春夏秋冬

言わぬが花とは知りながら
ときどきつぶやいています
コメントは非公開に設定してあります

駿河土産

2023年03月05日 | 読書

明治29年発行の和綴じ本「駿河土産」というのが本棚に置き忘れていて、綴じ糸がほつれてはいるけれど中身はふつうの状態だったのでどんなことが書かれているのかな・・・と読み始め、ネットでもいちおう検索してみたら詳しく解説されているページがありました。

だいたいは原文と一致すると思うけれど、ちょうど大河ドラマでやっていたところの内容を見るとちょっと間違っていると思いました。

 51                                     
     岡崎之御城ニて御敵対申候門徒四ケ寺之事     目次へ
権現様岡崎之御城に御座被遊候節、御敵対申上候
門徒四ケ寺と申ハ
  針崎松万寺、土呂禅秀寺、佐崎淨宮寺
  野寺本証寺 此四ケ寺也


一向一揆 家康が岡崎城主の時1563年に真言宗の一揆が起き、家臣でも信仰の為に
一揆側に走るものも有ったと言う

 

註のところで、「真言宗の一揆」ではなくて、「真宗の一揆」ではないでしょうか。

浄土真宗だと思うのですが。

 

たぶん書いた人は真言宗も真宗も名前が似ているからたいした違いはないとスルーしているのでしょうが、全然違うと思うんですけど。

かつて見たWikipediaにも、近くにある「龍雲院」のことを「龍雲寺」としてあったのでそれは間違いだし、要するにネットで書かれていることは100%正しいなどとは言えず、むしろどこかに誤記があるものでしょう。

参考程度にしておいたほうがよろしいかと。

「駿河土産」のようなヘンテコな古本をなぜ買ったかというと、浅間神社崇敬会の塾でこのようなことを中心にした夜咄会があって、そのとき知ったからです。

家康が隠居して駿府城にいたころに書かれたもので、思い出話として若かりし頃のことも出ています。

領収書がはさまっていましたが、5,460円でした。

同じ頃、静岡市葵区音羽町にある淸水寺のことを書いた古本(17,000円)も入手していたのですが、なんとなく勢いでお寺の大奥さんにプレゼントしてしまいました。

この原本は寄贈したけれど、ずいぶん時間をかけて私が復刻版を作成してあります。

コロナの始まるころだったので2020年1月くらいではなかったかな。

あのころは自分も体力がありやる気もあったけれど、3年経つとそれなりに劣化していて、しかもパソコンはそれ以上に老朽化しています。

いまや風前の灯。

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
« 年度末 | トップ | 今年は暖かかった »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書」カテゴリの最新記事