「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

無限の住人

2005年04月09日 00時03分04秒 | 書評
無限の住人 (17)

講談社

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 月刊のマンガ雑誌「アフタヌーン」に連載中のマンガです。

 「ネオ時代劇」というジャンルなんだそうで、エロティックな部分がほとんど無いにも関わらず、実に大人っぽい雰囲気を醸し出しております。

 登場人物全てが何らかの哀しみを背負っており、それらが錯綜しながら、人が死んでゆく。

 主人公は死にませんよ。冒頭部分でピストルの弾が額をぶち抜いても平気で起きて来ますから、無敵モードです。

 何でも古代中国に伝わる秘法とかいう奴で、体に虫を植えつけられていて、そいつが傷ついた箇所を直しちゃうんだそうです。

 ストーリーを話し出すと複雑になりすぎるのでやめますが、親を殺された少女が敵討ちをするのに無限の住人(不死身の人)が手助けをするという話から色々発展して収集が付かなくなっているような気がするんですけど、面白いことは面白い。

 で、何がいいかっていうと、出てくる悪役が皆かっこ良いことです。

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