写真を撮っていて、どういうわけか朽ちたものは絵になります。
なんでだろう?
年月を感じるからでしょうか。
この柵もかなりぼろぼろ。錆びて、塗料も落ちかけている。
でも、だから撮りたくなるし、出来上がりもそれなりにいい感じに見えてきます。
これが、新品の柵であればきっとつまんないなと思ってシャッターを切る事はないでしょう。
いま、すごく自分の中でひっかかってる言葉があります。
「フィルター」
濾過する装置。というか、通すことで元とは異なる色彩を放つようにする魔法の箱。
おそらく、一番シンプルなフィルターが時間だと思うのです。
だからこそ我々は、経年変化のフィルターで朽ちたものに、目を留めてしまうのではないでしょうか。
あと、手に入れてからやたらハイペースで撮ってるロモのカメラもある種のフィルターだと思うんです。
普通のカメラとはちょっとずれた写り方をするってことがフィルター効果なのだと思います。(この写真もロモLC-Aで撮影)
ロモで撮影した写真は愛おしい感じがします。
「時間」、「機械(ロモ)」どちらも素敵なフィルターです。
でも、もうひとつ偉大なフィルターがあります。
それはアーティストです。
昨日、熊谷守一の絵を見て思いました。
彼の目を通して、彼の手で描いたものは、彼にしか描けないトーンの作品にしかなりえない。
このアーティストというフィルターには叶いません。
そんなフィルターになれたらなと、憧れるのです。
ああ、ちっとも届きやしない。
なんでだろう?
年月を感じるからでしょうか。
この柵もかなりぼろぼろ。錆びて、塗料も落ちかけている。
でも、だから撮りたくなるし、出来上がりもそれなりにいい感じに見えてきます。
これが、新品の柵であればきっとつまんないなと思ってシャッターを切る事はないでしょう。
いま、すごく自分の中でひっかかってる言葉があります。
「フィルター」
濾過する装置。というか、通すことで元とは異なる色彩を放つようにする魔法の箱。
おそらく、一番シンプルなフィルターが時間だと思うのです。
だからこそ我々は、経年変化のフィルターで朽ちたものに、目を留めてしまうのではないでしょうか。
あと、手に入れてからやたらハイペースで撮ってるロモのカメラもある種のフィルターだと思うんです。
普通のカメラとはちょっとずれた写り方をするってことがフィルター効果なのだと思います。(この写真もロモLC-Aで撮影)
ロモで撮影した写真は愛おしい感じがします。
「時間」、「機械(ロモ)」どちらも素敵なフィルターです。
でも、もうひとつ偉大なフィルターがあります。
それはアーティストです。
昨日、熊谷守一の絵を見て思いました。
彼の目を通して、彼の手で描いたものは、彼にしか描けないトーンの作品にしかなりえない。
このアーティストというフィルターには叶いません。
そんなフィルターになれたらなと、憧れるのです。
ああ、ちっとも届きやしない。