本年度はまず「般若心経秘鍵」をやろうと張り切っていましたが、途中で「大乗仏教思想入門」にかえ、これの履修届が出してなかったことから「チベットの密教と文化」へ方向転換。
まえの2つの科目のためにずいぶん本を揃えてしまいましたが、今度の「チベット・・・」は比較的参考文献の数が少なく、3つとも地元の図書館にありました。
映像資料の「キャラバン」はさすがに図書館にないようですが、かわりに「チベット死者の書」ではダメですかね。
これなら持っているのです。
ダライ・ラマのDVDも附属しています。
仏青のZOOMで「チベット仏教入門」というのが毎月第3土曜日にあり、参考になるのではないかと思う。
まったく読みにくくておもしろくなくて困ってしまう本( 柿沼隆『龍樹根本中頌を読む』春秋社)の中に、少しだけ理解できるところがありました。
「人を殺す」ことについて、
殺したことがない、という人には2種類あって、
たまたま殺人をしたことがない、あるいは「不殺生戒」のために殺人をすることがない、この2種です。
そうすると、殺す人にも2種類あるわけで、
たまたま殺してしまった人、あるいは意図的に殺した人。
インド人とはずいぶん哲学的な思考回路なんですねえ。
決断を迫られるとき、この調子で、Aであるか、Bであるか、AでもBでもあるか、AでもBでもないか、とじっくり考えてから言葉を発すれば、後期高齢者になっても他人に迷惑をかけず妄言をはかずにおだやかに過ごせるかもしれない。
インドといえば、テレビドラマの「ポロス」でのインド人の特徴は、正義感、客人のもてなし(敵が入り込んできた場合でも、当人が自分は客であるといえば客として丁重に扱う)など。
こんなにお人好しでいいのだろうかと思うくらい無防備な感じですが他人を陥れるということがまるでないようでした。
韓国ドラマでは「左利きの妻」を見ています。
定番のキーワード(孤児院育ち、DNA鑑定、交通事故、記憶喪失、整形、財閥など)のオンパレード。昔はこれに加えて白血病がありましたね。
あと、会話はほとんど絶叫に近いこと。がなり立てます。
ほんとにバカバカしいと思いつつ、ほかに見るものがないので無理して見ています。
中国ドラマ(時代劇)はそれなりにおもしろい。
特徴は、陰謀と裏切りの連続でとにかく全員がかたっぱしから腹黒い。
この国では出されたお茶を飲むのも命がけ。他人の言葉を真に受けるのは愚の骨頂。
「如意」を観ていてほんとうに気分が悪くなりました。
ドラマはフィクションの部分がほとんどですが、歴史的事実関係を確かめていくと、中国の歴史をかなり理解できるようになります。