あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

映画館ではマナーを守れよ!!

2006-06-11 23:46:53 | 日々のこと
日曜の夜に、気になる映画のレイトショーを見てきました。

でも、最悪でした。映画はよかったんですがねえ。。。

というのも、日曜に限っては英語の字幕入りバージョンで上映するってことになってて外人さんがいたのです。

まあ、そりゃそうですよね。

でも、問題は私のとなりに座ってた2人組の外人。英語だったからアメリカ人?イギリス人。

こいつらが超サイテーでした。

上映中にずっとビール飲んでしゃべってるどころか、途中でビールが切れて席を立ちどっか外に買いに行ってもどってきてる。

映画館のひと、そういうの許すなよ。

なんか、週の終わりの大切な時間を台無しにされて、ほんと腹が立った。

二度とこの国に来るな!クソ外人。

こんなひどいの初めて見たよ。たいていの外人さんはさ、まともなんだけどね。

以上、心の中にはとどめておけない出来事でした。
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束芋 ヨロヨロン(原美術館)

2006-06-11 16:42:30 | アート系
束芋 ヨロヨロン(原美術館)に行ってきました。

これ、昨日のことなのですが、よく考えるとちょっと無茶苦茶だったかも知れません。

町田久美さんの絵を見て、その後に束芋さんの映像って。。。

やばいです。これは別の日に堪能すべき内容でした。まあ、どちらも安心して堪能出来るハイレベルな内容であることは間違いないのですが。

以前、
束芋さん、すごい!(KIRIN ART PROJECT2005)なんて、書いたくらいに衝撃だったのです。

というのも、昔、バミリオンプレジャーナイトという深夜番組で束芋さんの「ジャパニーズ・キッチン」で生理的に嫌いだったのです。

それが、実際に展示された映像を直に見るととてもすばらしい。おそらく、それだけじゃなくって、わたし自身の嗜好とかも変わってってるってことなんでしょうが、なんだか変な感じなのです。



これ、今回のチラシなのですが、このメインのビジュアルで使われてるのが、「真夜中の海」という作品のイメージです。

この作品、いきなり受付の横の暗幕の中でスリットから覗く状態で見たのですが、これまでの束芋さんとは違う感じなのです。

まず、色が黒バックに白い線というのが異色です。これまで束芋さんの作品てどれも色のついたイメージがあるのです。

それと内容から具象的なものを切り払った感じなのです。

鼓動する着ん行くや心臓のようなものは見られるものの現実世界に実在するものかどうかはまったくわからりません。そして、その中を泳ぐように動いてく物体、女性の長い髪がひとだまみたいな形をしてるものが何なのかはたぶん、作者本人にしか分からないのだと思います。

そして、タイトルにあるような真夜中の海のように見える光景が出てくるのですが、これがまた妖しいのです。

というのも、初め見た時には波がうねっているように見えたのですが、だんだんと目が慣れてくると波に見えたものが一匹ずつのアメーバというか植物の葉のような形をした生き物でそれぞれがその場所で運動しているように見えてくるのです。

すごいなあ。どうしてこういうものを作れてしまうんでしょう。

しょっぱなからやられてしまいました。

なお、この「真夜中の海」は2Fへ上がる階段の横からも見られるようになってます。こっちのほうがスクリーンの上から見るようになるので姿勢としては疲れないかも。



タイトルからしてすごい、「公衆便女」。これはチラシの裏面に描かれてるイメージです。でも、ほぼそのままですね。

「真夜中の海」とは全く異なる、普段の生活で見慣れてるはずのものを中心に据えています。といてもそうでないものも出てくるのですが。

全部、内容をまとめて書き出してもみたのですが、それだけで長い文章になってしまうのと、これは実際に見てみるしかないものなので割愛しちゃいます。

スクリーンは3面。ちょうど、「コ」の字を広げた感じです。圧巻でした。

束芋さんらしいグロなテイストは全開でしたね。

産気づいて鼻から赤子を取り出し(活字だと意味分からないと思いますが、そうなんです!)、亀に乗せて、便器に流すシーン。なんでしょうね、この光景は。

現実にあったら陰惨な光景のはずなのですが、亀の上に赤子を乗せて流すというイメージはさらっと入ってきてしまうのです。

かと思うと、ズボンを脱ぐタイミングでケータイを便器に落とし、水着に着替え、便器にダイブする女。命綱を腹にくくるもののその先はトイレットペーパーとはこれ如何に。

存在証明としてのケータイを取り戻すために犯す危険の安全装置がはずれちゃってる。すごく、怖いのです。

また、冒頭で便器の亀を何度も流そうとして、断念した女は鏡に向かうと、その中のもうひとりの女はハンマーを振るい、なんと現実の鏡を割ってしまうのです。その瞬間、女の手首からは血がしたたるのです。

心の中の歪みが現実に実体化してしまってる。さらにこの女はラストで再登場するのですが、その時には手首どころか、頭にさえホータイ(トイレットペーパーかもしれない)を巻いてるのです。

事態は救いようもなくって状況は悪化。さらにそれはまた繰り返されてる。そんな風に思えてしまって、いやな汗をかいてしまいます。

途中とラストに登場する蛾。目のところがカメラのシャッターになってて、便所の中でバシャっと音をたてて、シャッターを切るのです。でも、女たちは気にも留めない。

見終わって、すごくよく出来てるなというのと、なんかいやだなという思いとが交錯しました。

と思いつつも結局、合計4回も見てしまった公衆便女。恐るべし!束芋。

なお、映像中心の展示でしたが、イメージや映像の原画も展示されてました。

びっくりしますね、一枚一枚のクオリティがここまで高いと。

さて、今回、ちょっと失敗したなと思ったのは1Fの奥の展示が見られなかったこと。

というのもこの作品「ギニョラマ」は、日没後の庭のスクリーンに投影するという性格上、昼間は見ることが出来なかったのです。

夜、もういっぺん行ってもいいなとおもうのでした。

8/27まで。なお、水曜日は夜の8時まで(入場は7時半まで)やってるのでそのタイミングで「ギニョラマ」を見てくるのもいいと思います。

<7/20追記>
昨日、2回目行ってきました!

束芋 ヨロヨロン、2回目(原美術館)
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町田久美(西村画廊)

2006-06-11 10:47:23 | アート系
行きたくって仕方なかった、町田久美さんの個展。

「日本画」から/「日本画」へ(東京都現代美術館)ですっかりハマってしまいました。

あげく、町田さんの出られたトークセッションにも参加(と言っても専ら聞いてるだけでしたが)してきました。

次回、個展がある際には必ず、見に行こうと決めてたのです。

場所は日本橋。高島屋新館の横のところを歩いてたら、あ、ありました。



こんな看板が出ていました。

でも、これは危険です。というのも、町田さんがどんな絵を描くのか知らないひとが、このピンクの文字の女性画家の名前を見てふと入ったとしたら。。。

けっこう、びっくりすると思うんですよね~。って、そこを狙ってたと
したらお見事です。

西村画廊はこのビルの3F。エレベーターで上がります。
なんでも、移転して初めての個展が今回の町田さんとなったとのこと。こけら落としにも近いこの移転後初を勤めるのだからすごいもんです。

受付があり、パンフとポストカードが置かれていました。

パンフを差して、「これ、いただけるんでしょうか?」



無料かどうか微妙。一応、聞いてみました。

受付のお姉さん曰く、「500円になります」とのこと。

早速、購入です。サイズはA5の短いほうの長さの正方形。この目がインパクト大です。

さて、作品の価格表のところを見てみると、やはり売約済みの赤いポッチが目立ちます。

先ほどのパンフの絵は「きざし」というタイトルで実はかなり小さい作品なのです。これ、最小限で町田さんのエッセンスが入ってます。

やっぱり、独特な世界です。

一度、さらっと全体を見て、そのあともう一度、回りはじめたところで、なんと、町田さんご本人がいらしたよう。他のお客さんと歓談されていました。

本人がいらっしゃると逆に見てるほうも緊張しちゃうんです。

そんな中、時間をかけて楽しみました。

このポストカードにも使われてる「登山」(ページ一番上の画像)。

これやっぱ、とんでもないですね。

毎度のことながら、町田さんのタイトルは上手いのです。こっちの想像をはるかに越えてしまってる。

この絵って初めは頭の中に広がる謎の世界に気を撮られるのです。この星空みたいな白いスポットは頭をはみ出して、その外にも立体の白い玉となって画面上方に広がってるのです。さすがに、ポストカードではそのあたり確認できないところ。

ずっと見てて、気になってくるのは画面の左下のところ。
これってなんだろう。。。
胸にしては不自然。膝を抱えてるにしても現れるべき膝の関節が描かれていない。
うわー、なんだろう。

この瞬間、ぞっとするのです。気持ちよく、やられたーという感じ。
この感覚こそ、町田久美作品の持ち味だと思うんです。

東京都現代美術館に展示されてた作品も何点かあって、久しぶりに出会えてよかったです。

あと、もう一点、惹かれたのが「郵便配達夫」。



シンプルで少ない線の作品が多い中にあって異色です。

と思って、見てみたら、カタログで1999-2006となってます。なるほど、納得ですね。

一見、かわいいキューピー風の郵便配達さん。
跨がる鶏のポーズもすごく素敵。

でも、やっぱりかわいいキューピーさんではないのです。耳にはピアス、左手にはムチ!頭には「〒」マーク入りの帽子、肩からかけられた小さな体には大きすぎる郵便物たっぷりのカバン。

どんどんと違和感が目についてくる。

パッと見にだまされてはいけないのです。

見終わると不思議な感覚がぼうっと残ってるのです。

心残りは町田さんとお話出来なかったことです。ちょうど間の悪いところだったので、会場を出る際に「どうも」と一言だけ言ってでてきました。

いっぱいいっぱいなんですよね、頭のなかが。

ましてや、美人だとうまく話かけられないのです。
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