「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

北浦に釣りに行く

2009年11月24日 | 釣行記


先週の話だが、実は休暇をもらって釣りに行った。仕事仲間のKA氏とだが、磯上物釣りの走りの今の時期は、日・祭日だと瀬渡しは混んでいて条件が良い瀬にはなかなか渡れない。
そこで日を合わせて行ったのが北浦だ。

私は初の北浦の瀬渡し。KA氏はすでに4~5回の釣行があるそうで、彼は昨年磯を経験したばかりの初心者だけど、北浦釣行については先輩なので、手配などお任せだった。

北浦や島の浦は宮崎でも磯釣りの盛んなところで、宮崎の磯釣り名人である橋本氏や片伯部氏はこの地をホームグラウンドとしているが、地形的な条件が良くて、宮崎市周辺と比べても釣具店が多かったり、釣り師が多いように思う。
その分魚達は、釣られまいと知恵がついて難しいとも聞く。つまりは北浦というと、ちょっと上級者向けって感じがするのだ。

それはともかく出発が朝2時である・・・

私の自宅からKA氏を迎えに行って船付まで約3時間だ。つまり2時に出発して出港の5時にぎりぎりという事だが、夜間なのでちょっとは早く到着(これを計算しての2時出発である)
前夜はなぜか眠気がこなくて困る。興奮しているのだ。北浦という初の舞台に興奮して寝付けない。1時間ばかり仮眠して出発だが、夜間でも眠くならない。
途中のコンビニや釣具店で必要品を調達し、お世話になる「あゆ丸」の船前に到着すると、すでに1名客あり。
さすがに平日にて3名だけだったが、北浦の瀬渡し船6艙はすべてに客が付いていたようで手前の瀬で場所取りじゃんけんをして、我々はビリで「高島の鼻」という手前の瀬に上礁。
この日はかなり明け方に風があり、船長の風裏が良かろうという会話でこの瀬に決まった。

瀬に上る時はまだ真っ暗だったが、この日は風はあるものの、闇夜で星がとにかく大きく明るくて、更には、知らなかったけど「しし座流星群」の今年もっとも流れ星が多い日だったようで瀬に上がる間に10数個の流れ星を見た。
私が1つ目を発見してKA氏に伝えたら、「人生でまだ一度も見たことない」なんて言った直後、スッと流れる。「見えた!」って喜んでいたらあっちでもこっちでも。お願いもし尽くしたが、船長に話したら「爆釣祈願はしたか?」・・・あ、忘れてた。

そんな訳で、久しぶりの瀬渡しだが、まだ薄明かりの状態で私は仕掛けが作れない事を知ってしまい、なんとなく寂しくなったりするのだ。
つまり目が見えない。細々とした作業が全くできなくなっていた。昨年から急激に老眼が進んでいる実感はあるのだが、暗さにも弱いというのは老眼となって初めて知った。釣りではさっぱりだ。しかたなく日が上がるのを待つ。

その間にもKA氏は準備を終えて、そそくさと釣り始めるのだが、最近の彼は堂々とした釣り師である。(写真の人物はKA氏)まだ40Cm級メジナは釣り上げた事がないようだが、まあ今冬には大丈夫だろう。

私も奥に座を構えて釣りを開始するが、どうも潮の動きがなく、足元に撒餌すると結構大きなメジナの姿も見えるので、それを狙うも釣れてくるのは「キタマクラ」ばかりだ。

ちょっと潮が動きだして25Cm程度のメジナは釣れ始めたが、持ち帰るにはちょっと不満なサイズで何匹かはリリース。ちょっと型のよい28Cm程度をまずは1匹キープし、仕掛も何度か変更しながら沖目を狙うと、今度はシツオ※イスズミやバリ※アイゴが入れ食い状態となる。
まったく引き込み具合が違う強烈なアタリも2度あったが、いずれも手前の瀬にあたったような感じでハリス切れした。

KA氏も同じような状況だったが、先に30Cmオーバーの尾長※クロメジナを釣られてしまい、ちょっと焦る。いつもだが彼とは競争モードに突入する。それが面白い。

雑談でPM3時がメジナの釣れ時だよなんて語っていたが、だんだんその3時が近づく。かなり焦って仕掛送りを繰り返すが、まさに3時ぐらいに、全誘導のウキ沈ませの私の竿が突然海に引きこまれ、瀬をかわして上がってきたのが35Cm程度の尾長だった。なんとか常連者としての面目は保てたかも。

結局持ち帰りは28Cm程度を2匹と35Cm程度を1匹。

北浦という地の初体験だったが、磯の実力というか雰囲気は正直、南にはない貫禄がある。メジナの魚影も見える分は多いのだがいかんせんスレきっている感じはした。

帰りの船で、船長に「流れ星に頼んだ入れ食いはどうだった?」と聞かれたので、バリ※アイゴは入れ食いでしたよ!って答えたけど、正直朝から何かとは釣れたので楽しかったとも言える。帰地もKA氏と会話しながらであっという間だった。
遠距離は仲間と行くに限る。