超人日記・作文

日々の随筆の合間に、短歌や俳句も登場します。

歳時記俳句・琥珀色

2024-08-10 00:03:04 | 自作俳句
階段に蝉が斃れて残暑かな
秋に入り真夏日の中さ迷えり
良夜には時間を染ます力あり

過ぎし日の天然石や秋の空
秋蔭に幼き頃の答え澄む
懐かしき琥珀の色をじっと見る

煩悩を洗い流して水も澄む
論調の思わぬ揺らぎ秋の筆
秋空は一切衆生を放生会

夜顔が息吹き返す甘露かな
後半生彼是気づく万年青の実
郷愁を誘う匂いや花薄荷

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歳時記俳句・秋来る | トップ | 歳時記俳句・秋あざみ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (popra)
2024-08-10 08:33:47
こんにちは😌
言葉の奥をじっくり想像したくなったのは、今朝の暑さが「昔の夏」っぽくなって少し秋の空気も混ざり始めたから、かな?
返信する
Unknown (Unknown)
2024-08-10 09:42:19
>popra さんへ
>こんにちは😌... への返信
そうですね。心なし、昔の夏のような気候ですね。
趣きあります。でも昨日は地震だったから、明日の俳句は地震俳句や大雨警報俳句が多くなってしまいました。一時的であることを祈ります。
超人日記
返信する

コメントを投稿