超人日記・作文

日々の随筆の合間に、短歌や俳句も登場します。

歳時記俳句・暑気

2024-07-30 00:03:09 | 自作俳句
蟻ん子も道に迷いて暑気強し
涼しさや郵便局に用足しに
雲の峰更に躍りて汗落ちる

手を引いて歩く親子や南風
バスを待つ停留場に風青し
朝焼けや遠くの寺の五時の鐘

涼を取る夕立恋し旱かな
日盛りや地獄の釜の蓋開く
緑陰を行き帰りする夏の襟

古寺に渾渾と湧く苔清水
風景が違って見える夏の瀧
活溌な夢が広がる夏休み
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