのがありまして、そこで放送されています。

ま、ちょっとした情報です。
失礼しました。
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良いタイトルです (あらら)
2010-06-14 06:15:44
>あにさん

情報ありがとうございます。

WEBでサンテレビの情報も見たのですが、確か「釣りビジョン」でも流されているような気がします。
私も無意識で見た事があるような気がしております。

今度、しっかりとチェックしてみて見ようと思ってますがそのタイトル通りのものなのか、私が思う四季の釣りなのか興味があるところです。
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