望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

これが、江戸の女郎の帯結びですぞ!

2013-03-27 18:34:10 | 演劇・舞台・小劇場

昨日の稽古は、女子は帯の結び方講座。

今回、幕末の品川宿が舞台(だと思う)ので、
「カタギではない」女性たちの帯結びです。


先生は着付けのプロでもある、伊藤貴子さん(写真向かって右)


チャレンジ中なのは、新造が結ぶ「文庫」と呼ばれる結び方。


普通、こういう文庫なんかは、前で結んでおいて、
よっこらせ~と後ろに回して出来上がりなんですが、

今回は違うんです。

前で結んだまま、なんです。


知りませんでした。

江戸の女郎って、帯を前で結んでいたんですね~。



そういえば、花魁道中なんかで大夫が結んでいる、
華やかな「俎板(まないた)」と呼ばれる帯も、前で結んでいますよね。


職業柄(笑)、帯を手っ取り早く締めたり、ほどいたりしやすいから?

とまぁ、その辺は勝手な勘ぐりなんですが、


日常の、つまり、「お仕事」のときの帯も、前で結んで、

こんな感じ 


いえーい! 結べたぜ! の記念撮影でゴザイマス 


ちょっとわかりにくいので(別にわからなくてもいいんですが)
よそのサイトから、勝手に画像を拝借。

こんな帯なんです。



まっとうな家の女性は絶対に結ばなかった、この帯、
帯を締めた形が「入」の字に似ているため、
「入山結び」と言うのだそう。


はい、今回の舞台、女郎役の面々は、
この帯でお客の部屋へ参ります。


さて、誰がこの帯を締めるんでしょうねぇ。

役が発表されたのは私だけで、
ほかは、誰もわからないんですよ~。


まだ、台本がないから 


きっと、明日の稽古には、

 どさっと、

  びっくりするほど、

    渡されるでしょう。


超人的なお忙しさは重々承知の上、
主宰、よろしくお願い致します! 



ちなみに・・・、

「入山結び、帯」といれて検索したら、
次から次へと、出てきたのが「登山関係」の話ばかり。

そうか、「にゅうざん」なのか!

こっちは「いりやま」なんだけどね(笑)









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