「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

パン粉釣法

2010年07月30日 | 釣り話題
先日の大分釣行の際に、メジナを入れ食いさせていた方の話から、急激に「パン粉釣法」への期待というか思いが強まっていて、何とか早く釣行を実現させたいと思っている。

この釣法。実は私の磯釣りのきっかけとなったものだ。
大分の秦さんという、当時は大分グレ研という所の会長さんで、(※今はどうか知らないのだが)年間釣行が200回だったか、とにかく大分メジナ釣りのパイオニアという方(らしい)から広まって、ビデオなども発売されているし、大分だととてもメジャーな釣法だとも聞く。

仕掛けの解説を図面なしですると結構難しくなるのかも知れないが、ものすごく簡単に言えば、一般的なフカセ釣りの仕掛けの餌がオキアミではなく「パン粉」なのである。

変更点と言えば、ハリを2本にする事。つまりハリスの途中に集魚用のパン粉をセットできるように喰わせのハリの1mほど手前にもハリを付ける。
それから仕掛を太くする。一般的なハリスの太さは1.5~2号程度だけど、パン粉釣法の際は2~3号。これはとてつもなく引き込みの力が加わる事への対抗策だと思っている。
ハリは基本がスレバリ。普通のメジナ専用ハリより大きいものを使うのだが、これはパン粉が外れやすい欠点を補い、スレバリなのはハリの胴ができるだけ細く掛かり易さを演出するのだと思う。
当時はヘラブナ用のハリが理想とされていたが、がまかつから「ヴィトム」というハリが発売されると、それが適切だという話も聞いていた。

ウキは全誘導。一般的なドングリウキでも良いと思うのだが、その当時はキザクラから発売されていた「k’s」という全誘導専門のウキが流行り、これがベストとされていた。そしてアタリウキも付けるのだが、この2つのウキの間にはストロー型の15Cm程度の管を入れていた。これが意味する事は不明。今でも必要なのかと思っているし、今度やるときはウキ1つで良いだろうと思っている。ただ、しばらくは専用ウキも発売されていたようだ。

普通のフカセ釣りだと割と大量の撒餌を使う。配合はオキアミ・パン粉・集魚剤というのが一般的だが、パン粉釣法においては集魚剤もオキアミも入れない。わずかな食用刻み海苔と、ほんの少しニンニクを加える。
そしてパン粉に少量の海水を入れて、ちょっと馴染んだ程度にとどめ、パサパサな状態を作っておいて、これが撒餌にも付餌にもなるのだが、手で団子を作って、狙い目の場所に対して扇上に団子を数か所投げる。もし1日中、この釣りをすると、団子作りのためにギュッと握る行為で手が痛くなる。この経験は何度もしていて、正直これが嫌でやめてしまった。

この釣法から入ったのは理由があり、当時誘われ、引きこまれた釣友のBAさんやAN師匠がはまっていたからで、見よう見まねで何度かチャレンジしたものの、1日に数度は強烈な引き込みを体験するも釣り上げるには至らなかった。
しかしBAさんが5~6匹連続で30Cm程度だが釣り上げた姿も見ていたし、とにかく強烈な引きがあり、これが釣りに目覚めるきっかけではあった。

その後、何度かの釣行を経験する中で欠点も見えて、もっといろんな釣りを経験する必要も感じて今に至っているのだが、そんな中でこの釣法は正直忘れていた。

始めた当時はメジナ釣りの理論などというのがまったく判らずモノマネ釣りだったので、当時なら釣れるのはマグレだと思うけど、今ならそれなりの仕掛けの通し方ができるような気がする。

更には今の時期ならではと思う。つまり初夏のこの時期は驚異的な餌取魚が居るのだが、これをかわす対抗策になりそうだ。それが前回の大分の爆釣の方の結果だろう。そんな理屈も当時は思いつかなかった。

さて今週末こそは実現できるのか・・・天候も心配だし、もしかしたら船キス釣りのお誘いを受けるかもしれない。それならそれも楽しみなのでそちら優先にしたいと思っている。
とにかく今週末は釣りである。

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