最近 朝早くから トッキョキョカキョク といった鳥の鳴き声が聞こえてきます。ときおり、ホーホケキョ の鳴き声も混じります。ホトトギスとウグイスの鳴き声です。
さあ、朝ですよ。さわやかな空気を吸い込んで目覚めなさい。
まるで、そんなかけ声をかけてもらっているような気がしますが、心地よい朝の眠りの魅力に負けてしまうことがたびたびです。
調べてみると、驚きました。
ホトトギスは、なんと卵をウグイスの巣に産んで育ててもらうとのこと。二種類の鳥の鳴き声が聞こえた理由がわかりました。しかもホトトギスは、インドや中国南部で越冬し、5月頃に日本にやってくる渡り鳥なのだそうです。スウグイスは留鳥なのですが、日本の暖地で冬を越す場合もあるそうです。子育ての頼りにするウグイスを求めて、遥か南の土地からホトトギスは長旅をしてくるのでしょう。
体の大きさは、ウグイスがスズメ大で、ホトトギスはヒヨドリより大きくハトより少しだけ小さめの大きさだそうです。体の大きいホトトギスの方が、ウグイスの力を借りていることに、微笑ましさを感じました。長旅ごくろうさま!という思いで、ウグイスは抱卵しているのかもしれませんね。
明日の朝は、鳴き声に出会えるのかどうか、朝の楽しみが一つ増えたような気がします。