「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

角界の騒ぎのこと

2010年06月25日 | 雑記
今、明け方のAM4時。都合よく日本‐デンマーク戦の開始時刻に目覚めてしまった。意識もしてなかったんだけど、ちょっとラッキー。
そして、たった今、本田がゴール。やったー!おっと遠藤も!2点目。

さて本題というか、今書きたいこと。サッカーを見ながらだらだと。

相撲界における賭博と暴力団との関わりについて、連日ニュースで賑わっているので気になるのだが、公的なギャンブル(競輪・競馬やパチンコ)とか、株というのは賭博性があり、これについては当然ながら掛けて騒ぎになる訳ではない。ただ、パチンコについては換金するのが公然の事なのに、御承知のとおり法律上は駄目であって、そんなチグハグな状態があるのが訳わからん。

私は賭けごとがとても苦手でほとんどやらないのだが、角界による「野球賭博」というのは、恐らく小さいものは仲間内で勝った・負けたという事について握るというものから、騒ぎになっているような暴力団絡みの大きな賭け金によるものもあるんだろう。
また、ゴルフだと「握る」という行為は、恐らく私が知る限り大多数の方が大なり小なりでおこなっている。「オリンピック」というゲームはパットにおいて遠い方から金・銀・胴・鉄を決め、金だと4点・銀は3点などの数を競い、その差分が握り金に換算される。ゴルフをやる方ならこんなゲームは知らない人が少ないのではないか・・・

昔・・・というか私が子供の頃に、親父たちは親戚・仲間内で集い、ナンコウだがナンコーなのか不明だが、小さい角棒を使い、確か何本持っているかを当てる大人のゲームがあり、飲み会の席でそれを楽しんでいた。そしてそのゲームには結構な金額で掛け金があったように記憶している。
今だと麻雀と同じ感覚なのかも知れない。
このゲームはタノモシと関わりがあるのか定かではないが、「タノモシ」にて検索すると「頼母子講」という漢字が出てきて、これで検索すると無尽(むじん)というのがヒットした。
この無尽を簡単に言うと、仲間内で掛け金を集め、いろいろな手法でこれを配分する仕組みで、私が聞いた事があるのは、生活が苦しい家庭に対してこの掛け金を渡すような流れであり、その配分の手法については地域で様々な方法があるようだが、とにかくその地域の交流や親族の集いに欠かせない儀式ではあったようだ。今でも田舎ではこの風習が残っている所も数多くあるよう。
無尽は戦前は当たり前の風習であり、今でいえば金融業になるが、この辺は戦後GHQのテコ入れで、法の整備も進み、現在の相互銀行というスタイルに移り変わっているよう。

私が子供心に意識していたのは、「タノモシ」という集まりがあり、その場で「ナンコウ」というゲームをして、掛け金があり勝った負けたと賑わっていて、勝ったときは大きな買い物をしたりしていた(ような気がする)。お酒を飲みながら、集まった親族・仲間内との楽しい語らいというのが普通にあって、色んな情報交換とか悩み相談というのがその場で語られたのではないか。今の世というのはこの辺の習慣がなくて希薄な感じだが、それだけに、先日の喜界島での集まりは釣りもさることながら、夜の飲み会が楽しくてしょうがなかった。

さて角界の事に戻ると、私は東京・両国に住んでいて、新聞奨学制度を利用した学生であって、いくつかの相撲部屋や両国国技館にも新聞を配ったり集金業務を行っていた事があり、今の騒ぎも只事ではない気もしている。
微妙に相撲とりとも関わった事があって、新聞の販売所近くに「立浪部屋」があり、横綱になりながらも途中で廃業した双羽黒(当時は北尾)はゲームセンター仲間であった。そんなにしゃべった訳ではないが、彼はいつも入り浸っていて、確かその当時すでに幕下力士だったと思う。つまりまあまあ名が知られていたのだが、ゲームセンターに居る力士というのは珍しかった。
また銭湯通いだったが、井筒部屋の面々も同じ銭湯だったので、坂鉾・寺尾などはいつも湯船を一緒にしていた。
両国におけるこの相撲とりの面々と地域の人との係わりというと、当然ながら当たり前に街中をうろついているのが自然な景色であり、珍しいこともなかったが、正直あの体がでかい人達が横並びで歩いていると道を塞いて、新聞を走って配っていた私にはとても迷惑な存在。だけど当然喧嘩して勝てる訳でもないので、「すいません」と謙った態度で避けるしかなかった。

暴力団との係わりというとまったく不明な部分ではあるが、両国という場所は浅草と近く、この浅草の裏側の一面ということで吉原という地区がソープランド街であり、若い相撲とりの欲求を満たす場でもあったわけで、目立った動きはできないので専門の店から部屋まで迎えに来るという話などは聞いた事があり、そこにその手の方々の介入はあるのではないかと思う。
また上位に位置し、名が知れた相撲とりなら、引退しても親方への道や解説者としての未来もあるだろうが、無名な人の場合は地元に戻って「ちゃんこ屋」だとか相撲の指導員みたいな職があればまだよし。
体は大きいけど中学校を卒業した後はろくすっぽ勉強もせず、体を太らせ、まあ厳しい練習で精神が鍛えられればよいのだが、ひねてしまったら怖くて、その体を生かし暴力に走る。つまり暴力団の用心棒的な役割に陥る事もあるのかもしれない。今回の琴光喜関の事は、まさにそんな先輩から脅されたという内容であり、そんな相撲とり崩れと暴力団というのは、まあ想像の世界だけど「あるある」という事かな。
仮に自分が相撲部屋に15歳で入ったとして、その時に20歳ぐらいの、まああまり出世できてない先輩がいて、その人が相撲をやめて、結局は飯食うための手段で暴力団に入ったとして、その人から、「助けてくれ」とか「甘いお誘い」があったとして断りきれるのだろうか?
さらには相撲の地方巡業というのは興行なので、その地域の仕切人という方々とのお付き合いになるのだろうが、それが暴力団関係者かもしれないという部分もあるだろう。また暴力団の定義というのが微妙な気がしている。

野球賭博の実態というのはまったく知るよしもないが、まあ騒ぎになるほど広く浸透している分野なんだろうな。暴力団の財源の1つという事なのかもしれない。今の騒ぎにて清浄化されるのはまあいい事なんだろう。

それにしても何かと騒ぎになる角界のダークな部分だが、これまた子供の頃の記憶になるけど、自分が物心ついた頃の横綱と言えば「輪島」と「北の海」で、この闘いを祖父・親父は新聞片手に見守っていて、子供の私はチャンネルを奪われる事が嫌だったが、それも小学校高学年ぐらいになると放送終了のPM6時ぐらいまでは外で遊んで気にしてなかった。相撲中継というのは当時娯楽の1つであって、嫌でも相撲とりの名を知る事になっていた。そしてその頃はそんなダークな話題というのは皆無だったが、当たり前にあった話かもしれない。

・・・デンマーク戦、やった!勝ったな。何気なく手を動かしながら、しっかり名シーンを直接確認できた。嬉しい。ちなみにデンマークは行った事がある(自慢)
ただしコペンハーゲン空港内のみで滞在時間は約1時間。(爆)

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2 コメント

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Unknown (田中宏幸)
2010-06-29 10:25:27
 ずっと以前からあったのでしょう。友人に誘われれば断れない面もあったことでしょう。彼等は所詮すもう馬鹿、世間知らずで育ったのです。

 脅された挙句、親方の借金まで払わされていい迷惑です。ある意味彼は被害者で、マスコミにばれた腹いせに、協会はシッポ切りにしたい様ですね。

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膿を出す (あらら)
2010-06-30 07:29:59
>田中先生

相撲の世界というのは普通の常識とは別世界だと思います。暴力団との付き合いや賭博というのは当然排除しないといけないと思うのですが、普通の生活が非常識だから、なんとも可哀そうですね。
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