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企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

経済学、本質を見抜く力、コンビニのレジ、ナンバー2

2008年09月29日 | 本の紹介(ビジネス)
メディアにながれる情報だけでは、本質は見抜けないのかもしれません。この本にあることも、ある事象についての側面の一つであるのでしょうね。力をつける、というための本、ではないですが、勉強になります。
知っておいて損はない、そんな情報がたくさん入っています。

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) (PHP新書 546)
養老 孟司,竹村 公太郎
PHP研究所

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最初は、難しいなぁ、これ、と想いながらも読み進めると、なるほどなぁ、と思えてきた本。たっくさん参考書籍が紹介されており、それらもしっかり勉強しなければ、と思えてきます。社会で役立つことは、ひょっとしたら少ないかもしれない。でも、考え方として知っているのと知らないのとでは、ニュースなどを見聞したときに理解のあり方が大きく変わると思います。

経済学という教養 増補 (ちくま文庫 い 66-1)
稲葉 振一郎
筑摩書房

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著者の本は、新書だけでなく、専門書の類も読んできましたが、いやいや、本当にすごい人です。会社だけではなく組織について、書いてくれています。ぜひ、会社に不満がある人、経営職の人など読んでみて欲しいです。

ナンバー2が会社をダメにする (PHP新書 547) (PHP新書 547)
岡本 浩一
PHP研究所

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最近、多くの人がストレスため込んでいるんだなぁ、と思っていましたが、一消費者が感じる以上にコンビニの現場では、人のマナーのなさ、配慮のなさを感じているんだなぁ、と思ったところ。
古き良き日本、至る所にあったのだと思いますが、ここ最近明らかになってきた様々な偽装を知るにつれ、幻想だったのかも、なんて思ったりもします。
いや、誠実に商売をしてきた人もたくさん居るのだと思うのですけれどね。
あちこちで感じたことを、もっと感じているコンビニ店主さんの想いが綴られています。サービス業の人は必読、そうでなくてもコンビニを利用する人は、目を通してみてよいのではないでしょうか?

コンビニのレジから見た日本人
竹内 稔
商業界

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雑感、バカ社長論、白い人・黄色い人、金融の問題

2008年09月16日 | 本の紹介(ビジネス)
名古屋から東京行きの新幹線のぞみ号に乗って、豊橋も通過しないタイミングで実家から電話があった。大阪の親戚が亡くなり、午後3時から大阪でお別れの会なんだそうで。老衰とのことだが、私にとってはタイミング悪く、どうにも動くことが適わない。これが近い縁者が交通事故とかなら、無理にでも近くの駅で下ろしてもらい、逆向きに乗るんだろうが・・。まずは、天寿全うに敬意を表し、冥福を祈ることになる。

そうそう、近鉄特急でリアル腐女子(たぶん)というのをはじめて見た。頭はボサボサ、酸っぱい臭い、手にはスーパーのビニールバッグを複数持ち、中にはチラシだかなんだかわからないものが詰め込まれ、着替え?らしき服が大量に。
今思えば、介護をしている人で、かなりハードな中、身支度も充分できずに特急に飛び乗ってきた、という人にも思えるが、都心の駅前の浮浪者と呼ばれる人に近い風貌と臭いに、かなり驚いてしまった。そんなの普通だよ、と言われるかもしれないが、出張族サラリーマンが、あまり目にかかることがないタイプの人種ではないか?

リーマン・ブラザーズの破綻、メリルのバンカメによる買収。今朝は新聞が休刊日で、とりあえず駅売りのASAHI SHIMBUN/Herald Tribuneを手にしたら、メリルやバンカメのことを詳しく書いてあった。リーマンについては、少し文量がすくなく、AIGもあわせての扱いのような感じ。
この影響がどう出てくるのか、株価はすごく落ちてきているけれど、日銀は1.5兆円の資金供給で金利は据置なんだそうで。
日本で過ごす多くの人にとっては、対岸の火事というか、なんのことやら分からない、って話なんだとは思うけれど、じわじわと影響が出てくるんじゃないだろうか?
ブランドがあるからと買ってきた銀行株も、いくらかの影響を受けるだろうし、消費の冷え込みは収まりそうにない。
かなり厳しい経済情勢になるんじゃないかな?底が見えないタイミングでの1.5兆円は、どういう風に活用されることやら。

といっても、素人が何を言ってもはじまらないのだけれどね。伊勢丹やシブヤ西武なんか、かなり影響受けるんじゃないだろうか?

今日の本、バカ社長論は、ありがちな話をあつめて、なにが問題かを論じた本。ことは単純ではないので、局面に応じて、正とも誤ともなるだろうけれど、総じて一般社員のモチベーションを落とすような行為が例示されている。
この本を根拠に、うちの社長(または管理職)はバカだと論じるのは、いささか危険もあるだろうけれど、社長や管理職の人が読んで、そういう風に見られることもあるんだ、という意味でリスク対策として勉強するにはよいと思う。

バカ社長論 (日経プレミアシリーズ 5) (日経プレミアシリーズ 5)
山田 咲道
日本経済新聞出版社

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薄い。なのに、読み進むのがきびしい。一言一句しっかり読まなければ、すぐページの間を迷ってしまう。最小限の説明、たしかにじっくり読めば足りているのだけれど、「わかりやすさ」「読んで分かった気にさせる」タイプのビジネス書ばかり読んでいると、なかなか苦労する。
白い人は、「夜と霧」の世界を逆から見たような小説。もっとも出てくる舞台はより狭く、起きる事件も、あの戦争という舞台を考えると小さな小さな出来事に過ぎない。堅苦しい家庭に育った主人公が、神と宗教を前に、いろいろと悩んでいき・・。 なんだか、翻訳小説を読んでいるような感覚になったけれど、あえてそういう文体をとったのだろうかな?
黄色い人は、仁川(インチョンじゃなくて、阪急の仁川)のカトリック教会の周辺での出来事。神は誰もを赦す、なら、聖職者のルール違反も赦してよいのでは?というのは、日本ならではの考えなんだろうか? なんて思ってしまった。
仁川は、いちど散歩したことがあるが、豪邸が並ぶ町だったかと思う。プライドの高い人々が、住み、集っただろう教会で・・。神は信じるが、裏切られた神父は許さない・・、これは、日本の当時のカトリック共同体への皮肉であったのか?
どちらも、考えながら読まざるを得ない本。おかげで、ひとときの休息?を得ることができた。




白い人 黄色い人 (講談社文芸文庫)
遠藤 周作
講談社

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消える学力、消えない学力

2008年09月14日 | 本の紹介(ビジネス)
学力ネタというよりは、数学、算数力とその裏側にある、国語力だったり論理力だったりの本です。算数、数学の試験問題をひもときながら、読み書きそろばんの必要性、また様々な力の必要性を訴えている・・そんな本。
小中学生の子供を持つ親のための本なんでしょうが、いやいや、実際は親がそういう基礎的な力をもっていない、ということを示したかったのではないか、と思います。
企業の変革にかかわる中で、案外オトナが、基本的な算数ができなかったりするのを多々目にしてきました。だいたい、超有名企業ってところ以外には、中には、小学校くらいの算数でも不安な人が、少ない数ではありますがいらっしゃります。
学歴主義とか、そんなつもりはないのですが、実際に、企業や組織の中で、基本的な算数ができないと、業務上支障があることから、早急に手をつけた方がよいと思われるのですが・・、案外、そういうところには目が届かないみたいで。。
国語算数社会あたりは、もう一度、おさらいしてもよいのではないでしょうか?

消える学力、消えない学力 算数で一生消えない論理思考力を育てる方法 (ディスカヴァー携書 27)
田中 保成
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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ビジネス数字力を鍛える

2008年09月03日 | 本の紹介(ビジネス)
若手ビジネスパーソンにとって、この本はとても役立つのではないかと思います。仮説を作るということがどういうことか、また、分析をするということがどういうことか、を事例を交えながら書いてあります。
上司として、出てきた数字・分析についてどう読むべきか?ということも、チェックリスト的に記載されており、とても分かりやすい。
この本は、有能な上司の下で働くビジネスパーソンにとっては、それなりに意味があると言えるでしょう。また、経営企画やコンサルなどで働く人にとっても、入門書としては良いのではないかと思います。

ただ、難を言えば、上司が方向性を示すときに、どうしたらよいのか?ということがちょっと足りないかもしれない。理想的には、ビジネススキルを学んだ上司となって、部下に、ある程度指導をしながらより力をつけていくのがよいのでしょうが・・。現実はそうではないですからね。
上司が、まったく見当外れのことを言っている場合、その間違った方向性に向かって動き始めてしまったらどうにもなりません。

一つ一つは、まぁ、現場の人にとっては重要なスキル・ノウハウではありますが、この本の内容だけでは、定量分析にかかわる様々なビジネスプロセスの効率化にはなり得ないなぁ、と感じました。

MBAホルダーにしても、こうしたスキルを持っている人は少なくないわけで、そうした人を埋もれさせてしまっているのが日本企業です。
本当は、スキルがあると勘違い?しているだろう上司が、本書を読むべきなんだろうなぁ、と思いました。

なお、お店の本部のストーリーは、ありそうだなぁ、とは思うものの、ちょっと情報が足りない。どんな分析をどうやって行ったのかとか、そういう具体的なところまで踏み込んで欲しかったです。
それら分析が、なぜ間違っていて、どうおこなわなければならなかったのか? 事例紹介本ではないので、仕方ないのかもしれませんが、現場で必要とされるのは、そうした実例ではないか、と感じました。

と、活用する側の想いを記しましたが、良くまとまっていますよ。しっかり、関わっている企業でお勧めさせていただきます。


ビジネス数字力を鍛える (グロービスの実感するMBA)
グロービス,田久保 善彦
ダイヤモンド社

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バカな人事 言えてる!!

2008年08月25日 | 本の紹介(ビジネス)
企業の人事のあり方について、問題を指摘している本です。ありがちな話がたっくさん掲載されています。人事部長とかその上の役員は、ぜひとも読んでおいてもらいたい本ですね。
これでもか、というほど、人事が陥りがちな問題をまとめています。成果主義については、企業が利益を目的として存在している以上当たり前で、そのやり方がまずい、とか。50代以上の一律賃下げは、従業員のモチベーションを下げるだけ、とか。
公平な評価なんかありえなくて、如何に公正に評価するか、ということなんだ、と。いや、おっしゃるとおりでございます、って感じでした。
じゃぁ、自分の目の前で、この本に記載されている素晴らしいアイディアをどう実現するのか、ということが課題になるわけですが、多くの人を巻き込んで、というのはなかなか時間がかかることではあります。
でも、自分にとっても問題視していたことが、すっきり整理された感もあり、まだまだ改革の抵抗勢力に負けることなく、頑張っていきたいと思います。

バカな人事 なぜ御社の人事は社員のやる気を失わせるのか?
中村 壽伸
あさ出版

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ビールと痛風のお話

2008年08月21日 | 本の紹介(ビジネス)
もともと、尿酸値が高いひとだったのかもしれません。私は20歳で痛風を発症しました。大学生のとき、正月でしたか。ある朝起きたら、えらい足が痛い。外科に行っても、悪くなく、血液検査をして痛風だと言われたのを覚えています。
正月に東京の寮で、モツ鍋、日本酒、ビールを飲み食いしまくった記憶。その後、2ヶ月ほどベジタリアン生活をして、体重も10キロ程度減り(笑) まぁ、血液検査で高いよ、と指摘されるまでは、そんなに気にしていなかったのですが。。いや、ビールはできるだけ減らしてきましたよ。プリン体の多いものも、できるだけとらないようにしてきた。
ただ、ずいぶん前に記事にもしましたが、加食部位をグラムあたりでプリン体の量をはかると、どうしても乾燥したキノコや干物は、水分がとんだ分だけ量が多くなるのだと、だから、そのままグラムあたりを比べても意味がなさそうだなぁ、って話でした。
ビールについては、量を飲めることと、そもそもプリン体が多いことから、できるだけ飲まないようにして来たのですが・・・。ビールの与える影響よりも、他のものの方がよっぽど大きい、ってことなんですね(泣)
そもそも、尿酸は、普通に生活していても身体の中で生成されるもの。だから、血液中の水分量にさえ気を遣っていれば、そう、痛風が発症するものでもない、ってことなんだそうで。
ま、お酒の飲みすぎは、決して体によくないのですが、痛風を恐れるあまり、一切ビールを飲まない、ってことまではしなくてよいのだなぁ、と、納得。
でも、ここ数年、ビールをほとんど飲んでいないので、また飲み始めるかどうかはわからないですけれど。


ビールを飲んで痛風を治す! (角川oneテーマ21 C 147)
田代 眞一
角川グループパブリッシング

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サンクコスト時間術、行政不況

2008年08月20日 | 本の紹介(ビジネス)
久しぶりに、ビジネス本ですごいイイ、とおもった本がありました。それが、このサンクコスト時間術。単なる時間術の本ではありません。戦略ファームで、すさまじい時間のプレッシャーを経験されてきた著者が、その経験を活かした仕事の仕方、そして生活における考え方を平易にまとめた本です。
機会費用(損失)という概念は、お金だけではなくて、時間についても言えること。今からの時間で、目標に向けてどう動くか、が重要なのに、これまで費やした時間に縛られて思うように行動できないことが多いものです。
常にゼロベースを意識して、判断していくことってとっても重要ですよね。

サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書 66)
斎藤 広達
PHP研究所

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行政不況の解説書、と思ったらそれだけではなくって、様々な業界についてどういう力が働いて、合併や統合が起きているのか、ということも説明している本。どんどん中小企業が淘汰されていく、という今の状況は、政治がつくりだしているものなんだよ、ってことを、解説してありました。
ここ最近の建設業、不動産業の問題だけではなく、貸金業とパチンコであったり、銀行の問題なども説明しています。今の世の中を知るには、とてもよい入門書だと思いました。


行政不況 (宝島社新書 263) (宝島社新書 263)
中森貴和
宝島社

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タイトル以上に重たい本 科学者の9割が・・・

2008年08月16日 | 本の紹介(ビジネス)
温暖化とCO2については、様々な人が、その関係についておかしい、と指摘しています。本書は、温暖化どころか、2008年に入って、寒冷化がはじまりつつあるという話を伝えています。
今後、寒冷化が進む一方で、人口が80-100億人に増えることで、石油や食料を奪いあう戦争が起きてしまうかもしれない。その戦争は、第二次大戦よりも熾烈なものになる・・という話。
戦争云々は、最悪のシナリオではないか、と思うのですが・・、成長の限界というものがきつつある、というのは一理あるなぁ、と感じます。今の経済が、石油など、過去からの蓄積を用いて別の形にすることで成り立っているのは抗い様のない事実です。
エネルギーは、様々な形で作ることはできるかもしれませんが、石油を原料とした化学樹脂製品については、そうもいってられない。繊維など代替可能なものから、天然材料へとシフトしていかざるを得なくなるのかもしれません。
この本の内容は、警鐘とでも言うべき内容なのでしょうから、今すぐ、一人一人がどうしなければならない、というものでもないのですが、いずれやってくるだろう食料・石油危機について考え、どうしていくか、を今から模索してみるのにはよいのではないかと思いました。


科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている [宝島社新書] (宝島社新書 275)
丸山茂徳
宝島社

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先日の本、前半を読み・・後半の前にこちらを

2008年08月04日 | 本の紹介(ビジネス)
プログラミングのツボとコツの本の前半、計算ドリルのところは、なんとなく理解できました。ちょこちょこできるようになると、自分がやってみたいと思っている応用についても、やってみようかな?って気になるもの。
しかしながら、すぐに応用に行くには、知らないことが多すぎる、ってことで、途中で、別の本に浮気しております。というのも、ツボとコツの本は、構文の書き方であったり、考え方については詳しく書いてくれているのですが、応用のための情報が少ないのですね。
ツボとコツを知るには、素晴らしい本なのですが、ある程度、記述されたコードを転記などして使ってから読んだ方が、更に理解が進むんだろうな、と思っております。
一方、こちらの本は、もうちょっと初心者向け。やってみたそうな機能について、最低限必要なやり方について教えてくれながら、あわせて、他にできることも教えてくれます。
いきなり、Columnwidthとか出てくるのは、あんまり使わないだろうなぁ、とは思うものの、「あっ、こうやってできるんだ」という、目で見て分かる経験となって、よいものだなぁ、と。
こちらの本では、Withステートメントとかは半分くらい進んでからでないと出てこないのですが、ツボとコツの本で初めの方に出てきたので、こっちでもいじっております(笑)
まぁ、夏の間かけて、ある程度VBAを使えるようになろう、と思っておりますので、皆様ご期待ください。

やさしく学ぶエクセルVBA―Excel2007/2003 2002/2000対応
寺田 裕司,持丸 浩二郎
シーアンドアール研究所

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今読んでいるVBAの本

2008年08月02日 | 本の紹介(ビジネス)
エクセルは日頃使っていますが、必ずしもVBAは使いこなしていなかった私にとって、とてもよい入門書になってくれています。読みながら、こういう応用ってどうしたらいいんだろう?って疑問がいっぱい出てきて、それにはすぐに答えてくれないもどかしさもあるのですけれど。
基本的な部分で、どういう風に書いていけばいいのか、というのがすこしずつわかってきました。まだまだ、理解したといえるほどではないですが、日頃行っていることの内、単純な繰り返し作業の部分をVBAで記述して対応してみようかな、と思い始めています。
エクセル使いだけれどマクロはって方、ぜひ一読してみてください。

Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわ―最初からそう教えてくれればいいのに! Excel2007/2003対応
立山 秀利
秀和システム

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学力をつける100のメソッド、武術のしくみ

2008年07月19日 | 本の紹介(ビジネス)
羽生名人、4冠復帰!すごいです。王位戦は現在番勝負中、竜王戦、棋王戦とも決勝トーナメント中であり、ひょっとすると、また七冠(しちかん)を達成するのかも、なんて言う記事すらありました。先日の、プロフェッショナルのインタビューでは、なんか吹っ切れたというか、勝ちへの執着がさらに強くなったと言うか、そんな印象も受けましたが、どうなんでしょうね?

さて、最近データマイニングばかりしていることもあって、本を読んでおりません。さらに積ん読が増えていくばかり。部屋が狭くなってきています。既に、30冊を越えている。

で、一冊目。学力をつける100の方法です。つけさせる、というのが正しい表現かもしれません。学習することへの関心をたかめるための方法とでも言いましょうか。関心が高まって、集中力がつけば、結果的に小学校程度は普通に学力がつく、ということなんだ、と思いました。適切に学習へのきっかけをあたえたのに、小学校レベルで問題があるとすれば、それは学習の現場以外での問題を考えた方がよい・・巷のモンスターペアレントに読ませたいですね。


学力をつける100のメソッド (PHP文庫)
陰山 英男,和田 秀樹
PHP研究所

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武術のしくみ、あ、そういうことだったんだ、という発見がありました。武術に関心があるというよりは、健康法の一環で読み始めたのですけれどね。いや、すごい世界があるものだと思いました。何事も、すこしでもかじってみるべきだなぁ、と感じた次第。
新しいことへのチャレンジを、もっとやりたくなったです。子供の頃、もっとわがまま言えばよかったのかも。あれもこれもやってみたい、って言える子供だったらよかった。なんか、いい子になろうとしちゃったんですよね。(その反動が現在に・・泣)



そこが知りたい武術のシクミ
長野 峻也
アスペクト

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定説だってウソ、学ばなくなった、おろかものの正義論

2008年07月10日 | 本の紹介(ビジネス)
相変わらず、データマイニングをやっています。本はちょこっと読んでいる程度。なんだか疲れています。身体も、心も・・。これじゃいけないんですけれどね。
SP、2枚目を見ました。今度は、ブラームスのピアノ協奏曲第2番、そしてショスタコーヴィチの交響曲がいくつか。こりゃ、なかなか楽しいです。誰が悪者なんだ?ってのがわからないのも素晴らしい。勧善懲悪もよいけれど、やっぱり、いろいろ考えながら見る方が好きです。

さて、まず一冊目。ウソだらけシリーズ2冊目ですね。今回の本は、まぁ、完全に世の中が認めているというよりは、そう指摘している人もいるよ、っていう程度のウソなのかな、と思いました。
説得力はあるのだけれど、どうしてそのことが受け入れられないのか?既得権者の論理はわかるのですが、それだけではないような・・。でも、読む価値はあるんじゃないでしょうかね?

定説だってウソだらけ (WAC BUNKO 86)
日垣 隆
ワック

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日本人は、ほんとうに学ばなくなったのでしょうか?
まず、そういう疑問を持って本を読み始めました。
昔はもっと学んでいた、ということを言っているわけですね。
戦後のアメリカ文化の流入から、武士の学び、また国際的な子供の学習意欲の比較など、いろいろな面から、学ばなくなってきた理由を探っています。
責任は今の中高年にある、という指摘もありますが、教養が必要とされなかった時代に生きてきたわけで、彼らだけの責任ではないのかな、とも思うのですが。

私の考えは・・・。最近は、ネットやデジタル機器の浸透で、本質的な学びではないところで、いろいろと覚えなければならないことが増えたのではないか、と思っています。
本は読まないというけれど、携帯の使い方とか、必死で勉強していますよね。高機能化するハイテク機器を、使いこなしている人は少なくないです。パソコンにしても、ある程度は覚えなければ、はじまらない。
そうした、本人にとってみれば勉強、というのが増えてきて、昔ながらの読書(娯楽ではなく勉強)をする時間が減ってきてしまったのではないでしょうか?
使い方を覚えるという、教養にはならないことのためにパワーを使わざるをえなくなってきた、その反動があるのではないか?なんて思うのですけれど・・どうでしょうかね?


なぜ日本人は学ばなくなったのか (講談社現代新書 1943) (講談社現代新書 1943)
齋藤 孝
講談社

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「なぜ人を殺してはいけないのですか」という問いに答えられるか?という話からはじまるこの本。新書ながら、かなり内容は重たいです。上にあげた「ウソだらけ」シリーズにも通じるような本ではないでしょうか? こっちの方が、もっと本格的ですけれどね。
「正しい」こととは何か? いろいろ悩んでいる人には、ゆっくりでもよいので読んでもらいたいです。

「おろかもの」の正義論
小林 和之
筑摩書房

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察知力、直感力、など

2008年07月06日 | 本の紹介(ビジネス)
Amazonに注文していたドラマSPのDVDが到着、見始めました。音楽が効果的に使われているということで、気にはなっていたのですが、第一話の幻想とか、面白くつかっているのを見て、その後を期待しています。断頭台への行進が、あんな風に使われるなんて面白いです。
ウェブを見る限り、ショスタコーヴィチやグレツキまでもが使われているとのこと。幻想なんかは、作曲者の意図ともつながりがあるでしょうが、他の純音楽系などは、どう使うのか楽しみでなりません。

ゆとりができたら、名曲喫茶(バー)でもやりたいものです。風景などの映像を流しながら、かなりの音量で名曲をかけるお店で、モルトウィスキーなどを提供してみたい(笑)


さて、いつもの、書評にもならない「本の紹介」です。

津本氏は、歴史小説の大家の一人であることは前々から存じていたものの、じっくりと読んだことが無かった。この直感力-カリスマの条件を読んで、しっかり読んでみようかな、と思っているところ。
歴史物は、これまではなんとなく優先順位が低かったのだけれど、少しずつでも読んでいってみようか、と思い始めました。
カリスマの条件、ということであげられているのは直感力ですが、言葉としては、判断力の方が適切かもしれません。もう一冊、ご案内する察知力とも通じる話ですね。

直感力―カリスマの条件 (幻冬舎文庫 つ 2-18)
津本 陽
幻冬舎

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サッカーは、横浜フリューゲルスのファンだったのですが、当該クラブがなくなってしまってからは、あまり思い入れがなくなっております。昔はアンチヴェルディだったのですけれど、それもなくなってしまい・・。今はTOTO-BIGばかりおいかけている(笑)。
ただ、サッカー選手の本は、中田氏の本などちょこちょこと読んでいますし、関心を持っています。この中村氏も、テレビで見る印象は、ちょっと気難しい人何じゃないかな?とか感じていたのですが、本での感じ方は、もっとまともでした。というかイチロー選手に通じる、プロフェッショナルらしさを強く感じた次第。
察知力、という言葉、察して知る、というだけでなく、その後、きちんと対応して初めて察知したことの意味がでてくる、という意味では、広義の判断力なんだろうなぁ、と思ったところ。
本書では、繰り返し同じような内容が出てくることもあり、またその内容が、成功談っぽい話であるため、読む人にとっては嫌味に感じることもあるかもしれません。
でも、察知して動くということを、実例を通じてまとめており、また一貫してその力について訴えていることは、下手な新書(なんでもかんでも詰め込んだ内容)に比べると、好感度が高いですよ。
著者の私生活がどうなのかは、存じ上げませんが、きっと立派な毎日をおくっておいでなんだと思います。自分自身の日頃の怠惰な生活を反省したくなる、そんな本♪でした。



察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)
中村 俊輔
幻冬舎

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健康食、痩せりゃいい、日本の社会戦略、議論のレッスン

2008年06月29日 | 本の紹介(ビジネス)
またしても、データいじりの日々となってしまいました。本を読むのが減っています。本を買うのは増えているのですが(笑)。
最近、リステリンポケットが終売となってしまい、代替品を探しております。が、あそこまで爽快なのは、代えがないですね。ミント系はいくつか出ていますが、リステリンみたいなのは、本当にない気がします。

さてさて、本ですが・・。まずは、健康食についてですが、食べ物の研究はまだまだわからないことだらけであり、わかっている検出のしやすい成分についてだけ注目してもだめだよ、ってお話です。
いろいろな健康系の要素について、いろいろな話があります。あえて帯に書いてあるものを載せると、コラーゲンで肌がきれいに、アルカリ性食品は身体にいい、カルシウムで骨が強くなる、アミノ酸でダイエット、などは嘘なんだそうで。

「健康食」はウソだらけ (祥伝社新書 109) (祥伝社新書 109)
三好 基晴
祥伝社

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アディポネクチンという脂肪から分泌される善玉ホルモンが、内蔵脂肪や心疾患などに影響をあたえているという内容を、対談を中心にしてまとめた本です。森永氏は、メディアでのキャラクターをゆがめない程度に、放談しております。
BMIは低すぎても、高すぎてもいけないよ、とか、そういう話は他の本にも出てはいるのですが、アディポネクチンについて分かりやすく、そしてしっかり紹介している本はあまりないのかもしれません。
ダイエットに関心がある方は、安易に健康食に頼らず、こういう本も参考程度に読んでおいてはどうか、と思いました。

痩せりゃいい、ってもんじゃない!―脂肪の科学 (文春新書 638)
森永 卓郎,柴田 玲
文藝春秋

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この本を、既得権益の側の人々に読んでもらいたいなぁ、と思います。社会戦略、なんて言うと、難しい話に聞こえますが、この先30年、50年もすればやってくるだろう近未来に対して、社会としてどうしなきゃならないか?ってことがいろいろ書かれています。
公務員という人々、なんだか悪者の様に言われることも少なくないですが、立派に社会のことを考えて行動している人だってたくさんいると思います。そういう人って、やっぱり広い視野を持っている人に多いと感じています。
逆に、限られた世界で、組織の上を見ながらゆっくり出世してきたタイプの人は、「まぁ、そうはいっても、ゆっくり改革していけばいいじゃないか」という感覚を持っている人が少なくないように感じるところ。
これは、公務員に限った話でもなくて、普通に生活をしている社会人、主婦なども同じではないでしょうか?
なんだかんだいって、メディアの責任というのが一番大きいのだろうなぁ、と感じてきてしまう本でしたよ。


日本の社会戦略 世界の主役であり続けるために (PHP新書)
稲盛 和夫,堺屋 太一
PHP研究所

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きちんとした議論ができる人、というのは物凄く少ない。議論をしているつもりになっている、そんな人が多いよ、って指摘の本であります。
そして、きちんと議論ができるようになるための、勉強をさせてくれる本です。痛快でした。とにかく、一回読んでみて欲しいです。それほど、楽しかったし、勉強になりました。
少し、学生向け?っぽい印象もありましたが、広く読まれてよい本ではないでしょうか?

議論のレッスン (生活人新書)
福澤 一吉
日本放送出版協会

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改革失敗、ニッポン解体

2008年06月23日 | 本の紹介(ビジネス)
今日は、ちょっと重めの本の紹介になってしまいます。
本自体は、グラムにしたら重くはないのですが・・・。

その前に・・。Excel2007を導入してみました。インターフェースがどうにもわからない。こりゃ説明書買わなければならないなぁ、と(泣)。
ピボットテーブルとか、ずいぶん扱い方が変わってしまったように思います。2003のウィザードのレイアウト、よかったのになぁ。更新せずに、値を変えられたりしたし・・。
ところで、キングソフトのエクセル互換ソフトSpreadsheetも導入してみましたが、なかなか快適。ピボットについては、少しインターフェースが面倒ではありますが、まぁ、使える。それに、行アイテムとして、エクセルでは32000程度しか扱えなかったのに、こちらのソフトでは、もっとたくさん扱えるみたい。
65536という制限はあるけれど、2007をいれなくても、このソフトでそれなりのことはできそう♪


佐賀市の市長として、改革を進めた人の本。何度か襲撃も受けた人であることから、この本の内容は、そうした配慮もあるのだろうが、それでも多くの情報を得ることができる。
この本で私が受けた印象、それは、議員や役人については、個人で見るとよい人も少なくないのだろうが、徒党を組んだり、組織としての立場だと、途端に、おおやけ(公)を考えられなくなる集団になるということなんだろうなぁ。
公務員の登用という制度自体が、公務員によって作られていることが問題になるのかもしれないなぁ、とは思ったが・・。
公務員試験から、役所における人事評価まで、仮に民間のアイディアを活用して新しい制度を導入したらどうなるんだろうなぁ?とは思ってしまう。
もっとも公務員と言っても、それこそ千差万別で、庁舎内で事務をしている人ばかりじゃなくって、専門的な知識がないとやっていけないことも多い。だから、そんなに簡単にはできないのだとは思う。
民間が、競争原理であるからよい、とは言いきれないとも思う。逆に、倒産がないとまで考えられる(一部例外もあったが)公務員だからこそ、将来の展望を持って、改革していくということを、民間の立場からは求めたいなぁ、とも思う。
役人批判、というのは、結局は選挙民自身の批判でもあるだろうし、反省しなければならないことも多そう。
自身、大学では政治学科という学科で勉強をしていたはずなんだけれど、ちょっと忘れていたのかもしれない。社会の一員である、という認識を新たに、またいろいろ勉強していきたい。


なぜ、改革は必ず失敗するのか-自治体の「経営」を診断する
木下 敏之
WAVE出版

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刺激的な本。著者の本は、他にも読んだけれど、この本もまた、すっごい言いたいことを言っているなぁ、と思う。テロの話とかもあるけれど、特に衝撃だったのはロックフェラーの話。へぇ、そうなっていたんだ、という話だけではなく、そんなことも言っていたんだ、という驚きがあった。
世の中のこと、知らないで済む社会というのは、ある意味で庶民としては幸せなんだろうけれど、やっぱり、世界の先を見ているひとがどんなことを考えているのか、というのは気にはなります。
身近では決してない話題が多いですが、一つの情報として読んでおいて損はないと思いました。

解体されるニッポン (青春新書INTELLIGENCE 196)
ベンジャミン・フルフォード
青春出版社

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コメント
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