aquamarine lab

アートネタなど日々のあれこれ

マリメッコ!

2017-01-21 00:00:00 | 美術
Bunkamuraザ・ミュージアムでマリメッコ展を見てきました。

マリメッコ。その名を聞いただけで、なんだかわくわくしてしまいます。とはいえ、不肖わたくし、そのプロダクツは何ひとつ持っておらず、でも、何となくデザインのイメージはあって・・・くらいなのですが。それでも開催を知った時からけっこう楽しみにしていました。ザ・ミュージアムでマリメッコって、いかにもな感じですしね。

さて、会場に着いてみると・・・女子率高っ!どうもこのところ、どの展覧会に行っても、正直、客層が高齢化している(自分も含め(爆))と思っていたのですが、やっぱり企画によっては若手の女子も集まるのですね。うーむ。お客さんも皆、ほんとに楽しそうな顔をして見てました。

1951年、アルミ・ラティアによって創業されたマリメッコ。その65年の歴史が一望できる展覧会となっています。個々のデザイナーの仕事も紹介されていますが、日本人デザイナーも活躍していたとは初めて知りました。

1章はイントロダクション。かの有名な「ウニッコ」や「カイヴォ」のファブリックがドーン・・・早くもテンションあがってしまいます。

2章はマリメッコの歩み1951-2016。マリメッコの代表的なデザイナーたちが紹介されていましたが、まずは、創業者アルミ・ラティアの紹介から。基本的に、自分ではデザインでしない人だったんですね。そのさりげないやり手ぶりは、女性経営者のお手本・・・かも。次は初の正社員デザイナー、ヴォッコ・ヌルメスニエミ。彼女がデザインしたドレスでつい、「こ〜れ〜欲〜し〜い」と思ってしまったものがありました。青くシンプルなそのドレスの名前は「ヘイルヘルマ」。が、ジャクリーン・ケネディが所望したドレスと知って、いきなりハードルが上がってしまいましたとさ。会場では彼女のインタビュー映像も流されていました。「他人のアイデアをパクったところで、デザインをやっている人間にはすぐにバレちゃうんだよ」的なことを、もうちょっとお上品な口調で語っておられました。そして、マイヤ・イソラ。マリメッコのデザインといえば、イメージするのは彼女の作品ですよね。かの有名な「ウニッコ」などの、大胆かつカラフルな作品。見ているだけで心が華やぎます。この章では、日本人デザイナー、脇阪克二の作品も紹介されていました。カラフルかつ洗練されたデザイン。後の方で紹介されていた「ブ・ブー」も可愛かったな。原画も素敵でした。

3章は「デザインの芸術」。この章では、もっぱら、図案がどのように商品化されたかという展示がされていました。同じ図案でも切り取り方によって、イメージが変わってくるということがわかります。ここには日本人デザイナー、石本藤雄氏の作品が。繊細かつ大胆。でも自然の取り入れ方とかに日本的な要素も感じられます。氏のインタビュー映像も流されていましたが、こちらもお洒落でした。この章では、さまざまな図案が紹介されていましたが、とりわけ眼を惹かれたのは「いちごの山」。このドレスやっぱり可愛い。あと20歳くらい若かったら、着てみたかったかも・・・(爆)。

そんなわけで、大変楽しく見てまいりました。北欧の冬なんて、曇天続きだろうけど、こんなデザインのものが身の回りにあったら、元気になれそうですよね、いつの世も。

それにしてもこの展覧会・・・かわいい子が多かったなぁ・・・。(←おっさんかい!)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする