「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

3億円があったら… 日本全国お祭り巡り6

2005年10月20日 22時11分05秒 | 文化論
青森ねぶた殺人事件

文藝春秋

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 この稿は3億円あったら日本全国特等席で見たいお祭りを見ようっていう趣向で書いてます。トラックバック練習版のお題としては、とうの昔に過ぎ去っていますが勝手に書いています。

 8月に入りますね。

 いきなり青森、弘前でねぶたが始まりますね。

 行ってみたいですね。とかいいながら実は「ねぶた」のことって何にも知らないんですね。

 だいたい青森のねぶたと弘前のねぶたってどう違うんでしょう?

 地元の人にとっては凄く失礼な話なんですけれどもね。

 調べてみたら大きな違いがありました。

 かけ声も違うんですね。

 ってこれも失礼か。

 ねぶたの作りも立体的なのが青森で、平面的なのが弘前と言うことになっているらしい、何せ見たこと無いものだから…。

 で、今気になっているのが五所川原の立ちねぶたってもので、これは立体的と言うよりも、タワーだね。

 なにせビルの5階相当になるっていうんだから、ゆうに20メートルはあろうという代物、明治に一度滅びたものが、電線の地下埋設工事によって、復活させたってんだから、こういうのが政治だよっていいたいな。

 ワイドショーも暴走族が祭りの衣装を着た、カラスハネトばっかり取り上げてないで色んなねぶたの紹介をして欲しいものです。

 ちなみにカラスハネトとは

 カラスハネトの問題が社会問題となっている

カラスハネトとはねぶた祭りで傍若無人な振る舞いをする集団である。彼らは、ねぶた祭りの正式衣装ではなく黒装束の衣装でねぶたに参加していた。それがカラスのように見えると言うことでカラスハネトといわれるるようになった。

カラスハネトは昭和61年あたりからねぶた祭りに参加しはじめ、平成に入り暴走族などがグループの中心となり、悪質凶悪なものとなっていった。カラスハネトはマスコミなどで取り上げられ、それが逆効果となり逆に全国からカラスを呼び集めることとなった。

傷害事件にまで発生しもはや正常な祭りの運行は不可能という段階に来て青森市は平成8年にひとつの対策を打った。それがカラスハネトを一カ所にまとめてねぶたを運行するというものである。

しかしこの対策はカラスハネトを肯定することとなり、さらに大量のカラスハネトが全国から押し寄せ、逆にカラスを増長させるという結果になった。この危険な集団は平成12年には1万人にも増え、仲間同士の抗争、観客席への暴行と凶行がエスカレートし、もはや正常な祭りとは言えないような状況になった。

そこで平成13年。青森市は断腸の思いで、ねぶたの一斉スタート、一斉終了という作戦を導入した。結果、祭りとしては盛り下がったが、カラス対策には効果があった。また県迷惑行為等防止条例を設置し、事件にならなければ手が出せなかった警察も事件が起きる前に摘発、排除できるようにした。しかし特に以前の祭の盛り上がりを懐かしむ人の間ではこれに反対する声も根強い。

現在ではねぶた祭りの治安はかなりよくなっている。これも、市、警察、ボランティアの人々の努力のたまものである

 のようなものらしいです。