望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

『ギンノキヲク』ウラ話&ウラ写真・その16・場当たり開始

2018-11-11 12:34:02 | 舞台・ウラ話

さて、いよいよ場当り開始となります。

このブログではおなじみですが、
再度また、説明させて頂きます。

場当りとは、照明さんや音響さんと、役者の芝居を合わせて、
総合的にシーンを完成させていく作業です。

ただ、場当りならではのやり方があって、

例えば、
「〇ページ、最初の池田の台詞から、〇ページ、暗転前まで」
みたいに、短く切りながら進めていきます。


役者が演技して、音響や照明と合わないところは、
打合せして、やり直して、またやり直して。

何度も何度も、打ち合わせ、やり直しを繰り返して。
この作業に、ものすごく時間がかかります。


でも、以前も書いたかもしれませんが、
この緊張と緩みのコントラストが、私好きなんですよね。

例えばまず、真剣に演技中のシーンをいくつか。







普通に舞台で見る役者の顔です。


そして舞台監督さんからのストップ。


一気にみんな素の顔になりますが、
基本、お仕事モードの顔ですね。

あちこちで打ち合わせが始まっています。


このあたりも、かなりいろいろ喋ってますね。
何かトラぶったのかな?

今回は新人さんも多かったので、
アドバイスなんかもありそうですね。


そして、この舞台の雰囲気はたぶん、
照明さんと演出家が打ち合わせ中なのでしょう。

なので、舞台上にいる役者は、完全に無関係です
それぞれ、何をやっているかはわかりません(笑)


そうそう。この写真で思い出しました。
ラストの合唱の位置を変えるということになって、

あーでもない、こーでもないと、ここでかなりの時間を食いました。

「時間を食う」というと、悪いイメージがあるかもしれませんが、
そうではなく、より良い形にするために「粘る」のです。


でも、こういう時って、役者の方は待ち時間なんですね。
ガンガン打ち合わせしたりする時間を過ぎ、
あまりやることがなくなって、ちょっとまったり。


場当りの待ち時間って、結構長いんです。

でも、なんか、私、この時間が好きなんですね。
ここまでオンとオフが切り替わることってあんまりなくて、
稽古場とは違う緊張感に、なんかワクワクしたりします。

って、ほとんど新人さん(笑)

さて、やっとこれから舞台裏へ回ります~。


   <つづく>






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