あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

花の向こうに 青い空が

2013-05-09 09:01:23 | インポート

咲きそろった洋ナシの白花の向こうに、深く澄んだ青い空が広がっていました。

背景としての空なのに どこまでも 青く広がる その世界に、引き寄せられてしまうようです。

旅にでも 出かけてみようか、幼いころから抱き続けてきた 憧れとなつかしさが入り混じったような思いがあふれてきます。

求めるものが、そこにあるような…… 。

招くように 広がる 澄んだ青い世界。

立原えりかさんの童話に、虹に魅せられた少年が登場する物語がありました。少年は虹を求めて旅に出ます。やがてそんな少年がいたことも人々の記憶から消えてしまうほど たくさんの月日が流れます。そんなある日、町の通りで 老人になった少年が 虹のかけらを売っている姿を見かける といった話だったように思います。

少年は、虹を探し求める旅をずうっと続けていたのでしょう。虹のかけらを売る老人の表情は、少年のような輝きをもっていたのではないでしょうか。

心ひかれるものを持ち続けるということ、美しいものを美しいと感じる感性を大切にするということ、目ではなく心で感じるということ。

今の季節、新緑の持つ みずみずしい生命力を内に取りこみながら、若々しいハートで周りの世界を 見つめ、感じることができたらいいですね。

青い空は、無言でそのことを語りかけているような気がします。

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