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企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

世渡り力、議論力、ラスト・コンサート、音楽と西洋美術

2008年06月20日 | 本の紹介(ビジネス)
岡野社長、写真で見るとものすごく、物腰がやわらかそうな・・そんな印象を受けていたのですが、いやいや、違いました。北野武を思い出させるような口調で文章が綴られています。わざわざ文章にしたというよりは、本当に語った感じを受ける内容でした。本当に真似されないようなものを作れば、特許なんて取らなくても大丈夫だ、という内容は・・・そうだよなぁ、なんて。もっともっと、この人の常識を疑って、いろいろ開発していく様について知りたいと思うようになりました。
「世渡り力」については、若者が勘違いしてしまうのは心配ですが。。それもそうだよな、という部分は多くあります。コミュニケーションはとってなんぼ・・、とか、現代人(高齢者も含め)には、一部、「意見が違う、だからそれ以上話することない」とコミュニケーションすら取ろうとしない人が増えてきていると感じます。そういうスタイルの人は、結果的に損している(損得勘定で語りたくは無いですけれどね)、というのを、実感をもって語ってくれています。
世界で一人しかできない、とか一社しかできない仕事をやっているからこその、相手と対等の関係でものを言う姿。これは、すばらしいなぁ、と思う一方、世界に、否、日本に、または村に一人、というコンテンツ(スキル)を持っていない人にとっては、そう簡単に真似はできない、というか真似したら、やけどをしてしまうでしょう。その辺りは、謙虚に構えて読めばよいのでしょうね。ほんと、楽しく読めた本です。ええなぁーって♪

人生は勉強より「世渡り力」だ! (青春新書INTELLIGENCE 204)
岡野 雅行
青春出版社

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国語力を高めなければならない。その国語力とは、結局、議論の論旨を的確につかみ、また自分でも同様に議論を的確に表現できること、ということになるのでしょう。本書は、さまざまな文章評論について、本当に言いたいことがどういう論旨で展開されているのかを、見ていく、という本です。ただ、そういう受験参考書のようなものに終わっているわけではなく、議論をしないでごまかしてきた日本で、何が必要か?とかも論じられています。また、著名人の文章(例えば、大江健三郎氏、中沢新一氏)についても、こういうことを言っているだけだよね、と難解に見える文章について論じているところは、うれしいですね。
議論力、と言っていますが、議論の手前の話が多く、タイトルはちょっと過剰かも。でも、ほんと、世の中を見渡しても、議論なんてできない国だなぁ、と。いや、外国だって同じかもしれないですけれど。

だまされない〈議論力〉 (講談社現代新書)
吉岡 友治
講談社

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ラスト・コンサートとい着眼点は面白いですね。録音の記録が残っているもの、残っていないものがありますが、そのラスト・コンサートにかかわる逸話というのは、ほんと様々です。巨匠と楽団の奏でる音楽について少しでも関心のある人にとっては、楽しく読めるのではないでしょうか? あと、周りにクラオタさんが多い場合、あえてこの本を読んで突っ込みをいれてあげるとかもできそうですね。

巨匠たちのラストコンサート (文春新書 636)
中川 右介
文藝春秋

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音楽と美術がつながったか?というとつながりませんでした。時代が同じということがわかり、その時代背景がどうだったか?は線というよりは面で理解できた気がします。でも、名画と名曲が、線ではつながらなかった(笑)。もっとも、線で直接つながるような例というのは、ほとんどないのかもしれませんけれど。たとえば、バロックから古典への時代において、個というものが神との関係でどう変わってきていて・・、絵画も同様にどう変化してきた。。という風な、変化についてのつながりが、もっともっと読みたかったです。でも、同じ時代に何がどうなったのか?ということが見えたのは楽しかったですね。 

教養のツボが線でつながるクラシック音楽と西洋美術 (青春文庫 な- 12)
中川 右介
青春出版社

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バカ親、プロ棋士、人事と出世、16倍勉強法

2008年06月20日 | 本の紹介(ビジネス)
バカ親、バカ教師の事例がいくらかは出てくるものの、本書は、そういう人を徹底してやっつける類の本ではありません。校長先生である藤原氏に対して、実際の事例に即して、こういう指摘をしたらどう答えるの?っていう川端氏の問いがあり、藤原氏が自身の経験から判断しているという内容。決して、模範的な回答とも言えない、であろう内容ではありますが、率直な意見が表明されていると思います。一部、自分の学校を自慢するように思える叙述もありますが、まぁ、この人なら許してしまう。。かも(笑)


バカ親、バカ教師にもほどがある (PHP新書 515)
川端 裕人,藤原 和博
PHP研究所

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将棋の棋士の本は、結構読みましたが、囲碁棋士の本と言えば、藤沢秀行氏の本くらいしか読んだことがありませんでした。依田氏も、相当元気な人だったみたいですね。米長氏とも通じるような、なんとも楽しい内容でした。思考術というよりは、人生観を語ったという内容ではないかと思います。思考、というのであれば、羽生氏や谷川氏の本の方が、参考になるのではないでしょうか?

プロ棋士の思考術 (PHP新書 531)
依田 紀基
PHP研究所

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うわぁ、よくこんなことまで書いてあるなぁ、というのを期待してみたのですが・・・。人事の悲哀を書いた内容とでもいいますか、事例がいくつかでてきて・・。なんというか失敗談を見ながら、勉強するという類の本と感じました。楽しく読めます。どういう人に読んで欲しいか?というと、これから就職しようとか、就職して5年以内の若者とか、ジョブホッパーの人とか、そういう人でしょうか? 会社に限りませんね。公務員も、教員も、若い人は、目を通しておくと良いのではないでしょうか? そうそう、成果主義についての考えをいろいろ載せてありましたが、これは参考になりました。既に、大企業で人事で苦労した人が読んでも、たぶん、もう遅い・・って話だと思います。若手にとっては、先輩の意見だけを聞くよりはよっぽど参考になると思いますよ。

人事と出世の方程式 (日経プレミアシリーズ 8)
永井 隆
日本経済新聞出版社

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たぶん、私なんかよりも勉強ができる人なんでしょう、著者は・・。すごいなぁ、って思うような資格とかもってはりますから(笑)
この本で紹介される考え方は、効率(集中力を高め)をあげて、時間を増やせば、その分、吸収できるものが多くなる。地頭(素で理解できる力・・また考える力)、戦略(というよりは、計画。どうやれば、効率よく学習できるか考えて計画に落とすこと)もあわせて、それぞれをこれまでの倍の効果が出せるレベルに高めれば、16倍で学習が進みますよ、って話。
ただ、著者は、一般の勉強が苦手な人に、本当に勉強の仕方を教えたことがあるのかなぁ?とは思いました。多くの人を、育て上げられたのかどうか?
教育学をハーバードで学んだのだから、当然、教育の仕方には根拠ある考えを持っているのだと思います。本書で、本当に学習のために役立つ部分としては、地頭と戦略の部分でしょうか。
多くの人は、勉強の仕方自体が、正直申し上げてへたくそなんだと思います。暗記、もしくは、点数を取るための勉強ばかりをしてきていて、何度かこのブログでも話題にあげた「ごまかし勉強」をすることが勉強だと思い込んでしまっている。仕事で学んでいくことなんかは、必要に迫られて学んだことはしっかり覚えている一方、業務とは直接関係がないけれど資格の試験があって学習したことは、その後さーっと抜けてしまいます。
地頭の訓練がたりず、学習の仕方について自分で考えていないし、考えられない。だから、著者がこうしたらできた、というのを単純に真似をしてしまうかもしれません。そうすると、効果が出るかな?と思ってしまいます。著者と同じようなスタイルの人は、この本がきっかけで、学習力が大幅にアップするでしょう。でも、違うタイプの人にとっては、時間の投入と短期的な集中力アップのところでは効果が出せるものの、地頭と戦略でパワーアップできず、結果、あまり効果が出てこないってこともあるだろうなぁ、と。
一つのやり方、として目は通しておいた方がよいと思います。ですが、読書法もそうですが、勉強の効率よい方法は、人によって違います。自分で考えて、自分にあった方法をあみだすしかない。それを肝に銘じた上で参考にされてはどうでしょうか?


16倍速勉強法 (Kobunsha Paperbacks Business 15)
本山勝寛
光文社

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70円で飛行機、本能寺の真相、ほんとうの環境問題

2008年06月17日 | 本の紹介(ビジネス)
最近、海外に行っていない。このような情報を見ると、日本は鎖国みたいな感じがしてしまう。既得権益を守ることに意味はあるのかもしれない。例えば、著作権や特許などが世界で存在しているのは、発案者、考案者への敬意を込めてということだろう。それにより、世界が大いに便益を享受できるなら、いくばくかのコストはオンされるのも納得できる。一方、独占(寡占)状態にある組織が、長きにわたって利権を維持し続けるのも、その利権の枠組みの外でいるものにとっては、うらやましいとは思いつつも、まぁ、独占状態を維持し続ける努力を続けているのだろうから、しゃーないか、と思ってしまう。
日本という国は、流通含め、さまざまなムダを包含して、粗利(そして経費)を多く使う国なんだなぁ、とつくづく思った。過剰なサービスのために投資をして、それを消費者に負担させるなんてのは当然のこと。メーカーにしても、消費者が無知なのをいいことに、「この商品は広告宣伝をしていないから、安くできるんです」なんて平気で言っている。そういう嘘をついて、独占販売しているようなのはどうなんだろう、なんて考えるのだが・・。
話がそれてしまった。世界の航空業界が、ずいぶんと変革している。移動のコストが、とんでもなく安くなってしまっているらしい。LCCと呼ばれる、低価格で空の移動を供給する企業が台頭してきたのだという。タイトルの70円というのは、キャンペーン価格であり大げさな例ではあるが、そういうチケットも存在するらしい。もっともこれはチケット代であり、サーチャージ(燃料費)は別途請求される。それでも、数千円で国境を越えた旅が実現しているのだとか。
一方、日本国内ではどうか?一部の幹線では、地上との競争の中で、比較的安いチケットもでているが、多くは、高い運賃設定になっている。そういう事実を、この本であらためて認識させられた。
余談だが、燃料費って、人が一人のった乗らないでは、あまり変わらないと思うけれど、売れたチケットとあわせて、決まった金額が課金されている。本当は、乗った人数で割るべきなのに、乗る人が少なくても、同じコスト負担なんて、なんかちがうなぁ、と思ってしまった。日本では、航空機の運賃は、早くに予約すればするほど安くなるが、ホテルの様に、座席が固定費として存在し、飛び立ってしまっては回収できないというサービス、から考えると、直前(数時間前)に残り席を格安で販売してもよいのではないだろうか? それにより回収額を増やすというのも、ひとつのビジネスモデルとは思うのだが・・。

ずいぶん前から思ってきたこと(そして言ってきたこと)、人の移動のコストが安くなれば、経済は発展するという考え。移動コストには、時間*金額という両方の側面がある。さらに言えば快適(移動時間をムダにしないという意味では時間の枠に入る)さ。
移動コストが下がれば、一極集中も緩和されるだろうし、これまでよりもっと人が移動することでお金も循環する。今、東京←→大阪は、片道15000円程度。バスなら5000円程度だけれど、往復すると1-3万円かかる。バスはとんでもなく時間がかかるので、新幹線について考えると、たとえばこだまの自由席で移動しても、13000円はかかるのだけれど、これを6000円くらいに設定できないものか?と思ってしまう。往復12000円。これなら、時給800円のアルバイトでも、15時間程度。東京と大阪がぐっと近くなる。
温暖化だ、とか言っているが、新幹線は既に走っているわけだし、こだまなんて、指定席以外は結構がらがらで走っている。直前購買(発車15分前とか)にかぎってディスカウントしたってよいのではないか?(そもそも自由席だから、あまりディスカウントの意味はないかも) こだましか停車しないローカル駅にとっても、移動コストが下がることでわざわざ寄ってみよう、とか新たな需要が喚起できるのじゃないか?とも思うのだけれど。どうだろう?JR東海さん。京都へ行く、というキャンペーンもよいけれど、「こだま」の大衆化で、さらに固定費分を回収しながら、地元にも喜ばれる。。一方、時間が短くて済む「のぞみ」号などは、現行のままでも仕方ないと思うし、逆に、グリーン車よりもより上のクラスをつくっても良いくらいだと思う。成田エクスプレスのグリーン車程度のグレードでよいのだけれど。
いかんいかん、飛行機の本の話なのに、新幹線の話題になってしまった。国内では、パイロットが不足しているという話も聞く。スカイマークが欠航しているのは、多くの人が知るところだろう。国内航空については、飛行場(空港)アクセスがやはりネックなんだろうなぁ。都市から至便の空港なんて福岡か神戸くらいしか思いつかない。
とにかく、この本は安価かつ簡便に、いろいろ、空の便について考えることができる本だと思う。さくっと読んでみてはどうだろう?

70円で飛行機に乗る方法 マイルを使わずとも超格安で旅行はできる [宝島社新書] (宝島社新書 274)
高城 剛
宝島社

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明智光秀は、本能寺の変後も生き続けたばかりか、息子の天海とともに徳川家を支えた、という歴史ミステリー。一言でいうとそういうことになりますね。(え?ネタバレすぎる?) ちょっとネットで光秀を調べれば、光秀=天海、とか天海=光秀の弟、とかの説は見ることができます。この本についても、多少は、掲載されているため、そこまでのネタバレでもないでしょうし、やはりミステリーとして楽しむのは、読みながらじゃないと♪楽しめて読みました。

「本能寺」の真相 (講談社文庫 あ 62-15) (講談社文庫 あ 62-15)
姉小路 祐
講談社

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環境問題という言葉が叫ばれるようになってから、結構な時間が経ちますね。こういう社会的に影響力がある人が、自分が得られた情報を元に判断すると、どうもCO2もうさんくさいし、日本の政治は怠慢だ、というのがこの本のまとめ。ゴミのリサイクルは、環境のためによくないし、エコバッグも逆に作るために余計なCO2を使っているとか。それぞれ断片としてはいろいろな場所で掲載されている内容ではあると思いますが、対談含めて解説がされていくので読みやすいと思います。ただ、一方で、これまでの俗説と、彼らの考える新説が、どうなっているのか、ということを表にして対比でもしてくれれば、とも思ったのですが。
本件、いまだ、何が「ほんとう」なのかわからないですが、それぞれ読んでみる限りは、CO2削減推進運動は怪しいなぁ、と思ってしまいます。ブームにしては、コストがかかりすぎているように思う。
よくわからないけれど、世の中の流れだから、と安易に、エコだとかCO2だとか言うのではなく、こうして出版されている様々な本なども、さくっと目を通して、一人一人が考えてみてはどうかな? (もっとも、本当にCO2話が間違いだ、と思っている人は、一人一人が考えるまでもない、考えることすらムダ、と言うかもしれないけれどね)

ほんとうの環境問題
池田 清彦,養老 孟司
新潮社

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歴史もの 栗林忠道、ほうとう、ミスに強くなる

2008年06月01日 | 本の紹介(ビジネス)
31日は親戚の結婚式へ行ってきました。大宮駅近く(正確には日進駅近く)の結婚式場。なぜにそんな場所?と思いましたが、スタッフの方々のホスピタリティはかなりレベル高く、またとてもアットホームな披露宴でもあり、楽しんでくることができました。(学者先生のスピーチは、ちょっと微妙でしたが・・・)

さてさて、今日ご紹介する本は、意外に思われるかもしれません。決して歴史物を読まない人ではないのですが、あまり紹介してこなかったですからね。

まずは、栗林忠道、硫黄島の指揮官についての本です。著者は戦術論とかに強い?人であったと思います。歴史にifはないのは当然ですが、これほど合理的に考えられる人が、戦後の復興を指揮していたら、と思うのは私だけではないのではないでしょうか?
組織のトップ、そしてトップの近くの人にとっては、読んでおいて損はないと思います。何を学べるか、それはそれぞれ置かれた立場、環境によって異なるとは思いますが、自らの影響力のおよぶ範囲については、最大限の努力をもって守り、また成果を出す、そのストーリーを見ることができるのではないか、と思います。

栗林忠道―硫黄島の死闘を指揮した名将 (PHP文庫)
柘植 久慶
PHP研究所

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ほうとう(龐統)、孔明とならぶ軍師と言われた人。私自身にとっては、今後のキャリアでリーダーを目指すか軍師を目指すか、を考える上で、一つの参考として読み進めました。結論はまだ出ていませんが、一度は、自分でなにかをしてみなければ、とは思っています。
劉備の代わりに、白馬に乗って、矢に打たれたという主人公。この本含め、三国志関連は歴史を著してはいるものの、どこまでが事実なのかはわかりませんが、軍師の生きざまを小説として楽しみながら学ぶことができる、ひとつの良い機会かとは思いました。

冗x統(ほうとう) (PHP文庫 た 37-5 大きな字)
立石 優
PHP研究所

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ビジネスの現場で、もっとも恐れるべきは、ミスの連鎖ではないか、と思います。判断ミス、分析ミス、失敗と言われるものだけではなく、大成功の裏側にも、ミスはたくさんある。人間は、ミスができる生物なのでしょう。ミスをミスと気がつけるのも、人間の素晴らしさ。とはいえ、ミスばかりしていてはだめで、ミスをする前提で、ミスを恐れずに済む対処をしなければなりません。
ヒューマンエラー本をたくさん出している海保氏の本の中でも、比較的、幅広い対象について、わかりやすくまとめた本ではないかと思います。

ミスに強くなる!―安全に役立つミスの心理学 (中災防新書)
海保 博之
中央労働災害防止協会

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心理学を勉強しようとして、躓くのは、学術書と一般書の間があまりに広いことです。なんで学術書は、あんなに読みにくいのでしょうね? あれこれ読みたくても、あまりに分量が多いのと、過去の誰々がどう言っているが・・という論文式の表現ばかり。知りたいのは、過去の論旨がどうで、今どうなのか?なんですけれど。まぁ、論文だから、誰が、ということも重要なんでしょう。
この本は、さまざまな心理学関係の人が書いた内容を、ごく簡潔にまとめた本です。初心者にとっても、ひとつの手引きになるのは間違いないですね。こういう類の本は、上級者にとっては、邪道に見えるのかもしれませんが、案外、限られた時間で全体を見渡すにはよさそうです。(シリーズを揃えてみようかと)

世界の心理学50の名著 エッセンスを学ぶ
T・バトラー=ボードン
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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中国食品工場の秘密、英雄の世界史

2008年05月26日 | 本の紹介(ビジネス)
中国産食品は本当に危険なのか?ということを、中国の工場をたくさん視察してきた著者が伝えている。結論としては、大手の工場については、日本の品質管理レベルをそのまま持ち込んでいるどころか、中国の当局が厳しい検査をしているとのことで、まぁ、製造段階については、安心できるというものだ。
食品工場というのは、ヒューマンエラー一つがビジネス面で命取りになる虞もあることから、とかく徹底して管理されている。エラーが起きないように、様々な対処をしているものだ。これは日本のまともな工場も同じ。運営面では、ひょっとしたら中国の方が日本より規則に厳しく運用されているのでは?と思うような叙述が目だった。
日本の工場においても、まぁ、きちんと運営しているところもあるだろうが、雪印の例を見てもわかるように、人を人と思わないような扱いをするわけではなく、ある程度、現場監督者や現場に裁量をもたせているところが多いように思われる。その意味、中国では単純労働含めて、かなり厳密なルール運用がされているような印象を受けたのだった。(自分自身、いくつか日本の食品工場を知っているが、とても厳しい工場とそうでない工場があったのは鮮明に記憶している)
本書の最後、あとがき部分には、中国に依存している食品事情について、将来を見据えての著者としての考えも掲載されている。食に関心のある人には、ぜひ一読してもらいたい本。

中国食品工場の秘密 (小学館文庫 あ 14-1)
青沼 陽一郎
小学館

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もう一冊。英雄と言われる人の話を中心に、世界の歴史を追いかけていくという本。順序は、決して古い順ではない。歴史にifはない、というのは当然のことながら、それぞれの英雄が現代社会に及ぼした影響、を面白く指摘しているところは、とても勉強になった。一人一人の章はそう長くないし、カバンにいれておいて通勤中(電車・汽車の人)なんかに、読んでみてはどうだろうか?

井沢元彦の英雄の世界史 (廣済堂文庫 イ 11-1)
井沢 元彦
廣済堂出版

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しばらく休みたい、この頃。がんのひみつ、エクセル頭のいい人の使い方

2008年05月23日 | 本の紹介(ビジネス)
ここ数週間、いろいろなことがあった。ちょっと休みたいな、と思うほど、疲れがたまっている。どうしたものだろうか。本もあまり読んでいないし、仕事もほどほどにしか進んでいない。
ちょっと駆け足で動きすぎたのかもしれない。先々、不安もないわけではないが、少し休息の日々があってもよいのだろうね。

今、手元には読みたい本がたくさんある。ちょっと体調もよくなく、あまり読み進められていない。

以下は、ささっと目を通した程度ながら、ビジネスパーソンにはお勧めしたい二冊。一冊目、がんのひみつ。周りにガンになった人がいる(たいていの人は、親類や職場などで、そういう経験はあるだろう)人も、あんがいガンについては知らなかったりするのだろうなぁ、と思う。
仕事の関係でも、少しの間休んで、復帰してきた人を少なくない人数見て来ている。だから、自分が経験していなくても、まぁ、早期発見ならがんは治るものだと思っている人も多いだろう。
早期発見がよいのは、まぎれもない事実ながら、がん、という病気についてはそう詳しく勉強をしていない人が多いと思う。私自身も、そうだったし身の回りをみても、まぁ、ワイドショーとかくらいの知識しかもっていない人が多い。
高校生向けのがんの教科書、という言葉が帯にあるが、わかりやすくかているものの大学生にとっても、決して内容は容易ではないのかな?とは思う。概論としては、理解できる、と言う意味で高校生にも読んでもらいたい本ではある。
主旨としては、がんを登録しよう、とか緩和ケアはしたほうがよい、とかの話。無知がいろいろな問題を産み出しているということを書いている。ビジネスパーソンなら、知識として知っておいた方がよいのではないだろうか?

がんのひみつ
中川恵一
朝日出版社

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もう一冊は、エクセルの本。
帯にあるこの本の読みどころ、には、
○キーボードをどう使うかで勝負は決まる
○正確は当たり前。ラクでないと意味がない
○要は決まった手順をいくつか覚えるだけ
○縦軸・横軸、行・列を使い分ける
○保存の仕方で効率がこんなに変わる
○強調する、入れ替える説得の技術
とある。
630円税込、という価格を考えると、充分価値があるとは思う。といっても類書を読んだことがある人や、それなりに使っている人にとってはあまり目新しいコンテンツは無いだろう。とはいえ、熟練度チェックのつもりで、掲載されている内容を見ていくだけでも、自身の知識を確認できるわけだし、また周囲の人に読ませるにも、なかなかよい本だと思う。


エクセル「頭のいい人」の使い方 (知的生きかた文庫)
中山 真敬
三笠書房

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賭ける魂・・・ギャンブルって

2008年05月20日 | 本の紹介(ビジネス)
ギャンブルをすることと、ビジネスで投資をすること、これの何が違うのか?という問いがある。どちらも不確実な中、あたれば大もうけということでは違いはないのだと思う。でも、ギャンブルというのはルールが決まっていて(もちろんいかさまもあるとは思うが)、長期的には確実に親が勝つということも間違いない。
一方、ビジネスはというと、親は国家ということになるのだろうか?少なくとも世界の国家間の経済競争の中、長期的にはパイが拡大していくという前提で、そのパイの取り合いをしているものであると思う。
この本は、ギャンブルについて著者の経験から、様々な視点で考察している内容。多くが競馬やカジノ負けたストーリーなので、そういうのが好きじゃないと読みにくいのかもしれない。ただ、それぞれの結果から反省めいたことが理解できたりもするし、また、いろんな人と話した内容などもあって、ところどころ、ギャンブルに関心がない人でも読むことができると思う。

僕個人としては、この本に影響されて、ちょっとギャンブルもしてみようか、と思い始めたところ。といっても、G1レースくらいしかやらないのだとは思うけれど。

賭ける魂 (講談社現代新書 1942) (講談社現代新書 1942)
植島 啓司
講談社

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人の上に立つ超能力、ブラック企業、会社の掟

2008年05月18日 | 本の紹介(ビジネス)
最近、本の紹介がとても減っております。読む数が減っているのは、多少ありますが、それでも週に4-5冊は目を通しているのですが・・・。これは!って本が少ないから、かもしれません。年に何度かそういう時期はありますからね。

洗脳の苫米地氏の対談本。ビジネスネタとして、いやいや、かなり本質をついた議論が交わされているように思います。10の条件・・いくつかあてはまらないものがあって、少し気にしなければならないなぁ、と。先見力、抽象化能力、情報収集能力、決断力、分析力、カリスマ性、行動力、危機管理能力、胆力、責任能力。それぞれについて、ビジネスパーソンとして、こうあるべき、というのが語られておりますので、ぜひご一読を。
人の上に立つ超脳力―新ビジネスリーダー10の条件
前田 雄吉,苫米地 英人
主婦と生活社

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ブラック企業とは・・・。2chでもブラック企業掲示板ってのがあった気がします。そこに掲載されていた企業のうち、いくつかは破綻していきました。外面と内面があまりに違う企業、ってまぁ、少なくないのでしょうね。就職活動をしている人にもお勧めです。

ブラック企業の闇―それでもあなたは働きますか? (晋遊舎ブラック新書 8)
ムネカタ スミト
晋遊舎

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ブラック企業に近い話ですが、社内の掟に従うあまり法律を犯してしまうということはあるのでしょう。駐車違反とか、そんなレベルの話じゃなくて、利益主義であるがために、社内で暗黙の掟ができてしまったり、現場が勝手に掟があるように感じてしまう、そんな管理体質、身の回りにありませんか?この本は、そういう問題をまとめています。
法律より怖い「会社の掟」 (講談社現代新書 1939) (講談社現代新書 1939)
稲垣 重雄
講談社

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仕組み化・・わかっているけれどなかなか難しい

2008年05月07日 | 本の紹介(ビジネス)
ビジネスでそれなりに成功していると思われる人々の多くは、一時は、一般に考えるととてもハードな日々を過ごしたものだと思います。時間が足りなくてこまっている日々の中、どうやって定型的な作業時間を減らすか?ということを考えたことがあるのではないでしょうか?
時間は平等、ということをよく聞きます。もっとも、人によって寿命というのが違っており、実は平等というわけではないのですが。。少なくとも、今すぐに目の前に死が迫っているような病気ではないかぎり、ここから先の1日を考えると、だれにとっても同じ24時間という時間が目の前にあるわけです。
著者は、一時期、朝6時から夜12時まで働くという生活をしていたとのこと。私自身も、朝9時から夜2時まで、内幸町のビルの中で過ごしたことが何日もありました。長時間仕事をしているわけで、もちろん、間に息抜きの時間もありましたが、とにかく、目の前のデッドラインにあわせるために、必死で仕事をしていたものです。
しかし、そういう生活は続きませんよね。私は運良く、大きく身体を壊すことなく、今に至っていますが、少なくない人が、過労でぶっ倒れていく様を見たことがあります。(多くの場合、風邪、熱なんですが)
そういう経験をしていると、どうにかして、楽に仕事を澄ませたいと思うようになる。また、同じ作業でも、結局自分がやるのならば、それを徹底して効率化してスピードが速くできるようになろうと努力するようになりました。
周りに、同じ仕事を、もっとスピードが速くできる人がいたから、自分も努力すればできるはずだ、と思ったのはあります。そうは言っても、同じ仕事を同じやり方でやっていてスピードアップできるのは、まぁ、2倍が限度ですよね。下手するとミスが多くなって、逆に非効率になる。
だから、インプットとアウトプット(もしくはゴール)イメージを明確にして、最短距離で進める方法を考えてから仕事をするようになっていきました。別の表現で言えば、先読みができるようになった、ということかもしれません。
また、ワードやエクセルの勉強もしましたね。ワードは、まぁ、少しだけですが、エクセルについては、様々な作業を如何に効率化するか、というのは、とても面白く勉強できました。必要に迫られて、ではありましたが、覚えないと仕事が進まない(手作業ではどうにも時間がかかって仕方がない)ということがあった。
いつのまにか、エクセルについては、オフィス内でも、こいつが一番くわしい、という立場になっていました。オフィスに入った当時は、オートフィルタも、絶対・相対参照すらも知らなかったのに(笑)
と、ちょっと自分の話ばかりになってしまいました。今日、ご紹介する本は、上記のエピソードに近いことを、もっと網羅的にまとめている本です。といっても、知識をつけること、については、あまり書面が割かれてはおらず、もっぱら、ビジネスライフの効率化のノウハウが書かれているわけですが。
如何にして、短時間で大きな成果を出せるようになるか、という意味ではなかなか役立つ本だと思います。中級のビジネスパーソン向けの本ですね。

初級者向けには、お勧めしない本。どうしてかというと、基礎ができていないから、なんです。基礎がない人が、効率化のノウハウを勉強してどうなるでしょうか?
その前に、基礎をしっかりと学ばないといけない。そして、基礎を如何に効率よく学びとるかを、自分で考えなければなりません。(これについては、「ごまかし勉強」を参照してください)

悩ましいのは、算数や国語が決して得意ではない段階で、職務の一部についてはベテランとなってしまった人々。こういう人は、変化に対応できにくい。可能ならば、自分から何かを学んでいって、成功する体験をもってもらいたいのですが。

まぁ、そういうことを気にしているから、認知心理とか学習論の勉強をしているところなんですけれどね。今は・・・。


最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
泉 正人
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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組織力アップのために、個々の力を高めなければ・・

2008年05月04日 | 本の紹介(ビジネス)
このところ、組織心理、産業心理、そして、認知心理学系の本ばかり手に取っている感じがする。間で、軽めの娯楽小説や新書は挟むものの、それ以外は、心理ネタが増えている。
というのは、自身が仕事で関わっている業務において、ここ最近、従業員のスキルアップ、そしてパフォーマンスアップというものが、かなり大きな領域を占めるようになってきたからだ。
優秀な人材がたくさんいながら、戦略的方向性(競争優位を維持・確立し、利益を持続的に産み出し続けるために、やること、やらないことの切り分け)が間違っている(もしくは、見失っている)ために、企業業績が低迷している場合は、じっくりと問題を発見・整理して、打ち手を明確にさえすれば、まぁ、スピードの差こそあるが、それなりの成果は出てくるものだと思っている。競合環境が大きく変わる前には、手が打て、成果がでてくるからだ。
しかしながら、中堅企業や、オーナー会社系で、優秀と言われる人材がそう揃っていないような場合、いくら方向性が正しくても、手を打つのがおそかったり、手の打ち方を間違えたりして、成果が出てこないということが、多々あるのだと思う。
現在、仕事で直面しているのは、その後者にあたる状況。もちろん、ある事業を継続してきたことはあるため、知識はそれなりに持っている。ただ、変革についてくることが、どうやらできにくいようなのだ。
いろいろな人と話をしていて、判明したことがある。幹部層に、ビジネススキルが強い人がいないこと。現場層では、四則演算についても苦手とする人が少なくないこと。これじゃ、いくら方向性と打ち手をまとめ上げたとしても、それを実現し成果を出すのは、到底無理ってことで。。幹部のスキルアップと、現場の基礎力のアップがどうしても必要になる。
ただ、時間はそう長くない。だから、効率よく、戦力を上げていかなければならない。そのために、学習であったり、心理であったりを勉強しないと、どうにもならないと思った次第。
他にもあるけれど、こんなあたりを読みながら、全体像をつかみ、また、具体論に入っていこうとしています。
といっても、あまり参考にならないかも・・・。

よくわかる産業・組織心理学 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)

ミネルヴァ書房

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認知心理学〈5〉学習と発達

東京大学出版会

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認知と学習の心理学―知の現場からの学びのガイド (心理学の世界 教養編 2)
海保 博之
培風館

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学習力トレーニング (岩波ジュニア新書 (468))
海保 博之
岩波書店

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瞬間情報処理の心理学

2008年04月20日 | 本の紹介(ビジネス)
たまには、心理学関係のコーナーへ、と足を運んでみたところ、様々な本が発行されておりました。この本は、その中の一つ。とても面白く、いろいろ考えるきっかけを与えてくれる本です。
一つ一つについては、あまり深くないレベルで、解説がされています。その意味では入門書なのかもしれません。交通心理学、消費者心理学、速読心理学、広告心理学などなど、ほぉっ、と思うような内容が多いです。
ここからスタートして、深く勉強していくにはとてもよい本ですね。

瞬間情報処理の心理学―人が二秒間でできること
海保 博之,谷 敏一,鈴木 宏昭,中村 敏枝,市村 操一,遠藤 利彦,山田 理英,大坊 郁夫,松田 隆夫,石田 敏郎,加藤 象二郎,桐原 宏行
福村出版

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最終戦争論、天職への階段、笑顔の奇跡

2008年04月13日 | 本の紹介(ビジネス)
漫画ジパングでは、予備役ながら影で活躍する役柄として描かれている石原莞爾氏が書いていたという本。戦争について、特に、経済戦(持久戦)であることを、早くから認めていたというのは驚きでした。
ビジネスマンにとっては、国家間の戦争というものを、こうも端的に著し、またまとめているということが、経営戦略などを考える際に役立つのではないでしょうか?
最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)
石原 莞爾
中央公論新社

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SPAで掲載されていたようですね、この内容。私自身、天職ってなんだろう?って考えて生活してはおりますが、芸能人・スポーツ選手を中心に、まぁ一芸に秀でた人、また蓑豊氏のようなちょっと異なる経歴の人まで、よくぞまぁ、集めたものだと思うほど。
断片だけ読むもよし、流して読むのもよい。ゆったりした気分の時にでも読まれてみてはどうか、と思います。
天職への階段 29人の仕事愛
週刊SPA!編集部
扶桑社

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日本人で唯一の、NFL/NBAのチアリーダーの人が書いた本。いわゆる笑顔本ではなくて、彼女の自伝的な本です。元気をくれる本ですね。
笑顔の奇跡~ミラクル・スマイル (ソニー・マガジンズ新書 8)
柳下 容子
ソニー・マガジンズ

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化粧品について

2008年04月13日 | 本の紹介(ビジネス)
あまり書店で並んでいないかもしれません、そして、多くのビジネス系の人にとっては、なじみのない出版社の本でもあり、あまり手にとりにくいかもしれません。でも、こういう話って、案外メジャー出版社では出しにくかったりするのは当然なんでしょうね。新書を出している出版社は、たいてい雑誌もやっている。そこへ、化粧品会社から広告が入っているわけで・・・。
もっとも、データがたくさん載っているからって、それらが全て正しいとは言えないでしょうし、もっと勉強しなければ分からないこともたくさんあるのだと思います。だけど、日頃化粧品を追いかけている人には、ぜひ、ざっとでも見てもらいたいです。
また、化粧品を販売している人(いわゆるカウンセリング系は、しっかり研修を受けているのだとは思いますが)、特にセルフ売場の人なんかには、目を通しておいてもらいたいです。
また、皮肉ではありますが、マーケティングという視点で、この化粧品の本は勉強になるかもしれません。真相をわかっていながら(わからず?)、どうマーケティングして、化粧品業界が、新しい商品を出してきて、訴えてきたのか!をかいま見る事ができます。

騙す化粧品―荒れ肌・老い肌・乾燥肌になるのは当たり前 (危険警告Books)
小澤 王春
メタモル出版

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SEという仕事について

2008年04月12日 | 本の紹介(ビジネス)
システム屋さんと付き合う時には、ぜひ読んでおいた方がよい本でしょうね。システム系というと、かなりハードな仕事が想像されるような時代になってしまいました。ただ、ビジネスが分かり、コミュニケーションが得意であれば、システムに強いことはとんでもない価値を持っていると思います。そういう人材がたくさん出てきうる世界でもあり、やはり強い関心を持って見守りたいものですね。

ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学
岡嶋 裕史
光文社

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久しぶりの投稿

2008年03月21日 | 本の紹介(ビジネス)
その後も、本を読んではいるのですが、ちょっと自らのことで考えたいことが有り、あまり進んでいないし、加えてブログで紹介するというまでに、気が進まないのでありました。
まだ、その不安定な状況は続いてはおりますが、まぁ、多くの読者の人は関心がないことかも(笑)
ということで、いつものごとく、本を軽めに紹介します。

先日、三重で赤福をいただだいたのですが、その日にちょうど購入した本。かなり赤福について厳しい議論であったと思います。外食業界に対しては、もっときつい話。食品業界の人だけでなく、いろいろな人に目を通してもらいたい一冊。
食品業界はなぜ平気で嘘をつくのか―怒れ消費者!これはもはや「食」のテロリズムだ!!
垣田 達哉
日本文芸社

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のだめをネタに、さまざまなエッセイが綴られています。現実は違うぞ!って話もあり、まぁ、そうなんだろうなぁ、とか思いながら。ま、そんなに嫌味じゃないから、楽しく読めるのではないでしょうか?
ボクたちクラシックつながり―ピアニストが読む音楽マンガ (文春新書 622)
青柳 いづみこ
文藝春秋

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パスティーシュ、本歌取り。。同じような話は他でも読んだような覚えはありますが、様々な文学作品をもっと読まなくてはなぁ、とか思い始めました。よいきっかけをいただけたのではないか、と思っています。
早わかり世界の文学―パスティーシュ読書術 (ちくま新書 712)
清水 義範
筑摩書房

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絵画については、本当に苦手な私でして、すこしずつですが、勉強していこうと思っています。やりたいことはたくさんあるけれど、やはり目の前の仕事もあるし。。悩ましいですね。
名画を見る眼 (岩波新書)
高階 秀爾
岩波書店

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