あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

完結!軽井沢シンドロームSPROUT

2006-06-28 20:29:08 | 
軽井沢シンドロームSPROUTが終了してしまった。

わたしが最近で唯一連載でリアルタイムに読んでいたマンガ。

以前、一度ここで取り上げたことがありました。

せっかく、あの大人数でも破綻なく、話が流れてたのだから、終わらせてしまうのはすごく残念です。

作者のたがみよしひさ氏は体調が芳しくなく、腰の手術をされるとのこと。

そういった状況でよくまとめたもんです。

これまで、たがみさんの作品はほとんど読んでるのですが、今回のラストってかなり上手いなと思うのです。

終わってはいないし、続いてる世界でキャラクター達は生きている。でも、ちゃんとひとつの区切りになってる。

好きなカットは薫平と友子がJEEPとドカティで各々の行く手に向かってくところ。

それぞれの明日へ、って感じを湿っぽくならずさらりと流してる。

あと、何気にこういったコマ割りがよく出来てたりするのもこのマンガのいいところ。

また、体調が回復したらその後を描いてくれないかなあと密かに期待してるのです。

たがみさん、楽しみをくれてありがとう。

コメント (2)
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「芸術起業論」村上隆

2006-06-28 08:06:58 | 
先日、買った本として取りあげた、村上隆さんの「芸術起業論」。

一気に読んでしまいました。

そのタイトルどおり、ちゃんと芸術がお金に繋がるのに必要なことについて彼なりの持論が展開されています。

熱さを持ちながらも、冷静に分析してるところがどことなく鴻上尚史さんを思い出しました。

村上さんを以前、テレビで見て思ったこと。

「なんて、父性のあるひとなんだろう」

このひとにはほんと、厳しい親父を見てしまうのです。げんこつで殴るような手段を選ばずみたいなところがそのように感じさせるのでしょうか。実際に拳をふるうようなひとじゃないと思いますが。

人を育てるチカラがあるからですかね。

事実、カイカイキキ所属の作家さんたちは活躍してますもんね。

この本を読んでると彼らへの愛情が伝わってきます。

厳しいことを要求するのだけど、「生き残れ」って想いでそうしてるのがよく分かる。

普通、お金が入るようになると、ハングリーだったところがそうでなくなるもの。

ところが、まだまだ村上さんはハングリーです。

自分のブランドをゆるぎないものにするためにエネルギー全開ですね。

村上さんのやり方は賛否あるでしょうが、この本を読むと彼の意図することがよく分かります。

価値を想像するって、凄いことなんだなあと改めて思うのでした。

芸術起業論

幻冬舎

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