朧ろなり願いを運ぶ夏の月
夜更けにもまだ啼き止まぬ夏の虫
綿雲が旅に誘いて列車窓
暑い中 味三昧の寿しを買う
真夏日にノートの文字を打ち直す
夏籠もり十一曲を聞き終える
坂道の壁に小さな黒蜥蜴
農協で千日紅の束を売る
無人棚地元の茗荷五十円
蕎麦屋閉じ隣の店で焼サンド
蝉時雨始まりそうな雑木林
訪れる出来事を告ぐ日々草
夜更けにもまだ啼き止まぬ夏の虫
綿雲が旅に誘いて列車窓
暑い中 味三昧の寿しを買う
真夏日にノートの文字を打ち直す
夏籠もり十一曲を聞き終える
坂道の壁に小さな黒蜥蜴
農協で千日紅の束を売る
無人棚地元の茗荷五十円
蕎麦屋閉じ隣の店で焼サンド
蝉時雨始まりそうな雑木林
訪れる出来事を告ぐ日々草